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化学書籍レビュー

有機合成のための遷移金属触媒反応

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  • 内容

?錯体触媒を用いる有機合成反応をその有用性の見地から簡潔に解説。それぞれの反応を理解しやすいように適切な最小限の代表例を選び、簡明な反応機構で説明する。

  • 対象

?有機合成を学ぶ大学生以上

 

  • 評価・解説

パラジウム化学の大家、辻二郎先生による著。有機金属化学の基礎的知識、反応性、合成活用例などを解説しています。反応形式毎に分類されているため、実用的な知見を欲する有機合成化学者にとって分かりやすいレイアウトとなっています。
2008年刊行の本書は、最新の知見がふんだんに盛り込まれています。例えばエンイン・アルキンメタセシス、C-H活性化反応、パラジウムクロスカップリングなど、最近進展著しい分野についても記載があります。このようなところまでフォローされている日本語書物は、現時点では他にありません。待望の一冊です!

 

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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