[スポンサーリンク]

世界の化学者データベース

スティーブン・ヴァン・スライク Steven Van Slyke

[スポンサーリンク]

スティーブン・ヴァン・スライク (Steven Van Slyke、19xx年xx月xx日-)は米国の化学者。元イーストマン・コダック社研究員。有機発光ダイオード(OLED)の発明者の一人(写真:burux.com)。

経歴

19xx Ithaca College 卒業
19xx ロチェスター研究所 修士号取得
1979-2010 イーストマン・コダック社 勤務
2010 カティーバ(Kateeva)CTO(Chief Technology Officer)

受賞歴

2001 ACS Industrial Innovation Award
2004 ACS Award for Team Innovation

研究業績

有機発光ダイオード(OLED)の発明

1980年後半に鄧 青雲とともに、低分子の有機化合物を用いた積層機能分離型デバイス発光素子を開発し、発光の高効率化に成功した[1]。この報告以来、OLEDの研究競争が活発化し、一大分野が勃興するに至った。

このイノベーションは、超薄型フラットパネルディスプレイの実現へと直結している。近年では照明への実用化に向けた研究も進んでおり、特に白色有機EL照明は蛍光灯に代わる新たな照明として注目を集めている。

OLED_2.jpg(画像:wired.com)

関連文献

  1. Tang, C. W.; Van Slyke, S. Appl. Phys. Lett. 1987, 51, 913. doi:10.1063/1.98799

関連動画

関連書籍

[amazonjs asin=”4534035411″ locale=”JP” title=”有機ELのすべて”]

外部リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. フリードリヒ・ヴェーラー Friedrich Wohler
  2. 中村 浩之 Hiroyuki Nakamura
  3. 中西 和樹 Nakanishi Kazuki
  4. ジン=クアン・ユー Jin-Quan Yu
  5. マット・シグマン Matthew S. Sigman
  6. ジョン・スティル John K. Stille
  7. 藤田 誠 Makoto Fujita
  8. F. S. Kipping賞―受賞者一覧

注目情報

ピックアップ記事

  1. 論文のチラ見ができる!DeepDyve新サービス開始
  2. 第41回ケムステVシンポ「デジタル化社会における化学研究の多様性」を開催します!
  3. 有機合成化学協会誌2021年10月号:フッ素化反応2010-2020
  4. ホウ素から糖に手渡される宅配便
  5. 化学の資格もってますか?
  6. 青色発光ダイオードの赤﨑勇氏らに京都賞
  7. EUで化学物質規制のREACHが施行
  8. 5-ヒドロキシトリプトファン選択的な生体共役反応
  9. 製薬系企業研究者との懇談会
  10. 生体分子と疾患のビッグデータから治療標的分子を高精度で予測するAIを開発

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2014年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目情報

最新記事

アクリルアミド類のanti-Michael型付加反応の開発ーPd触媒による反応中間体の安定性が鍵―

第622回のスポットライトリサーチは、東京理科大学大学院理学研究科(松田研究室)修士2年の茂呂 諒太…

エントロピーを表す記号はなぜSなのか

Tshozoです。エントロピーの後日談が8年経っても一向に進んでないのは私が熱力学に向いてないことの…

AI解析プラットフォーム Multi-Sigmaとは?

Multi-Sigmaは少ないデータからAIによる予測、要因分析、最適化まで解析可能なプラットフォー…

【11/20~22】第41回メディシナルケミストリーシンポジウム@京都

概要メディシナルケミストリーシンポジウムは、日本の創薬力の向上或いは関連研究分野…

有機電解合成のはなし ~アンモニア常温常圧合成のキー技術~

(出典:燃料アンモニアサプライチェーンの構築 | NEDO グリーンイノベーション基金)Ts…

光触媒でエステルを多電子還元する

第621回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所 生命・錯体分子科学研究領域(魚住グループ)にて…

ケムステSlackが開設5周年を迎えました!

日本初の化学専用オープンコミュニティとして発足した「ケムステSlack」が、めで…

人事・DX推進のご担当者の方へ〜研究開発でDXを進めるには

開催日:2024/07/24 申込みはこちら■開催概要新たな技術が生まれ続けるVUCAな…

酵素を照らす新たな光!アミノ酸の酸化的クロスカップリング

酵素と可視光レドックス触媒を協働させる、アミノ酸の酸化的クロスカップリング反応が開発された。多様な非…

二元貴金属酸化物触媒によるC–H活性化: 分子状酸素を酸化剤とするアレーンとカルボン酸の酸化的カップリング

第620回のスポットライトリサーチは、横浜国立大学大学院工学研究院(本倉研究室)の長谷川 慎吾 助教…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP