[スポンサーリンク]

世界の化学者データベース

ピーター・リードレイ Peter Leadlay

[スポンサーリンク]

 

ピーター•リードレイ(Peter Leadlay,19xx年xx月xx日-)は、イギリスの天然物化学者である。ケンブリッジ大学教授。

経歴

1971 B.A. in chemistry at the University of Oxford

1974 Ph.D in enzyme chemistry at the University of Oxford

19xx postral-doctor at ETH Zürich and Oxford

1979 lecturer at the University of Cambridge

1999 professor at the University of Cambridge

 

研究

type1 PKSの大家として知られており、天然物界の大御所である。

 

 

erythromycinの生合成

typeI PKSは、1990年にLeadlayらによって同定されました。このような巨大PKSはひとつのペプチド鎖の上にのっています。

erythromycinの場合、DEBS1DEBS2DEBS3という3つの酵素によって生合成が行なわれます。

 

Debs.gif

(図はLeadlayの研究室HPより抜粋)

Cortés, J., Haydock, S.F., Roberts, G.A., Bevitt, D.J. and Leadlay, P.F. (1990). An unusually large multifunctional polypeptide in the erythromycin-producing polyketide synthase of Saccharopolyspora erythraea. Nature, 348, 176-178.

 

rapamycinの生合成遺伝子クラスターの同定

免疫抑制剤として知られ、最近になり寿命を延ばす作用も見つかるなどrapamycinは注目を集めている分子です。ケムステ2009年10大注目分子でも取り上げられました。

Leadlayのグループは、このrapamycinの生合成遺伝子クラスターを同定しました。

 

rapamycin gene cluster.gif

(図は論文より抜粋)

Schwecke, T., Aparicio, J.F., Molnár, I., König, A., Khaw, L.E., Haydock, S.F., Oliynyk, M., Caffrey, P., Cortés, J., Lester, J.B., Böhm, G.A. Staunton, J. and Leadlay, P.F. (1995). The biosynthetic gene-cluster for the polyketide immunosuppressant rapamycin. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 92, 7839-7843.

 

type I PKSのエンジニアリング

また、erythromycinやrapamycinの生合成研究によって得られた知見を基に、type I PKSのモジュールを入れ替えることにより、様々な類縁体を作り出すことにも成功している。

gene manipulation.gif

(図は論文より抜粋)

Rowe, C.J., Böhm, I.U., Thomas, I.P., Wilkinson, B., Rudd, B.A., Foster, G., Blackaby, A.P., Sidebottom, P.J., Roddis, Y., Buss, A.D., Staunton, J. and Leadlay, P.F. (2001). Engineering a polyketide with a longer chain by insertion of an extra module into the erythromycin-producing polyketide synthase. Chemistry & Biology, 8, 475-85.

 

関連ウェブサイト

leadlaybanner-01-02.png

biotica.gif
Avatar photo

ゼロ

投稿者の記事一覧

女の子。研究所勤務。趣味は読書とハイキング ♪
ハンドルネームは村上龍の「愛と幻想のファシズム」の登場人物にちなんでま〜す。5 分後の世界、ヒュウガ・ウイルスも好き!

関連記事

  1. 吉野 彰 Akira Yoshino
  2. アルバート・コットン Frank Albert Cotton
  3. ジョージ・フェール George Feher
  4. ロバート・ランガー Robert S. Langer
  5. フレデリック・キッピング Frederic Stanley Ki…
  6. ジャン=マリー・レーン Jean-Marie Lehn
  7. シャンカー・バラスブラマニアン Shankar Balasubr…
  8. アジズ・サンジャル Aziz Sancar

注目情報

ピックアップ記事

  1. 化学者のためのエレクトロニクス講座~配線技術の変遷編
  2. 含ケイ素三重結合化合物(Si≡Mo、Si≡C)
  3. 京都の高校生の学術論文が優秀賞に輝く
  4. 第23回日本蛋白質科学年会 企画ワークショップ『反応化学の目からタンパク質を理解し、制御する』
  5. 非古典的カルボカチオンを手懐ける
  6. 最少の実験回数で高い予測精度を与える汎用的AI技術を開発 ~材料開発のDX:NIMS、旭化成、三菱ケミカル、三井化学、住友化学の水平連携で実現~
  7. 貴金属に取って代わる半導体触媒
  8. 第75回―「分子素子を網状につなげる化学」Omar Yaghi教授
  9. 西林 仁昭 Yoshiaki Nishibayashi
  10. CEMS Topical Meeting Online 機能性材料の励起状態化学

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2012年10月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

注目情報

最新記事

CIPイノベーション共創プログラム「有機電解合成の今:最新技術動向と化学品製造への応用の可能性」

日本化学会第106春季年会(2026)で開催されるシンポジウムの一つに、CIPセッション「有機電解合…

CIPイノベーション共創プログラム「世界を変えるバイオベンチャーの新たな戦略」

日本化学会第106春季年会(2026)で開催されるシンポジウムの一つに、CIPセッション「世界を変え…

年会特別企画「XAFSと化学:錯体, 触媒からリュウグウまで –放射光ことはじめ」

放射光施設を利用したX線吸収分光法(XAFS)は、物質の電子状態や局所構造を元素選択的に明らかにでき…

超公聴会 2026 で発表します!!【YouTube 配信】

超公聴会は、今年度博士号を取得する大学院生が公聴会の内容を持ち寄ってオンライン上で発表する会です。主…

日本化学会 第104春季年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part II

さて、Part Iに引き続きPart II!年会をさらに盛り上げる企画として、2011年より…

凍結乾燥の常識を覆す!マイクロ波導入による乾燥時間短縮と効率化

「凍結乾燥は時間がかかるもの」と諦めていませんか?医薬品や食品、新素材開発において、品質を維…

日本化学会 第104春季年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part I

まだ寒い日が続いておりますが、あっという間に3月になりました。今年も日本化学会春季年会の季節です。…

アムホテリシンBのはなし 70年前に開発された奇跡の抗真菌薬

Tshozoです。以前から自身の体調不良を記事にしているのですが、昨今流行りのAIには産み出せな…

反応操作をしなくても、化合物は変化する【プロセス化学者のつぶやき】

前回まで1. 設定温度と系内の実温度のお話2. 温度値をどう判断するか温度を測ること…

ジチオカーバメートラジカル触媒のデザイン〜三重項ビラジカルの新たな触媒機能を発見〜

第698回のスポットライトリサーチは、名古屋大学大学院工学研究科(大井研究室)博士後期課程1年の川口…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP