[スポンサーリンク]

archives

Hantzschエステル:Hantzch Ester

[スポンサーリンク]

三級アミドの金属フリー還元反応

Charettらは,Hantzschエステル(1)を用いた三級アミドの金属フリー還元反応を報告しています。それによると,三級アミドはTf2Oと反応し,イミニウムトリフラートを生じ,これが穏やかな還元試剤である1により選択的な還元を受けると推測できます。この反応は通常のLAHなどを用いた場合と比較し,副生物の生成を押さえることができます。また,様々な官能基を有する第三級アミドも選択的に還元することができることから,天然物の合成などへの応用が期待されます。

“Highly Chemoselective Metal-Free Reduction of Tertiary Amides”

G. Barbe, A. B. Charette, J. Am. Chem. Soc. 2008, 130, 18. DOI: 10.1021/ja077463q

ja077463qn00001

 This communication describes the chemoselective metal-free reduction of tertiary amides to the corresponding amines. Hantzsch ester is used as a mild reducing agent for the reduction of trifluoromethanesulfonic anhydride activated amides providing the tertiary amines with high functional group tolerance.

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. TEMPOよりも高活性なアルコール酸化触媒
  2. 導電性高分子の基礎、技術開発とエネルギーデバイスへの応用【終了】…
  3. π-アリルパラジウム錯体
  4. 1,3-ジオールの不斉非対称化反応による光学活性オキサゾリン誘導…
  5. ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0):Bis…
  6. 酢酸鉄(II):Acetic Acid Iron(II) Sal…
  7. 3-メチル-1-フェニル-2-ホスホレン1-オキシド:3-Met…
  8. クロロ(1,5-シクロオクタジエン)ロジウム(I) (ダイマー)…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. マニュエル・アルカラゾ Manuel Alcarazo
  2. ブラシノステロイド (brassinosteroid)
  3. アルキンの水和反応 Hydration of Alkyne
  4. 抗生物質
  5. 【悲報】HGS 分子構造模型 入手不能に
  6. リアルタイムで分子の自己組織化を観察・操作することに成功
  7. シュガーとアルカロイドの全合成研究
  8. 製薬各社 2011年度 第2四半期決算
  9. イリジウム錯体:Iridium-complex
  10. ナザロフ環化 Nazarov Cyclization

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

注目情報

注目情報

最新記事

第112回―「生体分子センサー・ドラッグデリバリーシステムの開発」Shana Kelley教授

第112回の海外化学者インタビューは、シャナ・ケリー教授です。トロント大学生化学科に所属し、ナノマテ…

電気化学ことはじめ(1) 何が必要なの??

化学の中で酸化還元反応というのは非常によく出てくるトピックであり、高校でも水の電気分解から電気化学系…

【書籍】電気化学インピーダンス 数式と計算で理解する基礎理論

(↓kindle版)概要インピーダンス測定の結果をいかに解釈すべきか.その理…

国際化学オリンピック、日本の高校生4名「銀」獲得

文部科学省は2020年7月31日、オンラインで開催された「第52回国際化学オリンピック」に参加した高…

有機合成化学協会誌2020年8月号:E2212製法・ヘリセン・炭素架橋オリゴフェニレンビニレン・ジケトホスファニル・水素結合性分子集合体

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2020年8月号がオンライン公開されました。今回は担当…

第八回ケムステVシンポジウム「有機無機ハイブリッド」を開催します!

夏真っ盛りですね。某ウイルスのもろもろに目を奪われがちですが、この季節は熱中症にも気をつけましょう。…

巧みに設計されたホウ素化合物と可視光からアルキルラジカルを発生させる

第268回のスポットライトリサーチは、金沢大学医薬保健研究域薬学系(大宮研究室)の佐藤 由季也(さと…

第111回―「予防・診断に有効なナノバイオセンサーと太陽電池の開発」Ted Sargent教授

第111回の海外化学者インタビューは、Ted Sargent教授です。トロント大学電気・計算機工学科…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP