[スポンサーリンク]

archives

位置選択性の制御が可能なスチレンのヒドロアリール化

[スポンサーリンク]

D3446.gif

 
 

吉戒らは,位置選択性の制御が可能なスチレンのヒドロアリール化反応を報告しています。それによれば,コバルト触媒を用いたC-H結合の活性化によるスチレンのヒドロアリール化において,配位子として1,3-ジメシチルイミダゾリウムクロリド(IMes•HCl)を用いた場合は直鎖型,トリシクロヘキシルホスフィン(PCy3)を用いた場合は分岐型の生成物が選択的に得られます。この反応は安価なコバルト触媒を使用し,比較的温和な条件下で行えるなどの利点も有しています。

K. Gao, N. Yoshikai, J. Am. Chem. Soc. 2011, 133, 400.

 
 
TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. ピバロイルクロリド:Pivaloyl Chloride
  2. イオン液体のリチウムイオン電池向け電解液・ ゲル電解質への応用【…
  3. 【サステナブルなものづくり】 マイクロ波の使い方セミナー 〜実験…
  4. マテリアルズ・インフォマティクスで用いられる統計[超入門]-研究…
  5. 高反応性かつ取扱い容易な一酸化炭素の代用試薬,N-…
  6. ビス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)銅(II)水和物 : B…
  7. 炭酸ビス(ペンタフルオロフェニル) : Bis(pentaflu…
  8. ビス(トリ-o-トリルホスフィン)パラジウム(II) ジクロリド…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 2012年ケムステ人気記事ランキング
  2. アウグスト・ホルストマン  熱力学と化学熱力学の架け橋
  3. 第15回 有機合成化学者からNature誌編集者へ − Andrew Mitchinson博士
  4. NMR in Organometallic Chemistry
  5. 生体医用イメージングを志向した第二近赤外光(NIR-II)色素:①単層カーボンナノチューブ
  6. 電場を利用する効率的なアンモニア合成
  7. 音声入力でケムステ記事を書いてみた
  8. Scifinderが実験項情報閲覧可能に!
  9. イミンを求核剤として反応させる触媒反応
  10. ロルフ・ミュラー Rolf Muller

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2012年9月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

注目情報

最新記事

実験条件検討・最適化特化サービス miHubのメジャーアップデートのご紹介 -実験点検討と試行錯誤プラットフォーム-

開催日:2023/12/13 申し込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足の…

カルボン酸β位のC–Hをベターに臭素化できる配位子さん!

カルボン酸のb位C(sp3)–H結合を直接臭素化できるイソキノリン配位子が開発された。イソキノリンに…

【12月開催】第十四回 マツモトファインケミカル技術セミナー   有機金属化合物 オルガチックスの性状、反応性とその用途

■セミナー概要当社ではチタン、ジルコニウム、アルミニウム、ケイ素等の有機金属化合物を“オルガチッ…

保護基の使用を最小限に抑えたペプチド伸長反応の開発

第584回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院 薬学系研究科 有機合成化学教室(金井研究室)の…

【ナード研究所】新卒採用情報(2025年卒)

NARDでの業務は、「研究すること」。入社から、30代・40代・50代……

書類選考は3分で決まる!面接に進める人、進めない人

人事担当者は面接に進む人、進まない人をどう判断しているのか?転職活動中の方から、…

期待度⭘!サンドイッチ化合物の新顔「シクロセン」

π共役系配位子と金属が交互に配位しながら環を形成したサンドイッチ化合物の合成が達成された。嵩高い置換…

塩基が肝!シクロヘキセンのcis-1,3-カルボホウ素化反応

ニッケル触媒を用いたシクロヘキセンの位置および立体選択的なカルボホウ素化反応が開発された。用いる塩基…

中国へ行ってきました 西安・上海・北京編①

2015年(もう8年前ですね)、中国に講演旅行に行った際に記事を書きました(実は途中で断念し最後まで…

アゾ重合開始剤の特徴と選び方

ラジカル重合はビニルモノマーなどの重合に用いられる方法で、開始反応、成長反応、停止反応を素反応とする…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP