■概要
製造現場では、分離・濃縮工程が製造コストや品質を大きく左右します。
蒸留や吸着など十分に確立されているように見えますが、なかには分離・濃縮が難しい/非効率なものも多くあります。
例えば、医農薬や香料などファインケミカルの製造現場では、多品目・多段階の化学反応を実施するため、洗浄溶剤としてイソプロピルアルコール(IPA)が頻繁に使われます。しばしば水との混合物となってしまいますが、共沸が理由で蒸留では90%以上のIPAを得ることは困難なため、捨てざるを得ないこともしばしばです。
酢酸をはじめ、乳酸、コハク酸、グルコン酸など有機酸の多くは、希薄な水溶液として微生物により生産されます。水は潜熱の大きい物質です。これを大量に除くためには、エネルギーも時間も必要です。お酢のような食品原料であれば、熱をかけすぎれば風味を失ってしまいかねません。
近年、欧州を中心に広がっている、バニリンやリモネンなどの天然香料。自然界での存在量がわずかな成分をお客様にご利用いただくには、製品を濃縮する必要があります。しかし、熱をかけすぎれば香りが変性してしまうため、濃縮は容易ではありません。
このように“従来手段では分離・濃縮の難しい物質”を、無機膜でどのように分離するのか。ポイントは、無機膜が有する耐酸性、耐溶剤性、耐熱性です。反対に、膜分離に適さないのはどのようなものなのか。
基礎から分かりやすく、30分でご説明しますので、ぜひお気軽にご参加ください。
■こんな方におすすめ!
医農薬/香料/食品原料/化学/燃料などの製造業において、新規事業開発、研究開発、生産技術に従事されており、以下のような課題や要望をお持ちの方々
- 濃縮により熱劣化してしまう
- 濃縮に多大なエネルギー消費・CO2排出を伴っている
- 溶剤/ガスのリサイクルにより既存プロセスの経済性を改善したい
- 分離技術を探しているが、既存の膜では耐久性に課題がある
■本セミナーで得られる情報
無機膜による分離の原理とメリット
無機分離膜に向くアプリケーションと向かないアプリケーション例
推奨アプリケーションにおける分離シミュレーション・膜モジュールコストの超概算例
■アプリケーション例(効果例)
イソプロパノールの脱水濃縮
エタノールの脱水濃縮
有機酸の脱水濃縮
水素の分離
香料エキスの濃縮
■日時
※以下のとおり、開催日ごとに、開始時間、内容、申し込みURLが異なりますのでご注意ください。
7月29日(水)13:30~14:00
【ファインケミカル・次世代燃料向け】 無機分離膜によるコストダウン・CO2排出削減 ~IPA脱水、水素分離、エタノール脱水など~
8月5日(水)14:30~15:00
【ライフサイエンス・バイオものづくり向け】 無機分離膜による品質改良、コストダウン ~有機酸脱水、香料エキス濃縮、蒸留酒脱水など~
■参加費用
無料
■スピーカー
菅野 雅皓 / 事業開発マネージャー(Ph.D.)
■主催
イーセップ株式会社
■お問い合わせ先
イーセップ株式会社
ご連絡先:esep@esep.co.jp






























