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求職者の「内定6社でも決めきれない理由」を深掘りし、密な連携でベストマッチングを支援

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化学業界における転職の難しさは、「同じ職種であっても、分野が異なれば即戦力になりづらい点」にあります。そんな化学業界の転職において、精度の高いマッチングを実現しているのがLHH転職エージェント(以下、LHH)です。自らを「専門家同士の接点」と位置づけ、採用マーケットのプロとして転職者をサポートしています。

今回ご紹介するのは、すでに6社の内定を獲得していた求職者と、採用失敗の続いていた企業をつなぎ、両者にとって満足度の高い転職を成功させた事例です。30代の男性求職者の人柄やライフビジョンを的確にくみとり、採用に慎重だった企業の背中を押した転職支援の経緯について、担当コンサルタントであるChemical & Plant紹介部Chemical East課の髙木祥公さんに伺いました。

〈目次〉

・採用失敗続きのメーカーからの依頼 内定6社の優秀な人材をスカウト

・企業と密な連携をはかり、スピーディーな選考スケジュールを実現

・人と企業の緩衝材となり、選択肢を提供することがコンサルタントの価値

・業界でも珍しい、化学分野に特化した経験豊富なコンサルティング

採用失敗続きのメーカーからの依頼 内定6社の優秀な人材をスカウト

本件を担当した髙木さんは、人材紹介として24年の経験がある採用コンサルタント。主に化学・金属・素材分野の転職を支援し、成約件数は約350件にも及びます。中でも得意としている職種は研究開発、品質保証、品質管理、化学物質管理といった化学系技術専門職や、営業・マーケティング関連、新規事業開発など。今回の事例は、「製造現場の担当スタッフを採用したい。紹介料や手数料が高くても構わない」という関東の総合洗浄剤メーカーからのご依頼が発端だと、髙木さんは振り返ります。同社では、社員の紹介やハローワークなどを通じて製造現場のスタッフを採用してきましたが、「作業環境が厳しい」「製造プロセスが難解」といった理由で短期離職者が続出していました。

「その企業様とは前職からのお付き合いがあり、3名が私の紹介を経て入社されました。それもあって、お困り事を相談してくださったのではないでしょうか」

同社の希望は「作業環境についてきちんと理解した上で長く勤務してくれる、気概のある人材」「化学品系の会社で製造オペレーターの経験があればなお良し」。そうした条件を踏まえ、髙木さんが白羽の矢を立てたのが、化学品工場での製造オペレーター歴8年、現場の作業リーダーも務めていた30代男性の求職者・Tさんでした。製造現場をきちんと回せるオペレーターの採用にはどの企業も苦戦しているため、このような人材は引く手あまた。Tさんも、髙木さんがスカウトした時点で、すでに6社から内定を獲得していました。

「本来なら、新たなスカウトに応じる状況ではありません。ですが、企業の製品特性や競争優位性、Tさんのキャリアとの接点を具体的に示し、『比較検討する価値がある』と感じていただくようにしました。実際、Tさんも『ああ、あの洗浄剤メーカーね』と、すぐにピンときている様子でした。ただ社名を提示するだけではマッチングできなかったと思います」

面談では、Tさんの転職理由や価値観について深掘りしていったといいます。Tさんが転職を検討していた理由は「事業の将来性への不安」であり、人間関係や仕事内容などではありませんでした。この点に着目し、「製品が存続する限り長く働ける人材」と判断。ニッチな市場で強みを持つ企業のポジショニングを丁寧に説明し、規模ではなく事業の安定性という観点で企業を理解してもらいました。

さらに重要だったのが、働き方に関する希望でした。夜勤がないことや生活リズムの安定といった条件が、候補者のライフプランと合致。このようなソフト面も含めてマッチングを行うことで、「長く働けるイメージ」を具体化していきました。

「6社の中で決めきれない理由についても詳しく伺いました。その上で、『内定は2つあればいい。6つも返事を保留していると、Tさんの評判も下がってしまう。断れるところは断るべき』とお伝えし、Tさんに寄り添いつつ断り方や順番を一緒に考えていったのです」

企業と密な連携をはかり、スピーディーな選考スケジュールを実現

何もかも順調に見えるものの、実際の選考には2つ課題がありました。まず、求職者側の事情により、約2週間という極めてタイトなスケジュールで、すべての選考を終えなくてはならなかったことです。Tさんが「すでに内定はあるが、希望日程で選考を終えられるならチャレンジしたい」と前向きだったこともあり、このまま埋もれてしまうのはもったいないと、企業側に柔軟な対応を働きかけました。

「社長が海外出張中だったこともあり、はじめは企業側から難色を示されました。そこで、『このポジションは代替人材をすぐに見つけられるものではなく、次の紹介が数カ月先になる可能性もある』と市場感を率直にお伝えし、意思決定を促しました。さらに、対面にこだわらず、まずはWeb面接を実施し、社長の帰国後に現場見学を行うという段階的な選考プロセスを提案。結果、社長と工場長による最終面接に進めることになりました」

ここでもう一つの壁が立ちはだかります。企業側は数々の失敗経験から、「短期間で決めてしまうことへの不安」を強く持っていました。それに加え、「欲を言えばもう少し専門性が欲しい」との声も一部で存在しました。しかし髙木さんは、Tさんが200人規模の母集団から厳選された人材であることや、同レベルの人材を再度探す場合の時間的コストを具体的に提示し、現実的な判断を促しました。結果、社長と工場長、そして髙木さんを交えた打ち合わせを経て、スピード感のある決断の重要性が共有され、採用に至ったのです。

「Tさんは、最終的な決め手として『事前説明とのギャップがほとんどなかった点』とおっしゃっていました。企業説明、面接での説明、現場の状況が一貫しており、作業環境や製品の強みについても納得感があったというのです。そのため『長く働けそう』という具体的なイメージを持つことができ、意思決定に至りました。一方、企業様は先にお話しした通り、過去の失敗経験から採用に慎重な姿勢でした。ですが、求職者の意欲や基本的な適性、さらに市場における希少性を踏まえ、『機会を逃すリスク』と比較したうえで採用を決断してくださったのでしょう」

人と企業の緩衝材となり、選択肢を提供することがコンサルタントの価値

「おそらく、Tさんは他の選択でも成功していたでしょう。ですが、新たな視点を提示し、意思決定をクリアにして、選択肢の質を高めて提供することこそが、コンサルタントの本質的な価値ではないかと考えています」

髙木さんがコンサルタントとして大切にしているのが、「人柄のマッチング」です。スキルが合致していても、上司やチームとの相性が悪ければ長期的な活躍は難しい。そのため、髙木さんは、上司の顔が見えないポジションは扱わないと断言します。

企業側とは直接的なコミュニケーションを重ね、経営者や現場責任者の考え方、コミュニケーションスタイルを把握。さらに、タイプ分類などのフレームワークも活用しながら、どのような人材がフィットするかを多角的に分析したうえで、「何を期待するか」という問いを通じて、チームの状態や求職者に求める役割を掘り下げていくといいます。

「求職者の魅力を企業に伝える際にも、主観的な評価ではなく、具体的なエピソードや発言を用いて人物像を描写するようにしています。言葉の選び方や反応の仕方といった細部から、その人の価値観や人間性、品格まで垣間見えるのです」

また、LHHには「ビジョンマッチング」という考え方があります。これは単なるスキルや経歴の一致ではなく、企業と求職者双方の価値観や将来像を踏まえたマッチングを重視するアプローチです。

髙木さんによると、スキルや経験といったハード面だけであれば、ある程度機械的に判断できる領域であり、書類ベースのマッチング自体は高い確率で成立するといいます。では、その中でコンサルタントが存在する意味は何か。企業と求職者の間に立ち、時には緩衝材として機能しながら、双方が本音を引き出せる関係を築き、言語化しきれていない違和感や期待をすり合わせる。そうした役割は、単なるデータマッチングでは代替できない、LHHの介在価値が発揮される領域だといいます。

業界でも珍しい、化学分野に特化した経験豊富なコンサルティング

また、LHHの強みとして髙木さんが挙げるのが、化学業界に特化したコンサルタントチームの存在です。

「製造業全体を扱うエージェントは多いですが、LHHのように化学分野に特化したチームがあり、かつ経験の長いコンサルタントが複数人所属するようなエージェントは限られています。化学のような専門性の高い分野においては、コンサルタントの業界理解の深さがそのままマッチング精度に直結するため、LHHの体制は大きな差別化要素です。『化学業界で転職するなら、LHHに相談するべき』と、自信を持って言えます」

今回の事例は、限られた時間の中で求職者と企業側の状況を把握し、柔軟なプロセス設計と丁寧な意思決定支援を行うことで成立しました。単なる条件マッチングにとどまらず、事業理解、将来性、働き方、さらには求職者本人の価値観にまで踏み込んだ「総合的な調整」が、成功の鍵だったと言えるでしょう。

求人情報そのものを収集するだけであれば、個人でも容易に行える時代です。しかし実際には、膨大な情報の中から自分の志向やスキル、企業風土に合致する環境を見極めるのは難易度が高く、多くの時間と労力を要します。特に専門分野の技術者であればなおさらです。

「企業との条件交渉や選考調整といったプロセスも、個人で進めるには負担が大きいものです。そのため、転職活動は一人で抱え込むのではなく、転職コンサルタントや家族、信頼できる仕事仲間や先輩、同僚などと連携しながら進めることが、納得度の高い意思決定につながります。中でも化学業界においては、業界知識を備えた専門チームが所属するエージェントに相談することで、より質の高い情報提供と支援が期待できます。最初は相談に躊躇するかもしれませんが、ぜひ信頼できるコンサルタントを探してみてください」

〈プロフィール〉

LHH転職エージェント コンサルタント:高木 祥公(たかぎ よしまさ)

大手人材紹介会社での分業スタイルのコンサルタントを経て、直近16年間は両面スタイルでのコンサルタントとして、化学・素材・金属業界における支援実績を持つ。外資系化学メーカー、日系上場化学メーカー、日系中堅企業、中小オーナー企業まで幅広く網羅した取引実績があるため、候補者様の専門性やキャリア志向にマッチした精度の高いご提案が可能。

LHH転職エージェントについて


LHH転職エージェントとは、世界最大の総合人財サービス企業アデコが日本で展開する転職支援サービスのブランド名称です。国内では大都市圏を中心に事業を展開し、各領域に精通した転職コンサルタントがさまざまな業界・職種の転職サポートを行っています。ライフサイエンス・メディカル領域においては、化学業界を軸に、理化学機器、製薬、再生医療、医療機器といった分野でご活躍される方々の転職をサポートしています。

※LHH Japan公式 note

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