[スポンサーリンク]

一般的な話題

目指せ化学者墓マイラー

[スポンサーリンク]

今年もいよいよ残すところあとわずかになりました。年末は色々と忙しいものですが、今年一年を振り返ったりするのもいいでしょうね。

過去を振り返ると言えば、過去の偉人たちに思いをはせるのもまたいいと思います。そんな時、偉人のお墓参りなんていかがでしょうか?全く非科学的ではありますが、何か新しいインスピレーションを得ることができるかもしれません。

というわけで年の最後に新シリーズ(?)、目指せ“化学者墓マイラー”と題しまして、化学地球儀から化学者の墓所をいくつか紹介していきたいと思います。

概説

Bergfriedhof はドイツのハイデルベルグにある、多数の化学者を含む数々の著名人が眠る共同墓地。山の墓地の意。

 

 

マップ

その他の化学地球儀はこちらからどうぞ

マップ上部の白い四角の部分をクリックしても大きな化学地球儀 が表示されます。

 

解説

各国には広大な敷地を有する墓地、霊園があります。そんな大きな墓地には偉人が眠っているものです。HeidelbergにあるBergfriendofはドイツの数多の著名人が眠る墓地として有名です。ドイツといえば偉大な化学者を多数輩出してきました。Bergfriendofにも多くの化学者が眠っておりますのでご紹介しましょう。

Bosch_graveCarl Boschの墓(Wikipediaより)

化学者 主な業績 生没年
Carl Bosch アンモニアの合成 (1931年ノーベル化学賞) 1874–1940
Julius Wilhelm Brühl 物質の分光学 1850–1911
Robert Wilhelm Bunsen セシウム、ルビジウムの発見 1811–1899
Theodor Curtius 有機ジアゾ化合物などの反応 1857–1928
Leopold Gmelin フェリシアン化カリウム、胆汁酸の発見、エステルの提唱 1788–1853
Rudolf Knietsch 接触式硫酸製造法、液化塩素の製造法の開発 1854–1906
Richard Kuhn カロテノイド、酵素の研究(1938年ノーベル化学賞) 1900–1967
Victor Meyer 気体の分子量測定法の開発 1848–1897
Karl von Schlippe 硫黄の製造法の開発 1798–1867
Ehrhart Schott セメント工業 1879–1968

 

 Kuhn_graveRichard Kuhnの墓(Wikipediaより)

超が付く有名化学者から比較的知られていない化学者まで様々ですが、一度訪れて献花でもしてみたいものです。

一時期墓マイラー(掃苔家)なるブームがあったようですが、今はどうなんでしょう。科学者(化学者)に特化した墓マイラーになってみるのもいいかもしれませんね。化学地球儀の方に少しずつ国内外化学者のお墓を更新していきますので、ぜひともご覧下さいませ。

それでは皆様よいお年を!

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4413094824″ locale=”JP” title=”日本全国・有名人のお墓めぐり!墓マイラーの散歩地図 (青春文庫)”] [amazonjs asin=”4817202777″ locale=”JP” title=”ぼちぼち歩こう 墓地散歩”] [amazonjs asin=”4622075369″ locale=”JP” title=”大気を変える錬金術――ハーバー、ボッシュと化学の世紀”] [amazonjs asin=”4623030644″ locale=”JP” title=”現代ドイツ化学企業史―IGファルベンの成立・展開・解体 (MINERVA人文・社会科学叢書)”]

 

関連リンク

 

 

Avatar photo

ペリプラノン

投稿者の記事一覧

有機合成化学が専門。主に天然物化学、ケミカルバイオロジーについて書いていきたいと思います。

関連記事

  1. 近赤外光を吸収する有機分子集合体の発見
  2. 軸不斉のRとS
  3. Carl Boschの人生 その6
  4. 抗体結合ペプチドを用いる非共有結合的抗体-薬物複合体の創製
  5. ロタキサンを用いた機械的刺激に応答する効率的な分子放出
  6. 水素ガス/酸素ガスで光特性を繰り返し変化させる分子
  7. ガリウムGa(I)/Ga(III)レドックス反応を経る化学変換 …
  8. 1と2の中間のハナシ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 二酸化セレン Selenium Dioxide
  2. 英語で授業/発表するときのいろは【アメリカで Ph.D. をとる: TA 奮闘記 その 1】
  3. 蛍光標識で定性的・定量的な解析を可能に:Dansyl-GSH
  4. 直径100万分の5ミリ極小カプセル 東大教授ら開発
  5. ウクライナ危機と創薬ビルディングブロック –エナミン社のケースより–
  6. 塩化インジウム(III):Indium(III) Chloride
  7. マイクロ波プロセスの工業化 〜環境/化学・ヘルスケア・電材領域での展開と効果〜(1)
  8. メソポーラスシリカ(1)
  9. 有機合成化学協会誌2018年4月号:脱カルボニル型カップリング反応・キレートアミン型イリジウム触媒・キラルリン酸・アリル銅中間体・窒素固定
  10. 【化学×AI・機械学習クラウド】実験科学者・エンジニア自身が実践するデータサイエンス/データケミカル株式会社

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2014年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

注目情報

最新記事

CIPイノベーション共創プログラム「有機電解合成の今:最新技術動向と化学品製造への応用の可能性」

日本化学会第106春季年会(2026)で開催されるシンポジウムの一つに、CIPセッション「有機電解合…

CIPイノベーション共創プログラム「世界を変えるバイオベンチャーの新たな戦略」

日本化学会第106春季年会(2026)で開催されるシンポジウムの一つに、CIPセッション「世界を変え…

年会特別企画「XAFSと化学:錯体, 触媒からリュウグウまで –放射光ことはじめ」

放射光施設を利用したX線吸収分光法(XAFS)は、物質の電子状態や局所構造を元素選択的に明らかにでき…

超公聴会 2026 で発表します!!【YouTube 配信】

超公聴会は、今年度博士号を取得する大学院生が公聴会の内容を持ち寄ってオンライン上で発表する会です。主…

日本化学会 第104春季年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part II

さて、Part Iに引き続きPart II!年会をさらに盛り上げる企画として、2011年より…

凍結乾燥の常識を覆す!マイクロ波導入による乾燥時間短縮と効率化

「凍結乾燥は時間がかかるもの」と諦めていませんか?医薬品や食品、新素材開発において、品質を維…

日本化学会 第104春季年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part I

まだ寒い日が続いておりますが、あっという間に3月になりました。今年も日本化学会春季年会の季節です。…

アムホテリシンBのはなし 70年前に開発された奇跡の抗真菌薬

Tshozoです。以前から自身の体調不良を記事にしているのですが、昨今流行りのAIには産み出せな…

反応操作をしなくても、化合物は変化する【プロセス化学者のつぶやき】

前回まで1. 設定温度と系内の実温度のお話2. 温度値をどう判断するか温度を測ること…

ジチオカーバメートラジカル触媒のデザイン〜三重項ビラジカルの新たな触媒機能を発見〜

第698回のスポットライトリサーチは、名古屋大学大学院工学研究科(大井研究室)博士後期課程1年の川口…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP