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文具に凝るといふことを化学者もしてみむとてするなり⑧:ネオジム磁石の巻

今回はかなり地味ですが実験で気に入って使っているネオジム磁石を(「文具に凝るといふことを化学者もしてみむとてするなり⑧」として)紹介したいと思います。まあ最近実験できてないので気に入っていと言うべきかもしれませんが・・・(汗)。

 

 

筆者は有機系の研究室に所属しています。そのため学生時代から反応後に攪拌子をフラスコから取り出したり、攪拌子を固定して反応液を移すために磁石を使っていました。もちろん攪拌子は攪拌子取出棒を使えば取り出せるわけですが、フラスコ内になるべく異物を入れたくないので外から攪拌子を固定するのが好きでした。

 

ただ、普通の磁石ではやや磁力が弱く強力な磁石が欲しいなと思っていました。そんなおり、ホームセンターで最強の磁石という売り文句でネオジム磁石が売られていたために1000円もの高額で購入しました。

 

使った感想として良い点としては、

  1. とにかく強力:あまり意味はないですが攪拌子で挟むと100 mLナスフラスコが浮きます(かなりギリギリですが)。
  2. サイズ、形が多様:ネオジム磁石には色々な大きさと形のものがあります。個人的には直径2cm、厚み5mm程度が使いやすい気がします。
  3. 表面が滑らか。

2011_Neodymium_magnet_Zhejiang

 

などがあります。

 

一方で欠点としては、

  1. 値段が高い:アマゾンで一個200円程度なんですが、一般的な磁石よりはかなり高価です(追記:最近大変安くなりました)。まあホームセンターで買ったのが1000円だったので個人的には200円が安く感じてますが・・・。
  2. 強力すぎる:ドラフトに付けておくと傷になりますので、傷になってもいい場所に保管した方が良さそうです。
  3. メッキが剥がれる:2年以上使っているといつしか銀色のメッキが少し剥がれてきました。
  4. 割れる:2年以上使ったある日、ネオジム磁石同士をくっつけた際に下図のように割れてしまいました。

magnet3.png

などがあります。

 

このようにネオジム磁石には問題点も結構ありますが、一旦使い始めると安心感があり手放せないアイテムです。もし今使っている磁石に不満がありましたらネオジム磁石を試してみてはどうでしょう。

[追記2012. 11.26] @ikemonmon  さんからダイソーもネオジムを扱っているという情報をいただきました。試してみてはいかがでしょうか。直径6mm程度の小さなものですが100円で8枚程度ついています。

 

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