[スポンサーリンク]

化学者のつぶやき

論文執筆&出版を学ぶポータルサイト

[スポンサーリンク]

 

研究機関の研究者として研究結果を世界に公表するためには論文を執筆することが必須です。研究者にとって論文執筆の時間は最も上位を締めていることでしょう。

それではそれに関連する情報ウェブサイトがあってもいいのではないか?と思いませんか。実は最近そのようなウェブがオープンしました。

それが、エディテージ・インサイトというウェブサイトです。今回は最近巡回しているこのサイトについて簡単に紹介させていただきたいと思います。

 

エディテージ・インサイトとは?

2014年2月にオープンの研究者&ジャーナルのための情報ポータルサイトです。論文執筆から投稿の準備、そのプロセス、出版倫理や研究執筆に携わる方に役立つ情報を提供していくことを目標としているらしいです。各記事のページビューも高く、既にご存じの方も多いかもしれません。

2014-04-28_03-35-36.pngエディテージ・インサイトのHP

どんな情報を提供しているの?

上記のタブから見ると6つのコーナー(?「論文投稿の準備」「論文投稿プロセス」「研究業界で話題のトピック」「ニュース&イベント」、「インタビュー」、「お役立ち情報」)を中心に構成されているようです。最新記事をみてみると、1日に2つから3つの記事が上がる日もあり、かなり頻繁に更新されていることがわかります。

「論文投稿の準備」では文章の執筆からアートワークのデザインまでのどう進めていくかの指南があります。

例えば、コンマ、角括弧、ダッシュの使い方(簡単なヒント)能動態と受動態の使い方研究論文での過去形と現在形の使い方

など、かなり基本的なことを記事にして紹介してくれています。

例:能動態と受動態の使い方より

現在完了形:?現在完了形を使うのは、現在につながっている過去の出来事について語る時、傾向について語る時、最近終わるか始まるかしたばかりの出来事、または今も続いている出来事について書く時です。

例)

  • The use of cell phones or mobile phones to access the Internet has increased recently?
  • Multi-megawatt turbines have been used in Europe for offshore sites.

 

一方「論文投稿の準備」のコーナーで投稿前に知っておきたいこと、ピアレビューのプロセスなどについて具体的に説明しています。

例えば、 文投稿を成功させるためには?Dr. Eddyのお悩み相談:ジャーナルからの返事はどのくらい待てばいいでしょうか優れた論文に必要なことなど気になる質問も答えているようです。動画も多く見られ、最近ではカナダ最大の科学論文ジャーナルであるNRCリサーチプレスの編集長、ブルース・ダンシック氏がインタビューに答えているようです。

?国際的英語ジャーナルの論文出版を狙うときに著者が論文のどのパートに特に注意を払うべきか

?また「研究業界での話題のトピック」では出版倫理問題や研究者のキャリヤ情報に役立つ情報が紹介されています。

例えば、学術研究における倫理的な不正行為の検知:STAP細胞の場合不正行為の罪を負った科学者は名誉を回復できるのか?など、確かに話題の情報ですね。

「インタビュー」では研究者対談や英文校正者の声を配信。主に医薬系・生物系が多いようですが、参考になるかもしれません。

 

最後に

以上、簡単に紹介しましたが、論文に関わる情報サイトとして特化しており、なかなか参考になることが多いのではないでしょうか。希望としては長い間続けてほしいということですね。良いウェブサイトをみつけても、1年後には閉鎖していたり…ということが多いのでぜひとも継続して欲しいと思います。

 

関連書籍

[amazonjs asin=”B00I607SGK” locale=”JP” title=”英語の論文執筆・プレゼンに役立つ本40選”][amazonjs asin=”4260017977″ locale=”JP” title=”基礎から学ぶ楽しい学会発表・論文執筆”][amazonjs asin=”4320005953″ locale=”JP” title=”これから論文を書く若者のために 究極の大改訂版”]

 

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. イナミドを縮合剤とする新規アミド形成法
  2. 可視光光触媒でツルツルのベンゼン環をアミノ化する
  3. 細胞の中を旅する小分子|第三回(最終回)
  4. ピレスロイド系殺虫剤のはなし~追加トピック~
  5. ひどい論文を書く技術?
  6. モノクローナル抗体を用いた人工金属酵素によるエナンチオ選択的フリ…
  7. 自己組織化ねじれ双極マイクロ球体から円偏光発光の角度異方性に切り…
  8. あなたはどっち? 絶対立体配置

注目情報

ピックアップ記事

  1. 広範な反応性代謝物を検出する蛍光トラッピング剤 〜毒性の黒幕を捕まえろ〜
  2. 金属容器いろいろ
  3. マイクロ波の技術メリット・事業メリットをお伝えします!/マイクロ波化学(株)11月・12月度ウェビナー
  4. 甲種危険物取扱者・合格体験記~cosine編
  5. アルキンから環状ポリマーをつくる
  6. ウォルフガング-クローティル Wolfgang Kroutil
  7. Biotage Selekt のバリュープライス版 Enkel を試してみた
  8. 文化勲章にノーベル賞の天野さん・中村さんら7人
  9. メチオニン選択的タンパク質修飾反応 Met-Selective Protein Modification
  10. デカすぎる置換基が不安定なリンホウ素二重結合を優しく包み込む

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2014年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

注目情報

最新記事

日本化学会 第104春季年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part II

さて、Part Iに引き続きPart II!年会をさらに盛り上げる企画として、2011年より…

凍結乾燥の常識を覆す!マイクロ波導入による乾燥時間短縮と効率化

「凍結乾燥は時間がかかるもの」と諦めていませんか?医薬品や食品、新素材開発において、品質を維…

日本化学会 第104春季年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part I

まだ寒い日が続いておりますが、あっという間に3月になりました。今年も日本化学会春季年会の季節です。…

アムホテリシンBのはなし 70年前に開発された奇跡の抗真菌薬

Tshozoです。以前から自身の体調不良を記事にしているのですが、昨今流行りのAIには産み出せな…

反応操作をしなくても、化合物は変化する【プロセス化学者のつぶやき】

前回まで1. 設定温度と系内の実温度のお話2. 温度値をどう判断するか温度を測ること…

ジチオカーバメートラジカル触媒のデザイン〜三重項ビラジカルの新たな触媒機能を発見〜

第698回のスポットライトリサーチは、名古屋大学大学院工学研究科(大井研究室)博士後期課程1年の川口…

第5回プロセス化学国際シンポジウム(ISPC 2026)でポスター発表しませんか!

詳細・申込みはこちら!日本プロセス化学会は、約5年に一度、プロセス化学国際シンポジウムを開催して…

キラル金属光レドックス触媒の最前線を駆け抜けろ!触媒デザインの改良と生物活性天然物の前人未到の不斉全合成を同時に達成

第697回のスポットライトリサーチは、名古屋大学大学院工学研究科(石原研究室)博士後期課程1年の赤尾…

世界のバイオ医薬品CDMO市場について調査結果を発表

この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、世界の…

ACS150 JACS Symposium Series: Advancing Molecular Transformations for Chemical Innovation開催のお知らせ

アメリカ化学会(ACS)創立150周年を記念した ACS150 JACS Symposium Ser…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP