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ケムステVシンポ

第24回ケムステVシンポ「次世代有機触媒」を開催します!

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※本シンポジウムは盛会に終了いたしました。全編のアーカイブ動画をケムステチャンネルにて公開しておりますので、ぜひチャンネルにご登録のうえご視聴ください。

 

2022年 初 となる第 24 回ケムステVシンポのテーマは「次世代有機触媒」です!!

2021年のノーベル化学賞は「不斉有機触媒の開発」の業績で David W. C. MacMillanBenjamin List の 2 名が受賞しました (関連記事: 2021年ノーベル化学賞は「不斉有機触媒の開発」に!)。

有機化学分野、とりわけ触媒化学分野からの受賞は、2010 年のクロスカップリング反応以来となり、界隈が大いに盛り上がったのは記憶に新しいでしょう。そんな興奮冷めやらぬ 2022 年初頭に、ポストノーベル賞級の「次世代有機触媒」を生み出そうと日夜研究に励んでいる新進気鋭の若手研究者 4 名をお招きして、その醍醐味をじっくりと語っていただきます!

List 研直属のホープ、北大化学反応創成研究拠点の辻 信弥 先生からは、「有機触媒のこれまで、これから」と題し、有機触媒がノーベル賞受賞に到るまでの軌跡と、これからの有機触媒の展望について解説していただきます! 2021 年ノーベル化学賞についてしっかり理解を深めたいケミスト達にうってつけの講演です!

京大の上田 善弘 先生、浅野 圭佑 先生からは、学術変革領域 (B)「糖化学ノックイン」とも密接に関連する、次世代有機触媒の創成と応用を志向した最新の成果についてご講演いただきます。触媒を「つくる」だけでなく、標識法や検出法といった「みる」技術、糖タンパク質の機能や生体膜上での挙動を操作できる反応化学を開発する「あやつる」技術といった、胎動を上げたばかりのチャレンジングな最新技術をご紹介いただきます。

東大の山次 健三 先生からは、「細胞のエピゲノムに介入できる有機分子触媒」というケミカルバイオロジーを志向した、一風変わった応用的な有機分子触媒についてご講演いただきます。「分子を構築する」だけでなく「生命の根幹機能を制御する」という、類まれなる「次世代の有機触媒」について存分にお話いただきます!

SDGs やグリーンサスティナブルケミストリーが声高に叫ばれる中、有機触媒の需要は鋭い右肩上がりになっていくと予想されます。それに対応するために、供給側の質・量をともに担保するのも重要となります。それだけでなく、有機触媒でしか実現し得ない技術の開発も強く望まれます。「次世代有機触媒」は、人類が目指す未来社会のために無くてはならないものとなるでしょう。その夜明けを、ぜひ今回のVシンポで体感してみてください!!

開催概要

第 24 回ケムステVシンポ「次世代有機触媒」

対象:誰でも (化学に興味のある中・高生〜企業・アカデミア研究者まで幅広い層を対象にしています)

開催日:2022 年 1 月 13 日 (木)

講演会:18:00~20:30(1名 30 分、講演 25 分+質疑応答 5 分程度を目安、各講演間に休憩 5 分程度、導入・総括各 5-10 分程度)

会場:オンライン(講演者は Zoom 使用・YouTube Live の限定 URL 配信。途中参加・退出自由)

定員:先着 1,500 名 (Connpass ページでの登録順)

言語:日本語

参加費:無料

講演者

辻 信弥 先生 (北海道大学化学反応創成研究拠点 特任助教)
「有機触媒のこれまで、これから(仮)」

上田 善弘 先生 (京都大学化学研究所  助教)
「位置選択的官能基化を基盤とした糖関連天然物の合成」

山次 健三 先生 (東京大学大学院薬学系研究科  助教)
「細胞のエピゲノムに介入できる有機分子触媒」

浅野 圭佑 先生 (京都大学大学院 工学研究科  助教)
「炭素–炭素二重結合の有機触媒機能開拓」

参加登録:Connpass イベントページで受け付けています。
(Connpass 利用ガイドはこちら)

参加登録はこちら

開始 15 分前 (1月13日 17:45) まで受付

参加登録して URL さえゲットすれば、YouTube Live に間に合わなくても数日間タイムシフト視聴できます。

Twitter ハッシュタグ:#ケムステVシンポ #次世代有機触媒

主催:Chem-Station

共催:学術変革領域 (B) 「糖化学ノックイン」

協賛:東京化成工業株式会社/ メルク株式会社/ 島津製作所

ファシリテーター: 安田 大輔 (大阪医薬大・薬 助教/Chem-Station スタッフ)

モデレーター
堤 亮祐 (慶應大・薬 助教)
市山 泰我 (Chem-Station スタッフ)
本田 麻里子 (横国大 B2/Chem-Station スタッフ)
寄立 麻琴 (九大院・薬  助教/Chem-Station スタッフ)

[形式等、留意事項]

  • 講演者方のスライドを Zoom で画面共有し,YouTube Live で配信する形式で講演を行っていただきます。
  • 質疑応答は YouTube Live のチャットで行います.時間的制約があるので全ての質問は拾えませんが,ケムステスタッフがモデレータとして講演者に講演後に伝えていく形で執り行っていきます。また全員の講演終了後、再度質問時間を設ける場合もあります。
  • 著作権・肖像権等の問題から、講演の録音・録画・再配信などは固くお断りいたします

参加登録はこちら

 

協賛企業からのお知らせ

お願い:ケムステVシンポは協賛企業のご支援により完全無料で運営しています。ぜひ協賛企業からのお知らせを御覧ください。

東京化成工業

東京化成工業は,「試薬を通じて社会貢献する」を企業理念に,グローバルビジネスを展開する試薬メーカーです。科学技術の進歩に対応し,皆様のニーズに対応するため,日々新たな製品の開発に取り組んでいます。弊社パンフレットを以下リンク先で pdf ファイルとしてご提供しています。
以下リンク先からダウンロードしてご利用ください。
https://www.tcichemicals.com/JP/ja/support-download/brochures/categorized_brochures_1

Merck

【定番の金属触媒から有機触媒まで】
Sigma-Aldrich では、定番の金属触媒からノーベル化学賞受賞の List, MacMillan 両氏の有機触媒まで、効率的な有機合成をサポートする豊富な触媒ラインナップを取り揃えています。
Benjamin List 特集https://bit.ly/3HaH0aW_ListCat
MacMillan 触媒特集https://bit.ly/3yT6kzz_MacMillan
キラルリン酸触媒紹介https://bit.ly/3HaHk9E_binols
Buchwald 配位子・触媒前駆体アプリケーションガイドhttps://bit.ly/3mwS9Lr_Buchwald

島津製作所

島津製作所は145周年以上の歴史を持つ老舗分析計測機器メーカーです。
人々の願いを実現し、社会に貢献するために
これからも挑戦を続けていきます。 素人から玄人の方までご満足いただける、分析計測技術に関するWebinar動画を公開中!
会員制サービス「Shim-Solutions Club」に是非ご登録下さい!(登録無料)
→詳しくはこちら

 

共催: 学術変革領域 (B) 「糖化学ノックイン」

生体分子現象の一つ「糖タンパク質の膜動態」を取り上げ、生命現象を理解し制御するための新たな反応化学技術「ケミカルノックイン」の確立を目指します。2021年度科学研究費助成事業 学術変革領域研究(B)「糖鎖ケミカルノックインが拓く膜動態制御研究プロジェクト」
(領域 HP は下の画像をクリック)

関連リンク

ケムステ V シンポまとめ
2021年ノーベル化学賞は「不斉有機触媒の開発」に!
学術変革領域 (B)「糖化学ノックイン発足!

関連書籍

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DAICHAN

投稿者の記事一覧

創薬化学者と薬局薬剤師の二足の草鞋を履きこなす、四年制薬学科の生き残り。
薬を「創る」と「使う」の双方からサイエンスに向き合っています。
しかし趣味は魏志倭人伝の解釈と北方民族の古代史という、あからさまな文系人間。
どこへ向かうかはfurther research is needed.

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糖化学ノックイン

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2021年度科学研究費助成事業 学術変革領域研究(B)「糖化学ノックイン」の広報アカウントです。生体分子現象の一つ「糖タンパク質の膜動態」にフォーカスし、生命系を理解し制御するための新たな反応化学技術「ケミカルノックイン」の確立を目指しています。
領域ホームページ:https://glycan-chemical-knockin.com/

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