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化学書籍レビュー

ヘゲダス遷移金属による有機合成

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  • 内容

本書は、コロラド州立大学大学院や製薬企業などで最近教えたショートコースをもとにしたものである。実際の合成化学上の問題を解決するのにさまざまな形で有機遷移金属化学が役に立っていることを、すでに基本的な有機化学を習った大学院学生に1学期のコースとして教えたり、また企業の研究者に短期集中的に教えたりすることを意図している。

  • 対象

大学3・4年生以上

 

  • 評価・解説

有機金属試薬は合成において非常に重要な位置を占めるようになりました。本書は有機合成に用いる遷移金属試薬とその反応に焦点を当てた良書。反応機構も理論的にもしっかり説明されています。基礎的な有機化学を一通り理解したあと読むのにおすすめ。

 

  • 関連書籍

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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