[スポンサーリンク]

ケムステニュース

理化学研究所、植物の「硫黄代謝」を調節する転写因子を発見

[スポンサーリンク]

 植物の”硫黄代謝”を調節する転写因子を発見-転写因子「SLIM1」が、がん予防効果のある天然硫黄成分量を調節-

独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、硫黄代謝に異常があるシロイヌナズナの突然変異株を解析し、がん予防効果がある天然硫黄成分「グルコラファニン」の含有量を調節する転写因子「SLIM1(スリムワン)」を発見しました。理研植物科学研究センター(篠崎一雄センター長)基礎代謝研究チームの高橋秀樹チームリーダー、丸山明子研究員らによる研究成果です。この研究は同センターのメタボローム基盤研究グループとの共同研究で進められました(引用:日経プレスリリース

 

 グルコラファニンはブロッコリーやカリフラワーなどのアブラナ科に含まれるグルコシノレートと呼ばれる化合物群のひとつです。グルコラファニンは体内で酵素によって加水分解されスルフォ ラファンという抗がん作用のある物質をつくるファイトケミカル(植物の中に自然に作られる化学物質)です。

 

7433f27e

今回のシロイヌナズナもアブラナ科の植物であり、その含有量を調節する遺伝子を発見したということです。今回の研究成果は、アブラナ科作物全般への応用展開が可能であり、代謝能力を活用して付加価値を付けた有用作物の開発が今後期待できます。

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4758108056″ locale=”JP” title=”転写因子・転写制御キーワードブック”]
Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 排ガス原料のSAFでデリバリーフライトを実施
  2. 金よりも価値のある化学者の貢献
  3. 薄くて巻ける有機ELディスプレー・京大など開発
  4. 冬のナノテク関連展示会&国際学会情報
  5. 住友化学、イスラエルのスタートアップ企業へ出資 ~においセンサー…
  6. 第32回生体分子科学討論会 
  7. 「サリドマイド」投与医師の3割が指針”違反̶…
  8. 抗生物質の誘導体が神経難病に有効 名大グループ確認

注目情報

ピックアップ記事

  1. オルガテクノ大賞2005受賞者決定!
  2. シリカゲルの小ネタを集めてみた
  3. 2009年ロレアル・ユネスコ女性科学者 日本奨励賞発表
  4. 大正製薬ってどんな会社?
  5. ~祭りの後に~ アゴラ企画:有機合成化学カードゲーム【遊機王】
  6. 貴金属触媒の活性・硫黄耐性の大幅向上に成功
  7. 有機合成化学協会誌2019年6月号:不斉ヘテロDiels-Alder反応・合金ナノ粒子触媒・グラフェンナノリボン・触媒的光延反応・フェイズ・バニシング
  8. ケムステイブニングミキサー2016へ参加しよう!
  9. 第七回ケムステVシンポジウム「有機合成化学の若い力」を開催します!
  10. 中国へ行ってきました 西安・上海・北京編①

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2006年11月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

注目情報

最新記事

第43回メディシナルケミストリーシンポジウム@京都

テーマ「創薬化学の新たな潮流 多彩なアプローチで未来を創る」 日時2026年11月11日…

圧力は「設定値」だけで決まらない【プロセス化学者のつぶやき】

前回まで1. 設定温度と系内の実温度のお話2. 温度値をどう判断するか3. 反応操作をし…

査読に AI を使われた体験談

生成 AI の普及は加速しており、調べもの、英文校閲など研究者の皆さんも活用していることと思います。…

フィーゼルマン チオフェン合成/Fiesselmann Thiophene Synthesis

概要フィーゼルマン チオフェン合成(Fiesselmann Thiophene Synthesi…

“とび跳ねる水滴”に潜む物理 〜接触時間とエネルギー源で読む撥水・防氷のテク〜

熱したフライパンに落ちた水滴が、玉になってコロコロと走り回り、冷えた面では、結露水が合体した瞬間に跳…

AI時代に研究者がすでに持っている力・これから伸ばしたい力

論文要約や文献検索など、研究現場でもAI活用が日常化する一方、「自分の仕事の先行き」に漠然とした不安…

miHub®を活用した探索的データ解析の実践

開催概要研究開発においてデータ活用が進む中、機械学習モデルの構築や予測解析に…

“ある特効薬”のはなし ~本田宗一郎氏の回想から

Tshozoです。最近実家に戻っては色々と廃棄するなどの店じまいを少しずつ進めているのですが、中…

高分子鎖を束ねた新しい共重合体「束状共重合体」が誕生

第715回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院 工学系研究科(植村研究室)に所属されていた亀谷…

2026年「有機溶媒危機」へのアンサー。北大発・メカノクロスが挑む、溶媒に依存しない新たな合成法 = “メカノケミカル有機合成”の社会実装

株式会社メカノクロスは、メカノケミカル有機合成技術の社会実装に挑む北海道大学発の…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP