[スポンサーリンク]

ケムステニュース

超高性能プラスチック、微生物で原料を生産

[スポンサーリンク]

3,4-AHBA

?石油に依存せずに、耐久性に優れ、応用範囲が広いプラスチックの大量生産に道を開く研究として注目される。米科学誌電子版に掲載された。
 堀之内教授らのグループは、土の中にいる微生物の放線菌の一種が、超高性能プラスチックの主要な原料となる「3―アミノ―4―ヒドロキシ安息香酸(3、4―AHBA)」と呼ばれる化合物を産生することに着目。わずか2種類の新しい酵素によって、この化合物が合成されることを突き止めた。(引用:読売新聞

?具体的には、3,4-AHBA放線菌ストレプトミセス・グリセウスの黄色色素生合成遺伝子クラスター中に見出された新規遺伝子から得られるそうです。

?3,4-AHBAは強度・耐熱性に極めて優れた性質を示す機能性ポリマー(ポリ-2,5-ベンズオキサゾール)の合成原料となります。

  • 関連リンク

東大農生科応生工醗酵学研究室

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 積水化学、工業用接着剤で米最大手と提携
  2. 市販の新解熱鎮痛薬「ロキソニン」って?
  3. 高脂血症薬がウイルス抑制/C型肝炎で厚労省研究班
  4. 株式会社ユーグレナ マザーズに上場
  5. サイエンス・ダイレクトがリニューアル
  6. 「ペプチドリーム」東証マザーズ上場
  7. 旭化成、5年で戦略投資4千億
  8. マンダムと京都大学、ヘアスタイルを自然な仕上がりのままキープする…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 熊田 誠 Makoto Kumada
  2. アメリカ大学院留学:実験TAと成績評価の裏側
  3. はてブ週間ランキング第一位を獲得
  4. 超高速X線分光が拓く原子レベルの分子動画観測
  5. えっ!そうなの?! 私たちを包み込む化学物質
  6. 水素化リチウムアルミニウム Lithium Alminum Hydride (LAH)
  7. 吉見 泰治 Yasuharu YOSHIMI
  8. フロリゲンが花咲かせる新局面
  9. 1回飲むだけのインフル新薬、5月発売へ 塩野義製薬
  10. SNS予想で盛り上がれ!2020年ノーベル化学賞は誰の手に?

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2006年12月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目情報

最新記事

ニキビ治療薬の成分が発がん性物質に変化?検査会社が注意喚起

2024年3月7日、ブルームバーグ・ニュース及び Yahoo! ニュースに以下の…

ガラスのように透明で曲げられるエアロゲル ―高性能透明断熱材として期待―

第603回のスポットライトリサーチは、ティエムファクトリ株式会社の上岡 良太(うえおか りょうた)さ…

有機合成化学協会誌2024年3月号:遠隔位電子チューニング・含窒素芳香族化合物・ジベンゾクリセン・ロタキサン・近赤外光材料

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年3月号がオンライン公開されています。…

日本化学会 第104春季年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part3

日本化学会年会の付設展示会に出展する企業とのコラボです。第一弾・第二弾につづいて…

ペロブスカイト太陽電池の学理と技術: カーボンニュートラルを担う国産グリーンテクノロジー (CSJカレントレビュー: 48)

(さらに…)…

日本化学会 第104春季年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part2

前回の第一弾に続いて第二弾。日本化学会年会の付設展示会に出展する企業との…

CIPイノベーション共創プログラム「世界に躍進する創薬・バイオベンチャーの新たな戦略」

日本化学会第104春季年会(2024)で開催されるシンポジウムの一つに、CIPセッション「世界に躍進…

日本化学会 第104春季年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part1

今年も始まりました日本化学会春季年会。対面で復活して2年めですね。今年は…

マテリアルズ・インフォマティクスの推進成功事例 -なぜあの企業は最短でMI推進を成功させたのか?-

開催日:2024/03/21 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足の影…

分子のねじれの強さを調節して分子運動を制御する

第602回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科 塩谷研究室の中島 朋紀(なかじま …

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP