[スポンサーリンク]

ケムステニュース

富士フイルム、英社を245億円で買収 産業用の印刷事業拡大

[スポンサーリンク]

富士写真フイルムは19日、英国の産業用インク企業のセリコールグループを、約245億円で買収したと発表した。セリコールを完全子会社化し、社名を「富士フイルムセリコール」に変更する。印刷事業の事業領域拡大が目的。富士フイルムは今回の買収により、印刷事業の年間売上高を現在の2400億円から、2008年に約3000億円に増やす考えだ。

買収したセリコールグループは1951年の創業で、従業員数は約1200人。英国や米国などに製造工場6カ所と研究開発拠点2カ所、販売拠点を15カ所保有する。屋外のポスターや建築物の壁紙、バスの車両広告などに使うインクを製造・販売している。04年12月期の連結売上高見通しは約300億円。

富士フイルムは、新聞や雑誌の印刷に用いる製版用フィルムや、印刷の前工程で使う画像処理ソフトなどを手がけているが、インクの製造・販売は行っていなかった。

今回の買収は、印刷事業の領域を産業分野に広げることで売り上げを増やすほか、新技術を生み出すねらいもある。特に、セリコールの主力製品であるインクジェット用インクは紫外線を当ててインクを固める仕組みで、幅広い分野で需要拡大が見込まれている(引用:フジサンケイビジネスアイ

 

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 化学プラントにおけるAI活用事例
  2. アミンの新合成法2
  3. カーボンナノチューブの毒性を和らげる長さ
  4. 京大北川教授と名古屋大学松田教授のグループが”Air Liqui…
  5. 積水化学、工業用接着剤で米最大手と提携
  6. オルガテクノ大賞2005受賞者決定!
  7. ダイハツなど、福島第一原発廃炉に向けハニカム型水素安全触媒を開発…
  8. 化学企業のグローバル・トップ50が発表【2022年版】

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. ヒドロアシル化界のドンによる巧妙なジアステレオ選択性制御
  2. ダイセル、化学技術賞を受賞 ウェハーレンズ開発と製品化
  3. チャド・マーキン Chad A. Mirkin
  4. 機能を持たせた紙製チップで化学テロに備える ―簡単な操作でサリンやVXを検知できる紙製デバイスの開発―
  5. 拡張Pummerer反応による簡便な直接ビアリール合成法
  6. 田辺製薬、エイズ関連治療薬「バリキサ錠450mg」を発売
  7. 第161回―「C-H官能基化と脱芳香族化を鍵反応とする天然物合成」Shu-Li You教授
  8. ウルマンエーテル合成 Ullmann Ether Synthesis
  9. Mukaiyama Award―受賞者一覧
  10. 1-トリフルオロメチル-3,3-ジメチル-1,2-ベンゾヨードキソール : 1-Trifluoromethyl-3,3-dimethyl-1,2-benziodoxole

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年1月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

注目情報

最新記事

【書籍】女性が科学の扉を開くとき:偏見と差別に対峙した六〇年 NSF(米国国立科学財団)長官を務めた科学者が語る

概要米国の女性科学者たちは科学界のジェンダーギャップにどのように向き合い,変えてきたのか ……

【太陽ホールディングス】新卒採用情報(2025卒)

■■求める人物像■■「大きな志と好奇心を持ちまだ見ぬ価値造像のために前進できる人…

細胞代謝学術セミナー全3回 主催:同仁化学研究所

細胞代謝研究をテーマに第一線でご活躍されている先生方をお招きし、同仁化学研究所主催の学術セミナーを全…

マテリアルズ・インフォマティクスにおける回帰手法の基礎

開催日:2023/12/06 申込みはこちら■開催概要マテリアルズ・インフォマティクスを…

プロトン共役電子移動を用いた半導体キャリア密度の精密制御

第582回のスポットライトリサーチは、物質・材料研究機構(NIMS) ナノアーキテクトニクス材料研究…

有機合成化学協会誌2023年11月号:英文特別号

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2023年11月号がオンライン公開されています。…

高懸濁試料のろ過に最適なGFXシリンジフィルターを試してみた

久々の、試してみたシリーズ。今回試したのはアドビオン・インターチム・サイエンティフィ…

細胞内で酵素のようにヒストンを修飾する化学触媒の開発

第581回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院 薬学系研究科 有機合成化学教室(金井研究室)の…

カルロス・シャーガスのはなし ーシャーガス病の発見者ー

Tshozoです。今回の記事は8年前に書こうと思って知識も資料も足りずほったらかしておいたのです…

巨大な垂直磁気異方性を示すペロブスカイト酸水素化物の発見 ―水素層と酸素層の協奏効果―

第580回のスポットライトリサーチは京都大学大学院工学研究科物質エネルギー化学専攻 陰山研究室の難波…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP