[スポンサーリンク]

archives

リビングラジカル重合による高分子材料合成技術【終了】

[スポンサーリンク]

日時        : 2010年6月18日(金) 10:30~16:00
会場        : 東京・品川区大井町 きゅりあん 5F 第2講習室
≪会場地図はこちら≫
受講料     :
(税込) 47,250円
 ⇒E-mail案内登録会員 44,800円
  ※資料・昼食付
上記価格より:<2名で参加の場合1名につき7,350円割引><3名で参加の場合1名につき10,500円割引>(同一法人に限ります)

申し込みはこちらをクリック!
講師        :第1部 リビングラジカル重合法による高分子合成の基礎と応用
  ≪10:30~14:15>>
京都大学 化学研究所 教授 山子 茂 氏
第2部 リビングラジカル重合法による機能性高分子材料開発例(仮)
  ≪14:30~16:00>>
(株)カネカ 高機能性樹脂事業部 樹脂研究グループ グループリーダー 中川 佳樹 氏
講演内容  :第1部 リビングラジカル重合法による高分子合成の基礎と応用
<趣旨>
 リビングラジカル重合はラジカル重合の持つ官能基やモノマーに対する高い汎用性を保ったまま,生成するポリマーの分子量,分子量分布,さらにはモノマー配列や形態などの分子構造の精密制御を可能にする方法である。これらの特徴は,アニオン重合,カチオン重合,あるいは配位重合では共存できる官能基が限られていると共に,厳密な重合条件が必要であることと対照的である。これらの特徴から,この方法は新しい機能や従来品を凌駕する性能を持つ新材料を創りだす基盤技術として期待されている。しかし、その目的を達するためには、この方法の特徴をよく理解して正しく利用する必要がある。本講習では、新しい機能性高分子材料の創生の鍵技術であるリビングラジカル重合について、その基礎とともに若干の応用例について紹介する。
1.リビングラジカル重合の基礎
 1.1 炭素ラジカルの性質
 1.2 ラジカル重合とリビングラジカル重合
 1.3 一般的な機構
2.リビングラジカル重合の方法と機構
 2.1 ニトロキシルラジカルが介在する重合法
 2.2 金属触媒を用いる原子移動リビングラジカル重合法
 2.3 可逆的付加-脱離・連鎖移動リビングラジカル重合法
 2.4 高周期ヘテロ元素を用いるリビングラジカル重合法
 2.5 その他の方法
3.リビングラジカル重合による重合制御
 :高周期ヘテロ元素化合物を用いるリビングラジカル重合法を中心として
 3.1 開始剤・連鎖移動剤の設計
 3.2 モノマー・官能基に対する適応性
 3.3 末端変換重合体の合成
 3.4 ブロック共重合体の合成
 3.5 立体化学の同時制御
 3.6 応用例
  □質疑応答・名刺交換□
第2部 リビングラジカル重合法による機能性高分子材料開発例(仮)
申し込みはこちらをクリック!
Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 9,10-Dihydro-9,10-bis(2-carboxye…
  2. 半導体・リチウムイオン電池にも!マイクロ波がもたらすプロセス改善…
  3. 大型リチウムイオン電池及び関連商品・構成材料の開発【終了】
  4. バイオマス燃料・化学品の合成と触媒の技術動向【終了】
  5. ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ニッケル(II)ジクロリド …
  6. MNBA脱水縮合剤
  7. 高分子材料におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用とは?
  8. ワインレブアミドを用いたトリフルオロメチルケトン類の合成

注目情報

ピックアップ記事

  1. 第10回慶應有機化学若手シンポジウム
  2. 超薄型、曲げられるMPU開発 セイコーエプソン
  3. アニオン重合 Anionic Polymerization
  4. ノビリシチンA Nobilisitine A
  5. 島津、たんぱく質分析で新技術・田中氏の技術応用
  6. 組曲『ノーベル化学賞』
  7. 低分子化合物の新しい合成法 コンビナトリアル生合成 生合成遺伝子の利用法 Total Synthesis vs Total Biosynthesis
  8. ディストニックラジカルによる多様なアンモニウム塩の合成法
  9. 第93回―「発光金属錯体と分子センサーの研究」Cristina Lagunas教授
  10. ポンコツ博士の海外奮闘録XVIII ~博士,WBCを観る~

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2010年6月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

注目情報

最新記事

有馬温泉で鉄イオン水溶液について学んできた【化学者が行く温泉巡りの旅】

有馬温泉の金泉は、塩化物濃度と鉄濃度が日本の温泉の中で最も高い温泉で、黄褐色を呈する温泉です。この記…

HPLCをPATツールに変換!オンラインHPLCシステム:DirectInject-LC

これまでの自動サンプリング技術多くの製薬・化学メーカーはその生産性向上のため、有…

MEDCHEM NEWS 34-4 号「新しいモダリティとして注目を浴びる分解創薬」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

圧力に依存して還元反応が進行!~シクロファン構造を活用した新機能~

第686回のスポットライトリサーチは、北海道大学大学院理学研究院化学部門 有機化学第一研究室(鈴木孝…

第58回Vシンポ「天然物フィロソフィ2」を開催します!

第58回ケムステVシンポジウムの開催告知をさせて頂きます!今回のVシンポは、コロナ蔓延の年202…

第76回「目指すは生涯現役!ロマンを追い求めて」櫛田 創 助教

第76回目の研究者インタビューは、第56回ケムステVシンポ「デバイスとともに進化する未来の化学」の講…

第75回「デジタル技術は化学研究を革新できるのか?」熊田佳菜子 主任研究員

第75回目の研究者インタビューは、第56回ケムステVシンポ「デバイスとともに進化する未来の化学」の講…

第74回「理想的な医薬品原薬の製造法を目指して」細谷 昌弘 サブグループ長

第74回目の研究者インタビューは、第56回ケムステVシンポ「デバイスとともに進化する未来の化学」の講…

第57回ケムステVシンポ「祝ノーベル化学賞!金属有機構造体–MOF」を開催します!

第57回ケムステVシンポは、北川 進 先生らの2025年ノーベル化学賞受賞を記念して…

櫛田 創 Soh Kushida

櫛田 創(くしだそう)は日本の化学者である。筑波大学 数理物質系 物質工学域・助教。専門は物理化学、…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP