[スポンサーリンク]

archives

有機合成者でもわかる結晶製品生産の最適化と晶析操作【終了】

講師        : 東京農工大学 大学院 生物システム応用科学府 准教授 滝山 博志 氏

  【略歴】
 平成 4年3月 東京工業大学 総合理工学研究科 修了 博士(工学)
 平成10年5月 東京農工大学 工学部 応用化学科 講師
 平成14年8月 東京農工大学 工学部 化学システム工学科 助教授
 平成18年4月 東京農工大学 大学院 生物システム応用科学府 准教授
 平成15年度-17年度 化学工学会関東支部幹事
 平成14年度-現在   分離技術会企画委員
日時        : 2010年6月25日(金) 10:30~16:30
会場        : 東京・江東区亀戸 商工情報センター(カメリアプラザ) 9F 第2研修室
≪会場地図はこちら≫
受講料     :
(税込) 47,250円 

申し込みはこちらをクリック!
講演内容  : <趣旨>
 新素材の研究現場や化学工業の製造現場では、合成の最終段階で、製品を結晶性物質として取り出すことが多い。ところが最近、この最終工程での結晶製品に関わる品質問題が多く取りあげられるようになってきている。例えば、製品純度、粒径分布、結晶形態、結晶多形にかかわる品質問題である。結晶をその品質を考慮しながら生産する操作を晶析操作と呼ぶが、この講習会では、晶析操作のための基礎データの取得方法から、結晶化現象の解析方法、そして結晶品質の作り込み戦略までを紹介しながら、主に結晶化の推進力である過飽和度の設計とその操作指針について演習を含めて講義する。結晶品質制御などの最近の話題や、新しい測定機器を使った晶析現象解析方法についても概説する。普段有機合成を専門に研究している研究技術者には結晶の作り方の「コツ」を、そして普段から晶析を行っている技術者には結晶をめぐる現場の「なぜ」に答えたい。
1.有機合成と結晶製品製造との接点 -晶析操作とは何かを理解する-
 1.1 結晶性物質に関わる品質問題の例
 1.2 晶析操作の目的と原理
 1.3 ラボ実験と実機運転との違い
 1.4 晶析操作の応用
2.結晶化現象の解析と速度論 -結晶化現象整理のための基礎データ取得方法を理解する-
 2.1 結晶を析出させる操作とは
 2.2 固液平衡と結晶化推進力
  2.2.1 溶解度と固液平衡
  2.2.2 溶解度データの測定方法
 2.3 X線回折データから何が読み取れるのか
 2.4 DSCデータから何が読み取れるのか
  2.4.1 DSCデータの応用
 2.5 核発生速度の解析
 2.6 成長速度の解析
 2.7 粒径分布と母集団密度
 2.8 結晶純度
 2.9 演習で理解する晶析速度論
3.結晶化現象のメカニズムとその制御 -結晶品質に関わる具体的問題解決アプローチを探る-
 3.1 結晶多形現象
  3.1.1 結晶多形に及ぼす晶析操作因子
  3.1.2 結晶多形制御の戦略
 3.2 結晶の形態変化
  3.2.1 結晶形態に及ぼす晶析操作因子
  3.2.2 結晶形態制御の戦略
 3.3 結晶粒子群の粒径分布
  3.3.1 粒径分布に及ぼす晶析操作因子
  3.3.2 粒径分布の数値的取り扱い
  3.3.3 結晶の凝集現象
  3.3.4 凝集現象と結晶純度
  3.3.5 粒径分布制御の戦略
 3.4 演習で理解する結晶化現象
4.晶析装置での操作設計 -結晶品質を作り込むための戦略を理解する-
 4.1 晶析プロセスの特徴
 4.2 晶析操作の基本戦略
  4.2.1 種結晶スペックの設計
  4.2.2 冷却温度プログラム設計
  4.2.3 非溶媒添加晶析での操作戦略
 4.4 過飽和制御方針
 4.5 オンラインセンサー利用技術
 4.6 演習で理解する結晶品質制御戦略
5.最新トピックス紹介 -最新センサーで解析できる現象は何かを理解する-
 5.1 オンライン粒度解析センサー
 5.2 濁度計で推定する準安定領域
 5.3 光学装置(FT-IR、ラマン)利用技術
 5.4 その他
6.まとめ
  □質疑応答・名刺交換□
申し込みはこちらをクリック!
The following two tabs change content below.
webmaster
Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院准教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 酢酸鉄(II):Acetic Acid Iron(II) Sal…
  2. コランヌレン : Corannulene
  3. 導電性高分子の基礎、技術開発とエネルギーデバイスへの応用【終了】…
  4. ラボでのスケールアップ検討と晶析・攪拌でのトラブル対応策【終了】…
  5. (S,S)-(-)-2,2′-イソプロピリデンビス(…
  6. Horner-Emmons 試薬
  7. Pubmed, ACS検索
  8. エチルマグネシウムクロリド(活性化剤:塩化亜鉛):Ethylma…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 服用で意識不明6件、抗生剤に厚労省が注意呼びかけ
  2. 実験する時の服装(企業研究所)
  3. タルセバ、すい臓がんではリスクが利点を上回る可能性 =FDA
  4. 化学オリンピックを通して考える日本の理科教育
  5. 【速報】2016年ノーベル化学賞は「分子マシンの設計と合成」に!
  6. ジョージ・オラー George Andrew Olah
  7. 多検体パラレルエバポレーションを使ってみた:ビュッヒ Multivapor™
  8. 不安定炭化水素化合物[5]ラジアレンの合成と性質
  9. 統合失調症治療の新しいターゲット分子候補−HDAC2
  10. 銅触媒によるアニリン類からの直接的芳香族アゾ化合物生成反応

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

ルミノール誘導体を用いるチロシン選択的タンパク質修飾法

2015年、東京工業大学・中村浩之らは、ルミノール誘導体と鉄-ポルフィリン複合体(ヘミン)を用い、チ…

酵素触媒によるアルケンのアンチマルコフニコフ酸化

酵素は、基質と複数点で相互作用することにより、化学反応を厳密にコントロールしています。通常のフラ…

イオンの出入りを制御するキャップ付き分子容器の開発

第124回のスポットライトリサーチは、金沢大学 理工研究域物質化学系錯体化学研究分野(錯体化学・超分…

リチウムイオン電池の課題のはなし-1

Tshozoです。以前リチウムイオン電池に関するトピックを2つほど紹介した(記事:リチウムイ…

アルコールをアルキル化剤に!ヘテロ芳香環のC-Hアルキル化

2015年、プリンストン大学・D. W. C. MacMillanらは、水素移動触媒(HAT)および…

三種類の分子が自発的に整列した構造をもつ超分子共重合ポリマーの開発

第123回のスポットライトリサーチは、テキサス大学オースティン校博士研究員(Jonathan L. …

Chem-Station Twitter

PAGE TOP