[スポンサーリンク]

一般的な話題

理研の一般公開に参加してみた

[スポンサーリンク]

bergです。去る2024年11月16日(土)、横浜市鶴見区にある、理化学研究所横浜キャンパスの一般公開に参加してきました。この記事では会の模様を簡単に振り返ってみたいと思います。

 

理化学研究所・横浜市立大学 一般公開2024「サイエンスパーティー!未来と繋がる楽しい体験」

・開催時間:2024年11月16日(土)

・場所:理化学研究所 横浜キャンパス(神奈川県 横浜市 鶴見区)

・参加費:無料

・URL:https://www.yokohama.riken.jp/openday/

 

理研の横浜キャンパスの催しには以前にも参加したことがありました(→過去記事:理研よこはまサイエンスカフェに参加してみた理研の研究者が考える“実験ロボット”の未来とは?)が、今回は講演会ではなく施設そのものの見学が可能とのことで、先着順の申し込みに応募しました。あいにくクライオ電子顕微鏡やNMRの施設見学や、蛍光タンパク質を使った体験実験など人気の抽選には漏れてしまったものの、キャンパス内をくまなく拝見させていただけました。

 

当日はJR各線のダイヤ乱れもあって最寄りの鶴見駅周辺は大混雑でしたが、臨時の無料シャトルバスが次々と乗客を捌いていたこともあり、円滑に会場入りできました。

会場は親子連れをはじめ大勢の見学者で大盛況となっており、化学、ひいては理系の学問がこれだけ関心を集めていることに驚くとともに安堵しました。

研究員の方々からはご研究の概略のみならず、研究にかける情熱を、また、事務の方々からは基礎研究と予算の重要性を伺うことができ、研究所一丸となって世界の名だたる機関と競り合っていることが窺え、たいへん印象深かったです。

また、キャンパス内にはキッチンカーなども配備されており、さながら大学のオープンキャンパスのような雰囲気で懐かしさを感じることができました。

 

理研の各キャンバスでは、このような一般向けの見学会を原則として毎年実施されているそうです。横浜のほかにも、本部のある和光キャンパス(埼玉県和光市)、スパコンの富岳を擁する神戸キャンパス(兵庫県神戸市)など、全国各地で同様のイベントが行われているようですので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

最後となりましたが、一般見学を実現してくださった理化学研究所、横浜市立大学の皆様に心よりお礼申し上げます。

gaming voltammetry

berg

投稿者の記事一覧

化学メーカー勤務。学生時代は有機をかじってました⌬
電気化学、表面処理、エレクトロニクスなど、勉強しながら執筆していく予定です

関連記事

  1. 二元貴金属酸化物触媒によるC–H活性化: 分子状酸素を酸化剤とす…
  2. マクロロタキサン~巨大なリングでロタキサンを作る~
  3. BASFとはどんな会社?-2
  4. ケムステ国際版・中国語版始動!
  5. テクノシグマのミニオイルバス MOB-200 を試してみた
  6. 化学ゆるキャラ大集合
  7. 化学知識の源、化学同人と東京化学同人
  8. 小さなフッ素をどうつまむのか

注目情報

ピックアップ記事

  1. 第四回Vプレミアレクチャー「金属錯体を利用した光化学アップコンバージョン」を開催します!
  2. ベンジャミン・フランクリンメダル―受賞化学者一覧
  3. 「さくら、さくら」劇場鑑賞券プレゼント結果発表!
  4. 化学工業で活躍する有機電解合成
  5. 韓国に続き日本も深刻化?トラック運送に必要不可欠な尿素水が供給不安定
  6. “へぇー、こんなシンプルにできるんだっ!?”四級アンモニウム塩を触媒とするアルキンのヒドロシリル化反応
  7. シランカップリング剤の反応、効果と応用【終了】
  8. 国際化学五輪、日本代表に新高校3年生4人決定/化学グランプリ2017応募始まる
  9. いま企業がアカデミア出身者に期待していること
  10. 第30回光学活性化合物シンポジウムに参加してみた

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2025年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  

注目情報

最新記事

有馬温泉で鉄イオン水溶液について学んできた【化学者が行く温泉巡りの旅】

有馬温泉の金泉は、塩化物濃度と鉄濃度が日本の温泉の中で最も高い温泉で、黄褐色を呈する温泉です。この記…

HPLCをPATツールに変換!オンラインHPLCシステム:DirectInject-LC

これまでの自動サンプリング技術多くの製薬・化学メーカーはその生産性向上のため、有…

MEDCHEM NEWS 34-4 号「新しいモダリティとして注目を浴びる分解創薬」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

圧力に依存して還元反応が進行!~シクロファン構造を活用した新機能~

第686回のスポットライトリサーチは、北海道大学大学院理学研究院化学部門 有機化学第一研究室(鈴木孝…

第58回Vシンポ「天然物フィロソフィ2」を開催します!

第58回ケムステVシンポジウムの開催告知をさせて頂きます!今回のVシンポは、コロナ蔓延の年202…

第76回「目指すは生涯現役!ロマンを追い求めて」櫛田 創 助教

第76回目の研究者インタビューは、第56回ケムステVシンポ「デバイスとともに進化する未来の化学」の講…

第75回「デジタル技術は化学研究を革新できるのか?」熊田佳菜子 主任研究員

第75回目の研究者インタビューは、第56回ケムステVシンポ「デバイスとともに進化する未来の化学」の講…

第74回「理想的な医薬品原薬の製造法を目指して」細谷 昌弘 サブグループ長

第74回目の研究者インタビューは、第56回ケムステVシンポ「デバイスとともに進化する未来の化学」の講…

第57回ケムステVシンポ「祝ノーベル化学賞!金属有機構造体–MOF」を開催します!

第57回ケムステVシンポは、北川 進 先生らの2025年ノーベル化学賞受賞を記念して…

櫛田 創 Soh Kushida

櫛田 創(くしだそう)は日本の化学者である。筑波大学 数理物質系 物質工学域・助教。専門は物理化学、…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP