2026年のノーベル化学賞は、「不斉有機合成における非線形効果および自己触媒作用の発見」のテーマで、アンリ・カガン (Henri B. Kagan、フランス・パリ=サクレー大学名誉教授) と、硤合 憲三 (そあい けんそう、Kenso Soai、東京理科大学 名誉教授) の2名に授与されました。速報記事はコチラをご覧ください。
今年のケムステ予想では、例年通りノーベル化学賞のコミッティメンバーなどを予想に加味し、生化学・医薬化学の分野から「液-液相分離 (LLPS)」および「標的タンパク質分解技術」を候補として予想しておりました。
しかし、ノーベル化学賞発表の席に座ったのはコミッティメンバーの中でもベテランの Peter Somfai。ケムステ代表の webmaster 氏も速報記事内のコメントで触れてましたが、筆者もこれは有機化学が来るに違いない!予想外した!と直感的に思いました。
そしてさらなる驚きだったのが、カガン教授と硤合教授の受賞です。もちろん両者の業績はノーベル化学賞に相応しいものですが、触媒化学からは既に多くのノーベル化学賞受賞者を輩出しており、特にカガン先生は2001年のノーベル化学賞で惜しくも選外となった経緯があります。そのためケムステの候補者リストにも載せていませんでした。また硤合先生は候補者リストには毎年載せていましたが、完全に予想外でした。
このようにケムステとしては予想を外してしまいましたが、さまざまなドラマの感じられる今年の化学賞でありました。改めて、受賞者のお二人には賛辞をもって祝福したいと思います。
ケムステ化学賞予想企画
さてケムステでは毎年ノーベル化学賞の予想企画を行っております。SNS (X・Facebook・ケムステSlack) で候補者名・受賞理由とハッシュタグ「#ケムステ化学賞予想」の三つを記入し投稿していただき、見事的中した方には抽選で最大19名にアマギフ10,000円分をプレゼント!という企画です。
2025年の企画では、1名以上の的中者が62人いらっしゃいましたが、その中で受賞者3名全員を完全的中させたのはたった1人でした。これはケムステのリストにリチャード・ロブソン氏を載せていなかったのが遠因と考えられますが、ともかくその1人の方への祝福を込め、スタッフ合議の結果当選者を1名のみとさせていただいた経緯があります。そのため、2026年の予想企画ではキャリーオーバーを行い当選者を最大19名に引き上げています。
しかしながらなかなかのサプライズだった今年の化学賞、果たして的中者はどのくらい居たのでしょうか,..?
予想企画的中者
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以上、今年の的中者は若干4名でした! やはり、かなりの予想外であったことがわかります。なお、今年カガン氏を挙げた方はリサーチした限りいらっしゃいませんでした。
当選者発表!
というわけで、今年は最大19名の予定のところ、的中者は4名のみだったということで、的中者は全員当選ということにさせていただきました!
- LP(サブ) @LP32019039 さん
- ma-ri@泣き男@AMDS @ma_ri_q さん
- takeda @Chem_LaTeX さん
- M/S/Y/R @djmsyr さん
以上4名様には、Chem-Station の X アカウントより後日 DM いたしますので、賞品受け取りの手続きをお願いします。
おめでとうございます!
来年のノーベル化学賞は?
さて、今年は生命科学のエッセンスもある有機化学分野からの受賞でしたが、来年のノーベル化学賞は一体どなたが受賞するでしょうか?…なんて言っても正直わかりません笑
コミッティメンバーからの予測も年々難しくなっているような気がします。ケムステのリストにも挙げている通り候補者はかなり多いうえ、同系統の分野からの2年連続受賞という場合もあったので、来年も有機化学からという可能性もあり得るかも…?
しかし、日本人の受賞はやはり盛り上がりますし、素直に嬉しいです。現在2年連続の日本人受賞ですので、3年連続となれば、2000年〜2002年の白川英樹先生、野依良治先生、田中耕一先生依頼の快挙となります。さらに4年連続ともなると…?
SNS の予想企画では、ペロブスカイト太陽電池の宮坂力先生、光触媒の藤嶋昭先生を推す声が多かったように思います。次の本命候補として期待大ですね!
ケムステ予想企画は一年の一度のお祭りですので、来年もご参加のほどぜひともよろしくお願いします!



































