[スポンサーリンク]

ケムステニュース

ナノテクノロジー関連の特許が多すぎる問題

[スポンサーリンク]

 

As we welcome in 2013, will nanotechnology continue to dominate many of the scientific headlines in the coming year, just as it has done over the past decade? The huge activity across nanotechnology in recent years, reflected in an ever-increasing number of patents, suggests that it will.

In 2012 the US patent office published some 4000 patents under its class ‘977 – nanotechnology’. This was a record, up from 3439 the previous year, 2770 in 2010 and 1449 in 2009.

ナノテクノロジーの発展は2013年もとどまることを知らなそうである。その関連の特許も数多く出されるだろう。

2012年のナノテクノロジーカテゴリーの特許数は4000件オーバーで過去最高であり、その伸び率も目をみはるものがある。

引用:Chemistry World
http://www.rsc.org/chemistryworld/2013/01/nanotechnology-patent-thicket-jungle-graphene-nanotubes
要約、対訳:筆者

 

 

ナノテクノロジーのという言葉が世間に浸透して久しいが、それは研究から技術として「昇華しつつあろう」としている。

「昇華しつつあろう」というのは記事中で指摘されているように、多くの特許が具体性にかけるものになっているために、その効果が曖昧であり、さらに何かの技術を開発しようとする際、既存の特許が邪魔になりうることが多々あるということである。これでは本来の役割を果たしていない状況といえるかもしれない。

 

ただし重要なことは、記事中最後でも紹介されているように、いくつかのベンチャーがナノテクノロジーを武器としてローンチしており、また実際の特許の「邪魔」をもろともせず活躍できていることだ。製品化を志向する研究の場合には、特許という太鼓判よりも、献身的な製品への技術提供という姿勢が必要であるということであろう。

ともあれナノテクノロジーは2013年も化学にも世界にも影響をあたえることは間違いないであろう。

 

  • 関連書籍

[amazonjs asin=”4774141607″ locale=”JP” title=”ここまで来たナノテクノロジー -産業化する原子の世界― (知りたい!サイエンス)”][amazonjs asin=”4621082604″ locale=”JP” title=”ナノテクノロジー (化学マスター講座)”]

 

やすたか

投稿者の記事一覧

米国で博士課程学生

関連記事

  1. 極小の「分子ペンチ」開発
  2. 超小型シリンジ開発 盛岡の企業
  3. 劣性遺伝子押さえ込む メンデルの法則仕組み解明
  4. 存命化学者達のハーシュ指数ランキングが発表
  5. 世界初 もみ殻からLEDを開発!~オレンジ色に発光するシリコン量…
  6. リチウム金属電池の寿命を短くしている原因を研究者が突き止める
  7. 米デュポンの7-9月期、ハリケーン被害などで最終赤字
  8. 甘草は虫歯を予防する?!

注目情報

ピックアップ記事

  1. 書類選考は3分で決まる!面接に進める人、進めない人
  2. マテリアルズ・インフォマティクスの推進成功事例 -なぜあの企業は最短でMI推進を成功させたのか?-
  3. 窒素を挿入してペリレンビスイミドを曲げる〜曲面π共役分子の新設計指針の確立を目指して〜
  4. コラボリー/Groups(グループ):サイエンスミートアップを支援
  5. Reaction Plus:生成物と反応物から反応経路がわかる
  6. 実験化学のピアレビューブログ: Blog Syn
  7. 僕がケムステスタッフになった三つの理由
  8. 過ぎ去りし器具への鎮魂歌
  9. メチオニン選択的タンパク質修飾反応 Met-Selective Protein Modification
  10. 有機合成化学協会誌2017年8月号:C-H活性化・アリール化重合・オキシインドール・遠隔不斉誘導・ビアリールカップリング

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2013年1月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

注目情報

最新記事

有機合成のカラム精製に革新を 〜モノリスカラムで変わる「研究のスピード」〜

筆者の研究室では有機合成を行っています。合成も大変ですが、何より大変なのが精製操作。最近、とある…

酸素は系内に入り込み続ける【プロセス化学者のつぶやき】

前回まで1. 設定温度と系内の実温度のお話2. 温度値をどう判断するか3. 反応操作をし…

アンモニウム構造によりラジカル種の発生位置を完全に制御!

第710回のスポットライトリサーチは、関西学院大学理工学研究科 村上研究室の榊原 陽太(さかきばら …

化学つれづれ草【ある研究者の回想】

概要物理化学者で量子機能材料を専門とする著者によるエッセイ集.化学者としての研究,教育,人生…

第60回有機反応若手の会

開催概要有機反応若手の会は、有機化学分野で研究を行う全国の大学院生を中心とした若手研究者が集い、…

ノーベル賞受賞者と語り合う5日間!「第18回HOPEミーティング」参加者募集!

申し込みはこちら概要主催:独立行政法人 日本学術振興会(JSPS)開催地:神奈川…

光触媒による高効率なCO2還元の実現―まさかの光を弱く当てることが重要だった―

第709回のスポットライトリサーチは、東京科学大学 理学院(前田研究室)博士後期課程2年の仲田竜一 …

「π-πスタッキング」という言葉が生む誤解【芳香環の相互作用を見直す: 前編】

芳香環が平行に並んで近接しているとき、その構造を「π–π スタッキング」と表されることがよくあります…

一重項酸素によるC(sp2)−P結合切断を用いた長波長光によるリン化合物のアンケージング

第 708 回のスポットライトリサーチは、同志社女子大学 薬学部 医療薬学科 5…

マテリアルズ・インフォマティクスにおける画像解析の活用ガイド

開催概要材料開発において、電子顕微鏡やX線トモグラフィーを用いて材料の微細構造を観察するために画…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP