[スポンサーリンク]

ケムステニュース

アルツハイマー病・ワクチン開発相次ぐ、副作用回避へ知恵絞る

[スポンサーリンク]

アルツハイマー病の治療用ワクチンの研究開発が進展してきた。課題だったワクチンの副作用を回避できる手掛かりが見つかりつつある。動物実験段階だが、病気の原因と疑われる物質が脳に蓄積しにくくなる効果も確認されている。ワクチンによる「免疫療法」の早期実用化へ期待が高まっている。  アルツハイマー病は神経性疾患で、会話能力や判断能力などが著しく低下する。ワクチンも急激な免疫反応で脳炎を起こすといった副作用があり、根本的な治療法は確立されていない。 (引用:日本経済新聞)

 

アルツハイマー病は、大脳にβアミロイドタンパクが沈着し、「老人斑」と呼ばれているものを形成して発病する痴呆症のことです。このβアミロイドタンパクは実はいつでも脳に沈着し続けていますが、免疫機序によりお掃除がなされており、「老人斑」が作られないようになっています。この免疫的なお掃除が行き届かなくなって、「溜まり溜まる」と「老人斑」が作られてしまうのです。

この「お掃除機能」に着目して「アルツハイマー病」ワクチンの開発が世界中で行われています。

ところで、アルツハイマーの薬といえば、アリセプト(化合物名donepezil)。エーザイ・杉本八郎らのつくば探索研究所のチームが開発に成功しました。こんな構造してます。

800px-Donepezil_skeletal.svg

関連書籍

[amazonjs asin=”4939048659″ locale=”JP” title=”認知症の薬物治療―アリセプトの使いこなしと介護を助ける処方 (認知症ハンドブック (2))”][amazonjs asin=”4774514136″ locale=”JP” title=”症例DVD付 認知症の正しい治し方”]

 

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. ミドリムシが燃料を作る!? 石油由来の軽油を100%代替可能な次…
  2. 招福豆ムクナの不思議(6)植物が身を護る化学物資
  3. 界面活性剤の市場分析と各社事業戦略について調査結果を発表
  4. ResearchGateに対するACSとElsevierによる訴…
  5. エーザイ 巨大市場、抗ガン剤開発でライバルに先行
  6. アルツハイマー病の大型新薬「レカネマブ」のはなし
  7. 進め、分子たち!第2回国際ナノカーレースが3月に開催
  8. 「高校化学グランドコンテスト」が 芝浦工業大学の主催で2年ぶりに…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 第79回―「高分子材料と流体の理論モデリング」Anna Balazs教授
  2. Nature主催の動画コンペ「Science in Shorts」に応募してみました
  3. フラスコ内でタンパクが連続的に進化する
  4. 第45回ケムステVシンポ「超セラミックス ~分子性ユニットを含む新しい無機材料~」を開催します!
  5. 「重曹でお掃除」の化学(その1)
  6. 脂質ナノ粒子によるDDS【Merck/Avanti Polar Lipids】
  7. ガッターマン アルデヒド合成 Gattermann Aldehyde Synthesis
  8. picoSpin世界最小NMRシステムの販売開始
  9. 第32回光学活性化合物シンポジウム
  10. ガンマ線によるpHイメージングに成功 -スピンを用いて化学状態を非侵襲で観測-

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2004年10月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目情報

最新記事

アミトラズが効かなくなったアメリカのダニのはなし

Tshozoです。以前からダニに関し色々記事を書いていましたが(「ミツバチに付くダニのはなし」「飲む…

準備や実験操作が簡便な芳香環へのカルボラン導入法の開発

第 696回のスポットライトリサーチは、大阪大学大学院工学研究科 応用化学専攻 有機…

第 19 回 日本化学連合シンポジウム 「モビリティを支える化学」

開催趣旨人や物の移動を支えるモビリティは、持続可能で安全な社会の実現に不可欠な基…

CERNでは、なぜKNFのダイアフラムポンプを採用しているでしょうか―それは、粒子衝突実験のためにコン タミネーションの無い混合ガスを保証できるから

スイスとフランスをまたぐように設けられたCERNは、さまざまな円形および線形粒子加速器を運用して…

設定温度と系内の実温度のお話【プロセス化学者のつぶやき】

今回は設定温度と系内実温度の違いについて取り上げたいと思います。これは分野としてはプロセス化学に…

Carl Boschの人生 その12

Tshozoです。前回の続きをいきます。ここまでは第一次世界大戦がはじまる前のBoschたちの華…

逆方向へのペプチド伸長!? マラリアに効く環状テトラペプチド天然物の全合成

第695回のスポットライトリサーチは、北里大学大学院感染制御科学府(生物有機化学研究室)博士後期課程…

MOF の単一金属サイトで2分子の CO が “協働的” に吸着

金属–有機構造体(MOF)における金属サイトにおいて複数のガスが逐次的に吸着する際に、シグモイド型の…

令和7年度KISTEC教育講座 〜物質の付着はコントロールできる〜中間水を活かした材料・表面・デバイス設計

1 開講期間令和8年3月9日(月)、10日(火)2 コースのねらい、特色 本講座では、材…

リサイクル・アップサイクルが可能な植物由来の可分解性高分子の開発

第694回のスポットライトリサーチは、横浜国立大学大学院理工学府(跡部・信田研究室)卒業生の瀬古達矢…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP