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神戸製鋼所が特殊合金粉末を開発 金属以外の多様な材料にも抗菌性付加

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神戸製鋼所は17日、抗菌めっき技術「KENIFINE(ケニファイン)」を応用し、塗料や樹脂、セラミックスなどに抗菌性や防カビ性などの機能を付加する特殊合金粉末「ケニファイン粉末」を開発、めっきメーカー2社にライセンス供与したと発表した。

独自の合金比率により、従来、難しかった各種非金属材料と同粉末を混ぜることで強力な抗菌・防カビ・防藻性を発揮する。

ケニファインは神戸製鋼が開発し、すでにめっきメーカー6社にライセンス供与し量産されている。銀めっきなど既存の抗菌効果に比べ大幅な機能強化を実現。ステンレスやアルミニウム、鋼など金属製品と一部の樹脂に抗菌性能を付加するめっき技術で、短時間の滅菌性能に加え各種溶剤や洗浄剤による変化が少なく持続時間も長いのが特徴。病院用器具や家庭用金属製品などに実用化されている。 (引用: フジサンケイビジネスアイ)

 

抗菌効果のあるめっきですか。めっきも進化しているんですね。ちなみにめっきはれっきとした日本語で英語ではPLATINGとなります。昔は塗金、減金とか鍍金とか言われていたそうです。

 

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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