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トムソン:2008年ノーベル賞の有力候補者を発表

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学術文献情報サービス会社の米トムソン・ロイターは2日、今年新たに追加したノーベル賞候補者21人を発表した。近年の論文引用回数や研究テーマの注目度などを加味して判断した。(引用:NIKKEI.NET )

 

?いよいよ今年もノーベル賞のシーズンがやって参りました!気になるノーベル化学賞は、日本時間2008年10月8日19時45分に発表予定です。

 

さて、毎年恒例、発表直前に公表される、トムソン社によるノーベル賞予想。基本的に論文引用総数から決定しているようで、やや安直な感じはぬぐえません。とはいえ、チェックしておくには悪くない資料です。
?

今年の化学賞関連の予想では、以下の人たちがあげられていました。どの方も世界的に大変有名な教授ばかりです。

 

Charles M. Lieber (米ハーバード大):ナノワイヤー、ナノ材料とその応用
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Krzysztof Matyjaszewski (米カーネギーメロン大):原子移動ラジカル重合法(ATRP)と「リビング」重合の研究
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マッチャゼウスキー教授は原子移動ラジカル重合法(Atom Transfer Radical Polymerization;ATRP)と呼ばれるポリマー合成法を世界に先駆けて開発しました。
ATRPはリビング重合の一種で、フリーラジカルを活性種とする反応形式です。活性種濃度の低さゆえ副反応や終止反応が起こりにくく、かつ、ラジカル中間体の高反応性ゆえ穏和な条件でも進行し、高分子量かつ分子量分布の狭いポリマーが合成可能となりました。化学分野での論文総引用数は世界第6位にランクインしています。

 

Roger Y. Tsien (米カリフォルニア大サンディアゴ校):細胞機能の可視標識としての蛍光蛋白質プローブの開発および応用

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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