カンプトテシン (camptothecin)は、カンレンボクCamptotheca acuminata に含まれるアルカロイドの一種。抗ガン作用を示す。
用途・歴史
1966年、WallおよびWaniらによって抗ガン剤のスクリーニングの過程で発見される。[1]
トポイソメラーゼIを阻害することで抗ガン作用を示す。
二種のカンプトテシン誘導体であるトポテカン(topotecan)、イリノテカン(irinotecan)は実際に癌の化学療法剤として用いられている。
関連文献
[1] Wall, M. E.; Wani, M. C.; Cook, C. E.; Palmer, K. H.; McPhail, A. I.; Sim, G. A. J. Am. Chem. Soc. 1966, 88, 3888.関連リンク

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