[スポンサーリンク]

ケムステニュース

創造化学研究所、環境負荷の少ない実証ベンチプラント稼動へ

[スポンサーリンク]

創造化学研究所は、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO、技術開発機構)の支援を受けて、温和な条件で効率良くアルコール類の酸化ができる、間接有機電解反応(有機電気化学反応)の新プロセス「3次元ネットワークポリマーを用いる間接電解酸化法」の実用化ベンチプラントを05年1月中に稼動させる。

実用化を進めるパートナー企業を募集

創造化学研究所は、このベンチプラント稼動を見込み、新プロセスの実用化を進めるパートナー企業の募集を本格化する。標的化合物を低コストで効率良く合成できることをまずは試験管レベルの研究から開始し、数ステップのスケールアップを経た上で、ベンチプラントによる実証試験に進める。この手順で目論み見通りの合成を行えることを確認し、ベンチプラントの貸し出しや受託合成の事業につなげて行く考えだ。また、大規模プラントの建設への技術移転にも対応する計画だ。(引用:nikkeibp)

話はちょっと異なるかもしれませんが、創薬に従事する製薬会社において、製造プロセスへ化合物をあげるとき、あまり酸化という段階は好ましくないそうです。理由は、酸化は危険なものが多いから。よいベンチプラントができるとよいですね。
[amazonjs asin=”4769312296″ locale=”JP” title=”初歩から学ぶマイクロ波応用技術―化学,材料,医療から環境浄化まで”]

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. モータースポーツで盛り上がるカーボンニュートラル
  2. 住友化学、Dow Chemical社から高分子有機EL用材料事業…
  3. 武田薬の糖尿病治療薬、心臓発作を予防する効果も
  4. がん治療にカレー成分-東北大サイエンスカフェ
  5. 化学企業のグローバル・トップ50が発表
  6. ゴム状硫黄は何色?
  7. 東レ、ナノ構造制御技術を駆使した半導体実装用接着シートを開発
  8. 白血病治療新薬の候補物質 京大研究グループと日本新薬が開発

注目情報

ピックアップ記事

  1. ブーゲ-ランベルト-ベールの法則(Bouguer-Lambert-Beer’s law)
  2. 越野 広雪 Hiroyuki Koshino
  3. ブルクハルト・ケーニッヒ Burkhard König
  4. カバチニク・フィールズ反応 Kabachnik-Fields Reaction
  5. 酸化反応を駆使した(-)-deoxoapodineの世界最短合成
  6. 2005年11月分の気になる化学関連ニュース投票結果
  7. Nature 創刊150周年記念シンポジウム:ポスター発表 募集中!
  8. 日本化学会 第104春季年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part3
  9. 富士写、化学材料を事業化
  10. 有機反応を俯瞰する ーヘテロ環合成: C—C 結合で切る

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年2月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28  

注目情報

最新記事

第53回ケムステVシンポ「化学×イノベーション -女性研究者が拓く未来-」を開催します!

第53回ケムステVシンポの会告です!今回のVシンポは、若手女性研究者のコミュニティと起業支援…

Nature誌が発表!!2025年注目の7つの技術!!

こんにちは,熊葛です.毎年この時期にはNature誌で,その年注目の7つの技術について取り上げられま…

塩野義製薬:COVID-19治療薬”Ensitrelvir”の超特急製造開発秘話

新型コロナウイルス感染症は2023年5月に5類移行となり、昨年はこれまでの生活が…

コバルト触媒による多様な低分子骨格の構築を実現 –医薬品合成などへの応用に期待–

第 642回のスポットライトリサーチは、武蔵野大学薬学部薬化学研究室・講師の 重…

ヘム鉄を配位するシステイン残基を持たないシトクロムP450!?中には21番目のアミノ酸として知られるセレノシステインへと変異されているP450も発見!

こんにちは,熊葛です.今回は,一般的なP450で保存されているヘム鉄を配位するシステイン残基に,異な…

有機化学とタンパク質工学の知恵を駆使して、カリウムイオンが細胞内で赤く煌めくようにする

第 641 回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科化学専攻 生…

CO2 の排出はどのように削減できるか?【その1: CO2 の排出源について】

大気中の二酸化炭素を減らす取り組みとして、二酸化炭素回収·貯留 (CCS; Carbon dioxi…

モータータンパク質に匹敵する性能の人工分子モーターをつくる

第640回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所・総合研究大学院大学(飯野グループ)原島崇徳さん…

マーフィー試薬 Marfey reagent

概要Marfey試薬(1-フルオロ-2,4-ジニトロフェニル-5-L-アラニンアミド、略称:FD…

UC Berkeley と Baker Hughes が提携して脱炭素材料研究所を設立

ポイント 今回新たに設立される研究所 Baker Hughes Institute for…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP