[スポンサーリンク]

身のまわりの分子

ミノキシジル /Minoxidil

ミノキシジル(Minoxidil)は、血管拡張薬の一種。増毛作用もあり、大正製薬が発毛薬(商品名リアップ)として市販しています。

歴史・用途

ミノキシジルは1979年にアップジョン社が発売しました。しかしそもそもは血管拡張薬(降圧薬)として開発が進められていたものでした。臨床試験中に副作用として発毛作用を持つことが明らかになり、それならばということで発毛薬にしてしまったわけです。初めから育毛剤として開発された化合物ではないのですね。
そういう医薬品は多く、よく知られたバイアグラも元々は違う生物活性があって後々他の効果が見出されたらしいです。

 

合成法

シアノ酢酸のエチルエステルをピペリジンを縮合の後、メチル化してシアナミドを作用させます。最後にヒドロキシルアミンで処理して完成。うーむ大量合成可能だ。

minoxidil_synth.jpg

関連文献

関連書籍

 

関連商品

 

外部リンク

The following two tabs change content below.
cosine

cosine

博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。 関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。 素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. スピノシン Spinosyn
  2. ペリプラノン
  3. キニーネ きにーね quinine
  4. ヨードホルム (iodoform)
  5. ヘキサニトロヘキサアザイソウルチタン / Hexanitrohe…
  6. アスパラプチン Asparaptine
  7. リピトール /Lipitor (Atorvastatin)
  8. ボルテゾミブ (bortezomib)

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. アンディ・マイヤース Andrew G. Myers
  2. 触媒がいざなう加速世界へのバックドア
  3. オキソニウムカチオンを飼いならす
  4. 京のX線分析装置、国際標準に  島津製・堀場、EU環境規制で好調
  5. 第19回 有機エレクトロニクスを指向した合成 – Glen Miller
  6. 天然の保護基!
  7. 科学を理解しようとしない人に科学を語ることに意味はあるのか?
  8. フィッシャーカルベン錯体 Fischer Carbene Complex
  9. ジョアン・スタビー JoAnne Stubbe
  10. リチウムイオン電池の正極・負極≪活物質技術≫徹底解説セミナー

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

可視光で芳香環を立体選択的に壊す

キラルルイス酸光触媒を用いた不斉脱芳香族的付加環化反応が開発された。ヘテロ芳香環の芳香族性を壊しなが…

科学とは「世界中で共有できるワクワクの源」! 2018年度ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞

2018年7月18日、フランス大使公邸にて2018年度ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞の授賞…

クリストフ・レーダー Christoph Rader

クリストフ・レーダー(Christoph Rader、19xx年x月xx日-)は、米国の生化学者・分…

2-(トリメチルシリル)エトキシカルボニル保護基 Teoc Protecting Group

概要2-(トリメチルシリル)エトキシカルボニル(2-(trimethylsilyl)ethoxy…

即戦力のコンパクトFTIR:IRSpirit

化合物の合成や構造決定に勤しんでいる読者の皆様。最近、島津製作所から新しいFTIR(フーリエ変換赤外…

1,3-ジエン類のcine置換型ヘテロアリールホウ素化反応

3-ブロモピリジン類と1,3-ジエン類を用いたcine置換型ヘテロアリールホウ素化反応が開発された。…

PAGE TOP