[スポンサーリンク]

archives

リチウムイオン電池 電解液の開発動向と高機能化

[スポンサーリンク]

◎リチウムイオン電池の高容量化・高出力化・高安全性のキーパーツである電解液。
◎本セミナーでは、電解液の役割から開発動向や高機能化技術動向まで解説!
講師 第1部:LIB技術アドバイザー&コンサルタント 代表 中島 薫 氏
    第2部:関西大学 化学生命工学部 教授/先端科学技術推進機構長 石川 正司 氏
【専門】 レオロジー、コロイド化学
 2012年8月6日(月) 13:00~16:30

会場 東京・港区浜松町 東京都立産業貿易センター浜松町館 第6会議室

受講料(税込)  42,000円 ( S&T会員受講料 39,900円 )上記価格より:(同一法人に限ります)

2名で参加の場合1名につき7,350円割引

3名以上で参加の場合1名につき10,500円割引

※資料付

申し込み・詳細はこちらをクリック!

<プログラム>

第1部 リチウムイオン電池電解液の役割と開発動向

<趣旨>

モバイル用LIBの更なる発展と動力用への展開に対して生じる問題を分析し、電解液がどのように役割を果たせばよいかについてLIBの工業的見地から考察したことを講義する。

1.リチウムイオン二次電池(LIB)の技術のおさらい

1.1 動作原理について、電解液の役割

1.2 材料技術、電解液との関わり

1.3 製造技術、電解液との関わり

1.4 LIBの商品に対する要求特性と電解液の影響について

2.LIB用電解液

2.1 電解液溶媒の性能とイオン伝導性、電池特性との関係

2.2 LIBの劣化~電位窓、電解液構成物質の還元反応、酸化反応、SEI形成反応メカニズム、劣化要因

2.3 電解液と電極構造

2.4 電解液と他材料

2.5 電解液をどう評価するか

3.LIBの将来展望

3.1 高容量化、高出力化と電解液技術

3.2 長寿命と電解液技術

3.3 電解液の高性能化

4.まとめ

□ 質疑応答 □


 

第2部 イオン液体のリチウムイオン電池 電解液への適用とその可能性

<趣旨>

イオン液体は不揮発性で安全でありつつ、電池用の溶媒のように電解質塩を溶解させることが可能である。カチオンとアニオンをうまく選定すれば、酸化側の作動電位を拡大することも可能である。よって、リチウムイオン電池の安全かつ高電圧作動タイプの電解液として、イオン液体が期待されている。これまでは負極側での還元安定性に問題があったが、我々が開発したFSIアニオンを用いたイオン液体電解液によって正負極両方の安定性が確保され、実際の電池への適用が可能となった。

本講座では、このイオン液体電解液がなぜ完全可逆充放電をもたらすのかを説明し、高粘度であってもレート特性が優れる理由や他の優位性を解説し、将来型電解液としてのイオン液体の可能性を展望する。

1.イオン液体とは

1.1 イオン液体の特徴

1.2 電池用イオン液体の構成

2.FSI系イオン液体の登場

2.1 FSI系の特徴

2.2 画期的な負極反応可逆性

2.3 特徴的な低抵抗界面

3.FSIイオン液体中の電池電極反応

3.1 負極反応

3.1.1 炭素負極

3.1.2 シリコン系負極

3.1.3 負極界面の特徴

3.2 正極反応

3.2.1 3元系正極

3.2.2 スピネル系正極

3.2.3 正極の優れたレート特性

3.3 フルセル反応

3.4 FSI系の特殊なイオン環境

4.まとめ

□ 質疑応答 □

申し込み・詳細はこちらをクリック!

関連記事

  1. Excelでできる材料開発のためのデータ解析[超入門]-統計の基…
  2. ロジウム(II)アセタート (ダイマー):Rhodium(II)…
  3. 低分子ゲル化剤の特性・活用と、ゲル化・増粘の基礎【終了】
  4. ロジウム(I)触媒を用いるアリールニトリルの炭素‐シアノ基選択的…
  5. 安全なジアゾメタン原料
  6. “防護服の知恵.com”を運営するアゼアス(株)と記事の利用許諾…
  7. XPhos
  8. 東京化成工業がケムステVシンポに協賛しました

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 第25回ケムステVシンポ「データサイエンスが導く化学の最先端」を開催します!
  2. アラン・マクダイアミッド氏死去
  3. 医療用酸素と工業用酸素の違い
  4. アセタールで極性転換!CF3カルビニルラジカルの求核付加反応
  5. 様々な化学分野におけるAIの活用
  6. 中外製薬、抗悪性腫瘍剤「エルロチニブ塩酸塩」の製造販売承認を申請
  7. 2007年度ノーベル化学賞を予想!(5)
  8. ケテンジチオアセタール化による一炭素増炭反応
  9. 有機合成化学協会誌2017年5月号 特集:キラリティ研究の最前線
  10. Google日本語入力の専門用語サジェストが凄すぎる件:化学編

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2012年8月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目情報

最新記事

ベテラン研究者 vs マテリアルズ・インフォマティクス!?~ 研究者としてMIとの正しい向き合い方

開催日 2024/04/24 : 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足…

第11回 慶應有機化学若手シンポジウム

シンポジウム概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大…

薬学部ってどんなところ?

自己紹介Chemstationの新入りスタッフのねこたまと申します。現在は学部の4年生(薬学部)…

光と水で還元的環化反応をリノベーション

第609回のスポットライトリサーチは、北海道大学 大学院薬学研究院(精密合成化学研究室)の中村顕斗 …

ブーゲ-ランベルト-ベールの法則(Bouguer-Lambert-Beer’s law)

概要分子が溶けた溶液に光を通したとき,そこから出てくる光の強さは,入る前の強さと比べて小さくなる…

活性酸素種はどれでしょう? 〜三重項酸素と一重項酸素、そのほか〜

第109回薬剤師国家試験 (2024年実施) にて、以下のような問題が出題されま…

産総研がすごい!〜修士卒研究職の新育成制度を開始〜

2023年より全研究領域で修士卒研究職の採用を開始した産業技術総合研究所(以下 産総研)ですが、20…

有機合成化学協会誌2024年4月号:ミロガバリン・クロロププケアナニン・メロテルペノイド・サリチル酸誘導体・光励起ホウ素アート錯体

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年4月号がオンライン公開されています。…

日本薬学会第144年会 (横浜) に参加してきました

3月28日から31日にかけて開催された,日本薬学会第144年会 (横浜) に参加してきました.筆者自…

キシリトールのはなし

Tshozoです。 35年くらい前、ある食品メーカが「虫歯になりにくい糖分」を使ったお菓子を…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP