[スポンサーリンク]

archives

ベンゾ[1,2-b:4,5-b’]ジチオフェン:Benzo[1,2-b:4,5-b’]dithiophene

[スポンサーリンク]

有機トランジスタ材料合成用ビルディングブロック

ベンゾ[1,2-b:4,5-b‘]ジチオフェンは大きな平面共役構造を有し,そのππ相互作用による効果的なパッキングが期待されるため,トランジスタなどの電子材料ビルディングブロックとして注目されています。例えばThiemらは,この化合物を出発物質として用いた共重合ポリマーの合成について報告しており,その電界効果トランジスタ特性は,ホール移動度が1.4 x 10-2 cm2V-1s-1,オンオフ電流比は107以上を示します。またヒステリシス特性をほとんど示さず,ターンオン電圧もほぼ0となっています。

“Benzo[1,2-b:4,5-b′]dithiophene-based copolymers applied in bottom-contact field-effect transistors”

M. A. M. Leenen, F. Cucinotta, W. Pisula, J. Steiger, R. Anselmann, H. Thiem, L. D. Cola, Polymer 2010, 51, 3099. DOI: 10.1016/j.polymer.2010.05.022

Microsoft Word - Graphical Abstract .doc

Three copolymers of benzo[1,2-b:4,5-b′]dithiophene and 3,3′-bis(alkyl)-5,5′-bithiophene (dodecyl, tetradecyl and hexadecyl side chains) have been synthesized through Stille copolymerization. The polymers have number-average molecular weights over 20 kg/mol, are well-packed in the bulk and thin film, and possess an ionization potential of −5.1 eV in thin film, which offers stability versus oxidation in environmental conditions. The thin film packing of the polymer with dodecyl side chains leads to an excimeric emission upon excitation, which is not observed for longer side chain lengths. The presence of the dimers responsible for this excimer formation results in a device performance improvement as well. Field-effect transistors fabricated from these copolymers have On/Off ratios >107, equal saturation and linear hole mobilities above 10−2 cm2/Vs, almost no hysteresis and turn-on voltages around 0 V in bottom-contact devices.

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. ポリエチレングリコール結合ルテニウムカルベン錯体
  2. セミナーチャンネルを開設
  3. マテリアルズ・インフォマティクスの導入・活用・推進におけるよくあ…
  4. 不活性第一級C–H結合の触媒的官能基化反応
  5. 4-(ジメチルアミノ)ベンゼンチオール : 4-(Dimethy…
  6. 環境ストレスに応答する植物ホルモン
  7. 1,3-ジオールの不斉非対称化反応による光学活性オキサゾリン誘導…
  8. 電化で実現する脱炭素化ソリューション 〜蒸留・焼成・ケミカルリ…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 「人工タンパク質ケージを操る」スイス連邦工科大学チューリヒ校・Hilvert研より
  2. 危険物データベース:第5類(自己反応性物質)
  3. 名古屋メダル―受賞者一覧
  4. 嗚呼、美しい高分子の世界
  5. 教養としての化学入門: 未来の課題を解決するために
  6. アメリカで医者にかかる
  7. ノーベル賞化学者と語り合おう!「リンダウ・ノーベル賞受賞者会議」募集開始
  8. 豊丘出身、元島さんCMC開発
  9. 日本学術振興会賞受賞者一覧
  10. ウェルチ化学賞・受賞者一覧

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2011年5月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

注目情報

最新記事

ホウ酸団子のはなし

Tshozoです。暇を見つけては相変わらず毎日ツイッターでネタ探しをしているのですが、その中で下…

活性酸素を効率よく安定に生成できる分子光触媒 〜ポルフィリンと分子状タングステン酸化物を複合化〜

第596回のスポットライトリサーチは、東京大学 大学院工学系研究科(山口研究室)修士課程 2年の山口…

Utilization of Spectral Data for Materials Informatics ー Feature Extraction and Analysis ー(スペクトルデータのマテリアルズ・インフォマティクスへの活用 ー 特徴量抽出と解析 ー)

開催日2024年2月28日:申込みはこちら■Background of this seminar…

電解液中のイオンが電気化学反応の選択性を決定する

第595回のスポットライトリサーチは、物質・材料研究機構(NIMS) 若手国際研究センター(ICYS…

第10回 野依フォーラム若手育成塾

野依フォーラム若手育成塾について野依フォーラム若手育成塾では、国際企業に通用するリーダー…

【書評】スキルアップ有機化学 しっかり身につく基礎の基礎

東京化学同人より 2024 年 2 月 16 日に刊行された、「スキルアップ有機…

“逆転の発想”で世界最高のプロトン伝導度を示す新物質を発見

第594回のスポットライトリサーチは、東京工業大学 理学院 化学系 八島研究室の齊藤 馨(さいとう …

第17回日本化学連合シンポジウム「防災と化学」

開催趣旨能登半島地震で罹災された方々に、心からお見舞い申し上げます。自然災害、疾病、火災、事…

溶液中での安定性と反応性を両立した金ナノ粒子触媒の開発

第593回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院工学系研究科(山口研究室)博士後期課程3年の夏 …

DeuNet (重水素化ネットワーク)

Deunet とは?重水素化ネットワーク (The Duteration Network, De…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP