[スポンサーリンク]

archives

トリフルオロ酢酸パラジウム(II) : Trifluoroacetic Acid Palladium(II) Salt

P1870.gif

酸素を用いた脱水素反応による環状エノンの合成

Stahlらは,酸素を用いた脱水素反応による環状エノンの合成法について報告しています。それによれば,酢酸溶媒中,触媒量のトリフルオロ酢酸パラジウム(II)とDMSOの存在下,環状ケトンを酸素と反応させることにより,位置選択的に脱水素反応が進行し,環状エノンが得られます。IBXなどの化学量論量必要な酸化剤を用いた方法に比べ,アトムエコノミーの観点からも有用です。環状エノンは天然物合成における重要な中間体であるため,今後の応用が期待されます。

T. Diao, S. S. Stahl, J. Am. Chem. Soc. 2011, 133, 14566.

関連記事

  1. シアヌル酸クロリド:2,4,6-Trichloro-1,3,5-…
  2. トリス(2,4-ペンタンジオナト)鉄(III):Tris(2,4…
  3. 酸素と水分をW保証!最高クラスの溶媒:脱酸素脱水溶媒
  4. ジピバロイルメタン:Dipivaloylmethane
  5. pre-MIBSK ~Dess-Martin試薬と比べ低コスト・…
  6. エチルマグネシウムクロリド(活性化剤:塩化亜鉛):Ethylma…
  7. [(オキシド)フェニル(トリフルオロメチル)-λ4-スルファニリ…
  8. 化学分野での特許無効審判における 実験データの戦略的な活用方法【…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 書籍「Topics in Current Chemistry」がジャーナルになるらしい
  2. 光触媒で人工光合成!二酸化炭素を効率的に資源化できる新触媒の開発
  3. ウィッティヒ転位 Wittig Rearrangement
  4. Classics in Total Synthesis
  5. 2015年化学10大ニュース
  6. 化学に関係ある国旗を集めてみた
  7. マーシャル プロパルギル化 Marshall Propargylation
  8. エチルマグネシウムクロリド(活性化剤:塩化亜鉛):Ethylmagnesium Chloride activated with Zinc Chloride
  9. サムライ化学者高峰譲吉「さくら、さくら」劇場鑑賞券プレゼント!
  10. E値 Environmental(E)-factor

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

ルミノール誘導体を用いるチロシン選択的タンパク質修飾法

2015年、東京工業大学・中村浩之らは、ルミノール誘導体と鉄-ポルフィリン複合体(ヘミン)を用い、チ…

酵素触媒によるアルケンのアンチマルコフニコフ酸化

酵素は、基質と複数点で相互作用することにより、化学反応を厳密にコントロールしています。通常のフラ…

イオンの出入りを制御するキャップ付き分子容器の開発

第124回のスポットライトリサーチは、金沢大学 理工研究域物質化学系錯体化学研究分野(錯体化学・超分…

リチウムイオン電池の課題のはなし-1

Tshozoです。以前リチウムイオン電池に関するトピックを2つほど紹介した(記事:リチウムイ…

アルコールをアルキル化剤に!ヘテロ芳香環のC-Hアルキル化

2015年、プリンストン大学・D. W. C. MacMillanらは、水素移動触媒(HAT)および…

三種類の分子が自発的に整列した構造をもつ超分子共重合ポリマーの開発

第123回のスポットライトリサーチは、テキサス大学オースティン校博士研究員(Jonathan L. …

Chem-Station Twitter

PAGE TOP