[スポンサーリンク]

archives

ケムステVシンポ、CSJカレントレビューとコラボします

[スポンサーリンク]

第二回も大盛況に終わりましたケムステVシンポ。現在第三回の参加募集中ですのでぜひ参加登録を。いつでも無料で聴講でき、聞き逃しても巻き戻せるのがVシンポの利点です。

コロナ終息後も、ペースを落としながら継続的に続けていきたいと考えています。そこで、問題となるのが継続性多様性。継続性に関しては協賛企業を募ることにより、マネタイズは解決しました。

ただ、実際のシンポジウムと比較し、非常に手軽に開催できるVシンポですが、やはり運営側にはそれなりの労力がかかります。そのため、運営側の興味のある分野の開催にならざるを得ないという問題点があります。つまり多様性の獲得には至っていません。そこで、継続性と多様性を補完できるコラボレーションとして、今回CSJカレントレビュー(出版:化学同人・編集:日本化学会)とコラボすることとなりました。

CSJカレントレビューとは

ご存知の方は多いと思いますが、化学同人社より2010年にはじめて出版され、毎年2冊〜4冊ずつ発行されている、特定の化学分野の総説本です。初心者でもわかるように執筆し、最新研究まで簡単に紹介することを目的としているため、自身の分野はもちろん他分野の研究や学習をしたいというときの一冊目として最適です。ケムステでもすべてではないですが書評を紹介しています。

記事:CSJカレントレビューシリーズ書評

これまで発行されているCSJカレントレビュー

 

どのようなコラボレーションなのか

それではこのCSJカレントレビューとVシンポがどのようなコラボレーションをするのでしょうか。

実際には、今後発売されたCSJカレントレビューの著者に、出版社である化学同人経由でVシンポでの講演を依頼します。その後、運営側(ファシリテーター/モデレーター)もその書籍に関連する方々で準備してもらい、ケムステはそのVシンポの技術的サポートを行うというわけです。

ケムステ側の利点としては、

  1. 講演依頼をはじめとする事務的の処理の緩和
  2. 運営をすべてケムステスタッフが行わない事によるお仕事量の低減
  3. スタッフの興味とは異なる多様性のあるVシンポの開催

が可能となります。1と2で、継続性の補完、3にて多様性の補完が可能です。その代わり、Vシンポの運営サポートと開催宣伝活動を一挙に引き受けようというわけです。先日化学同人にこの旨をお伝えしたところ、快諾していただきました。

そこで、近日中にCSJカレントレビューとケムステVシンポのコラボレーションが開催されます。書籍の特別割引やプレゼント企画なども準備する予定ですのでお楽しみに!

これまでコラボしたケムステVシンポ

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 栄養素取込、ミトコンドリア、菌学術セミナー 主催:同仁化学研究所…
  2. 固体型色素増感太陽電池搭載マウスを買ってみました
  3. 第11回 慶應有機化学若手シンポジウム
  4. 香りの化学4
  5. タウリン捕まえた!カゴの中の鳥にパイ電子雲がタッチ
  6. 100年以上未解明だった「芳香族ラジカルカチオン」の構造を解明!…
  7. ゲームプレイヤーがNatureの論文をゲット!?
  8. 新規チオ酢酸カリウム基を利用した高速エポキシ開環反応のはなし

注目情報

ピックアップ記事

  1. 触媒と光で脳内のアミロイドβを酸素化
  2. NMRの測定がうまくいかないとき
  3. 2009年6月人気化学書籍ランキング
  4. 危険物取扱者:記事まとめ
  5. ドミトリ・メンデレーエフの墓
  6. カセロネス鉱山
  7. 糸状菌から新たなフラボノイド生合成システムを発見
  8. ライセルト インドール合成 Reissert Indole Synthesis
  9. 「引っ張って」光学分割
  10. 特定の場所の遺伝子を活性化できる新しい分子の開発

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2020年5月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目情報

最新記事

【産総研・触媒化学研究部門】新卒・既卒採用情報

触媒部門では、「個の力」でもある触媒化学を基盤としつつも、異分野に積極的に関わる…

触媒化学を基盤に展開される広範な研究

前回の記事でご紹介したとおり、触媒化学研究部門(触媒部門)では、触媒化学を基盤に…

「産総研・触媒化学研究部門」ってどんな研究所?

触媒化学融合研究センターの後継として、2025年に産総研内に設立された触媒化学研究部門は、「触媒化学…

Cell Press “Chem” 編集者 × 研究者トークセッション ~日本発のハイクオリティな化学研究を世界に~

ケムステでも以前取り上げた、Cell PressのChem。今回はChemの編集…

光励起で芳香族性を獲得する分子の構造ダイナミクスを解明!

第 654 回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所 協奏分子システム研究セ…

藤多哲朗 Tetsuro Fujita

藤多 哲朗(ふじた てつろう、1931年1月4日 - 2017年1月1日)は日本の薬学者・天然物化学…

MI conference 2025開催のお知らせ

開催概要昨年エントリー1,400名超!MIに特化したカンファレンスを今年も開催近年、研究開発…

【ユシロ】新卒採用情報(2026卒)

ユシロは、創業以来80年間、“油”で「ものづくり」と「人々の暮らし」を支え続けている化学メーカーです…

Host-Guest相互作用を利用した世界初の自己修復材料”WIZARDシリーズ”

昨今、脱炭素社会への実現に向け、石油原料を主に使用している樹脂に対し、メンテナンス性の軽減や材料の長…

有機合成化学協会誌2025年4月号:リングサイズ発散・プベルル酸・イナミド・第5族遷移金属アルキリデン錯体・強発光性白金錯体

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年4月号がオンラインで公開されています!…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP