[スポンサーリンク]

化学者のつぶやき

研究室での英語【Part 3】

今回はラボ生活で使われてる言葉のうち、最もくだけた表現・・・すなわちスラング(slang)を紹介してみたいと思います。

スラングというだけあって、否定的意味合いのものも少なくありません。論文上やフォーマルな場で使うのは勿論NGです。ひょんなことで使ってしまうと白い目で見られる・・・程度で済めばいいですが、過剰反応を受ける可能性も心に留めておくべきでしょう。

24/7 (トウェンティフォー・セブン)

slang_2.jpgtwenty-four sevenと読みます。24時間/週7日とくれば“年中無休”という意味は、容易に想像可能ではないでしょうか。お店の看板などでもよく見かける、ありふれた表現です。そこの貴方!あまりに根を詰めて働きすぎると、こんなことを言われちゃいますよ?

<例>
Crazy ! You are working 24/7 ! You should enjoy your life !? おかしいだろ! 休まず年中働いてるなんて! 人生楽しめよ!

 

picky (ピッキー)

slang_3.gif「つまみとる(pick)」を形容詞化すると更に強いニュアンスになって、“選り好みの激しい”という意味になります。「あれも自分に合わない、これも自分好みじゃない・・・」とか常に言い続けているとそう言われちゃいますよ!これも日常的によく使われる表現の一つです。

<例>
Again he hates given project…he’s too picky, isn’t it ?? 彼、もらったプロジェクト、また気に入らないんだ・・・選り好みしすぎだと思わない?

 

 

like a monkey (ライク・ア・モンキー)

slang_4.jpg直訳すれば「猿のように」ですが、“考え無しに行動する”といった嘲笑的ニュアンスを込めて使います。「わかんないよ~とりあえず反応仕込むしか手はないよ~」とか言ってる人がいたなら、遠慮無く使ってあげてみては?

<例>
How to treat next step ?? 次の工程はどうやったらいいでしょうか?
―Try every oxidant like a monkey. ―あれこれ考えずに酸化剤を全部試しなさい。

 

 

fountain (ファウンテイン)

slang_6.gif

反応を暴走させたり、重曹水中和時に入れすぎたりして、容器から溶媒を噴かせてしまったら・・・「噴水」そのままの現象が起こりますよね!ラボでは安全第一ですよ!

<例>
Are you all right ? You made fountain ! 大丈夫かい?フラスコから溶媒噴いてたじゃんか!

 

kiss one’s ass (キス・ワンズ・アス)

 

slang_1.jpg直訳すると「誰それのケツの穴(asshole)に口づけする」となりますが、これは“ゴマをする、こびへつらってばかりでプライドがない”という汚いけなし言葉。例えば、良い推薦状が欲しいばかりにボスにヘコヘコしてばかりなメンバー。他のメンバーからは陰でこんなふうに揶揄されてるんですよね・・・高い確率で。

<例>
Mike is always kissing boss’ ass. But it’s meaningless because he is already known as one of most stupid person. マイクはボスにゴマすってばかりだろ。でも無駄だね。彼は既に最も使えない奴の一人だと見なされてるんだから。

研究者といえども人間。(時には聞きたくないような)こんな会話を繰り返しつつ、日々語彙力をアップさせていく・・・というわけですね(苦笑)。

 

関連リンク

The following two tabs change content below.
cosine

cosine

博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。 関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。 素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. リガンド革命
  2. 化学研究ライフハック: 研究現場のGTD式タスク管理 ①
  3. Dead Endを回避せよ!「全合成・極限からの一手」②
  4. すべてがFになる
  5. ぼっち学会参加の極意
  6. 就職か進学かの分かれ道
  7. 銀の殺菌効果がない?銀耐性を獲得するバシラス属菌
  8. キラルアミンを一度に判別!高分子認識能を有するPd錯体

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 環境対策と経済性を両立する電解酸化反応、創造化学が実用化実験
  2. 大久野島毒ガス資料館
  3. 天然にある中間体から多様な医薬候補を創り出す
  4. 近況報告PartII
  5. マレーシア警察:神経剤VX検出で、正男氏は化学兵器による毒殺と判定
  6. 工学的応用における小分子キラリティーの付加価値: Nature Rev. Chem. 2017-6/7月号
  7. Comprehensive Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations
  8. 第94回日本化学会付設展示会ケムステキャンペーン!Part III
  9. 合成化学発・企業とアカデミアの新たな共同研究モデル
  10. 4-ベンゾイル安息香酸N-スクシンイミジル : N-Succinimidyl 4-Benzoylbenzoate

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

リチウムイオン電池の課題のはなし-1

Tshozoです。以前リチウムイオン電池に関するトピックを2つほど紹介した(記事:リチウムイ…

アルコールをアルキル化剤に!ヘテロ芳香環のC-Hアルキル化

2015年、プリンストン大学・D. W. C. MacMillanらは、水素移動触媒(HAT)および…

三種類の分子が自発的に整列した構造をもつ超分子共重合ポリマーの開発

第123回のスポットライトリサーチは、テキサス大学オースティン校博士研究員(Jonathan L. …

超分子化学と機能性材料に関する国際シンポジウム2018

「超分子化学と機能性材料に関する国際シンポジウム2018」CEMS International Sy…

アメリカで Ph. D. を取る –研究室に訪問するの巻–

この連載は、米国の大学院で Ph.D. を取得することを目指す学生が日記感覚で近況を記録するためのも…

光触媒ラジカルカスケードが実現する網羅的天然物合成

四川大学のYong Qinらは、可視光レドックス触媒によって促進される窒素ラジカルカスケード反応によ…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP