[スポンサーリンク]

化学書籍レビュー

有機反応の仕組みと考え方

[スポンサーリンク]

[amazonjs asin=”4061543652″ locale=”JP” title=”新版 有機反応のしくみと考え方 (KS化学専門書)”]

内容

基礎から最新の反応の新理論までよくわかる!
膨大な数の有機反応も単純な原理で説明がつく。基礎から超分子など新しい反応を説明する新理論まで、その理論と実際の反応への適用をわかりやすく見やすく解説。しくみがわかると理解も進む。

対象

有機化学を学ぶ学部生以上。

評価・解説

基礎レベルの有機反応論について、必要十分にまとめられています。それほど分厚くない本ですが、期末試験から院試まで、これ一冊で問題無いぐらいの充実度です。

副読本的に使うのが最適ですが、手っ取り早く基礎を一通り確認したい!有機反応の原理を知りたい!という人にもうってつけでしょう。価格もお手頃です。

基礎だけでなく、超分子・不斉金属触媒・グリーンケミストリーなど最新の話題にも触れており、読み応えもあります。分かりやすい、と周りでも大変評判の良い本です。

2010年改訂。演習版も刊行されていますので、そちらもご覧ください。

関連書籍

[amazonjs asin=”4061543504″ locale=”JP” title=”演習有機反応 その解き方と考え方 (KS化学専門書)”]

 

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. 【書籍】有機スペクトル解析入門
  2. 誰も教えてくれなかった 実験ノートの書き方 (研究を成功させるた…
  3. 化学で「透明人間」になれますか? 人類の夢をかなえる最新研究15…
  4. 最新 創薬化学 ~探索研究から開発まで~
  5. ペロブスカイト太陽電池の学理と技術: カーボンニュートラルを担う…
  6. 炭素文明論「元素の王者」が歴史を動かす
  7. ウォーレン有機合成: 逆合成からのアプローチ
  8. 革新的医薬品の科学 薬理・薬物動態・代謝・安全性から合成まで

注目情報

ピックアップ記事

  1. 硫黄―炭素二重結合の直接ラジカル重合~さまざまなビニルポリマーに分解性などを付与~
  2. 日本発元素がついに周期表に!!「原子番号113番」の命名権が理研に与えられる
  3. 【書評】奇跡の薬 16 の物語 ペニシリンからリアップ、バイアグラ、新型コロナワクチンまで
  4. パクリタキセル(タキソール) paclitaxel(TAXOL)
  5. 黎书华 Shuhua Li
  6. 材料費格安、光触媒型の太陽電池 富大教授が開発、シリコン型から脱却
  7. 博士課程の夢:また私はなぜ心配するのを止めて進学を選んだか
  8. グリコシル化反応を楽にする1位選択的”保護”反応
  9. π-アリルイリジウムに新たな光を
  10. 材料開発の変革をリードするスタートアップのプロダクト開発ポジションとは?

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2008年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

注目情報

最新記事

7th Compound Challengeが開催されます!【エントリー〆切:2026年03月02日】 集え、”腕に覚えあり”の合成化学者!!

メルク株式会社より全世界の合成化学者と競い合うイベント、7th Compound Challenge…

乙卯研究所【急募】 有機合成化学分野(研究テーマは自由)の研究員募集

乙卯研究所とは乙卯研究所は、1915年の設立以来、広く薬学の研究を行うことを主要事業とし、その研…

大森 建 Ken OHMORI

大森 建(おおもり けん, 1969年 02月 12日–)は、日本の有機合成化学者。東京科学大学(I…

西川俊夫 Toshio NISHIKAWA

西川俊夫(にしかわ としお、1962年6月1日-)は、日本の有機化学者である。名古屋大学大学院生命農…

市川聡 Satoshi ICHIKAWA

市川 聡(Satoshi Ichikawa, 1971年9月28日-)は、日本の有機化学者・創薬化学…

非侵襲で使えるpH計で水溶液中のpHを測ってみた!

今回は、知っているようで知らない、なんとなく分かっているようで実は測定が難しい pH計(pHセンサー…

有馬温泉で鉄イオン水溶液について学んできた【化学者が行く温泉巡りの旅】

有馬温泉の金泉は、塩化物濃度と鉄濃度が日本の温泉の中で最も高い温泉で、黄褐色を呈する温泉です。この記…

HPLCをPATツールに変換!オンラインHPLCシステム:DirectInject-LC

これまでの自動サンプリング技術多くの製薬・化学メーカーはその生産性向上のため、有…

MEDCHEM NEWS 34-4 号「新しいモダリティとして注目を浴びる分解創薬」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

圧力に依存して還元反応が進行!~シクロファン構造を活用した新機能~

第686回のスポットライトリサーチは、北海道大学大学院理学研究院化学部門 有機化学第一研究室(鈴木孝…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP