[スポンサーリンク]

化学一般

Illustrated Guide to Home Chemistry Experiments

[スポンサーリンク]

[amazonjs asin=”0596514921″ locale=”JP” title=”Illustrated Guide to Home Chemistry Experiments: All Lab, No Lecture (Diy Science)”] [amazonjs asin=”1449334512″ locale=”JP” title=”Illustrated Guide to Home Forensic Science Experiments: All Lab, No Lecture (Diy Science)”]

内容

学生たち、DIY趣味のある人、科学に興味のある人・・・彼らはいまや真に価値ある化学実験キットを手に入れることができない。本書はそういう人たちのために、家庭で化学実験室を設置し使用する方法を解説した、他に類を見ない書物である。キレイな色やひどい臭いをつくるだけのものではなく、実際の実験室作業をどうやって行うか学習し、実際に実験するために必須となる、基礎的な化学知識も一つ一つ丁寧に示してある。

対象

自分で化学実験をやってみるということに興味を持つすべての人々。学生はもちろん、化学実験を本格的にやってみたいと考える大人たちにも適する。

 

評価・解説

本書は、オライリー社から発刊されている季刊誌“MAKE”の派生品です。

MAKEは「DIY・電子工作・サイエンスアート分野において、自分で手作りしつつ理解する楽しみを味わってもらおう」というコンセプトで2005年に創刊されており、「大人の科学」シリーズと同様のコンセプトをもった雑誌です。本書はその思想を汲んだ書物となっています。

銅の精錬やアルコールの精製、レーヨンの合成から、潜在指紋の採り方、血液の検知法、アスピリンのメチルサリチル酸への変換などが取り上げられています。 中高生でも理解可能なレベルでありつつ、比較的入手容易なもので行える実験が厳選されています。理論的背景・実験手順・安全面での注意・考察事項なども含めて、400ページもの分量があり、まさに圧巻。

“Home Chemistry Experiments”と銘打ってはいますが、相当に本格志向な内容です。洗面器やコップなどではなく、ビーカー・フラスコ・メスシリンダーなどの実験器具の使用が前提されています。

中学高校の科学クラブや体験学習実験のソースとしても、この上なく優れた書籍となってくれるでしょう。

関連書籍

[amazonjs asin=”4410273833″ locale=”JP” title=”視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録 改訂版”][amazonjs asin=”1449327648″ locale=”JP” title=”Make: Technology on Your Time Volume 32″]

関連リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. What’s Cooking in Chemistr…
  2. 「えれめんトランプ2.0」が発売された
  3. 有機・無機材料の相転移ダイナミクス:数理から未来のマテリアル開発…
  4. 【書評】スキルアップ有機化学 しっかり身につく基礎の基礎
  5. Density Functional Theory in Qua…
  6. だれが原子を見たか【夏休み企画: 理系学生の読書感想文】
  7. 【書籍】合成化学の新潮流を学ぶ:不活性結合・不活性分子の活性化
  8. 分子分光学の基礎

注目情報

ピックアップ記事

  1. 平井健二 HIRAI Kenji
  2. 化学系プレプリントサーバ「ChemRxiv」の設立が決定
  3. [(オキシド)フェニル(トリフルオロメチル)-λ4-スルファニリデン]ジメチルアンモニウムテトラフルオロボラート:[(Oxido)phenyl(trifluoromethyl)-lambda4-sulfanylidene]dimethylammonium Tetrafluoroborate
  4. MEDCHEM NEWS 31-4号「RNA制御モダリティ」
  5. 小林 修 Shu Kobayashi
  6. クメン法 Cumene Process
  7. 第15回 触媒の力で斬新な炭素骨格構築 中尾 佳亮講師
  8. Dead Ends And Detours: Direct Ways To Successful Total Synthesis
  9. サムライ化学者高峰譲吉「さくら、さくら」劇場鑑賞券プレゼント!
  10. ホウ素の力で空気が酸化に参加!?

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

注目情報

最新記事

リサイクル・アップサイクルが可能な植物由来の可分解性高分子の開発

第694回のスポットライトリサーチは、横浜国立大学大学院理工学府(跡部・信田研究室)卒業生の瀬古達矢…

第24回次世代を担う有機化学シンポジウム

「若手研究者が口頭発表する機会や自由闊達にディスカッションする場を増やし、若手の研究活動をエンカレッ…

粉末 X 線回折の基礎知識【実践·データ解釈編】

粉末 X 線回折 (powder x-ray diffraction; PXRD) は、固体粉末の試…

異方的成長による量子ニードルの合成を実現

第693回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科(佃研究室)の髙野慎二郎 助教にお願…

miHub®で叶える、研究開発現場でのデータ活用と人材育成のヒント

参加申し込みする開催概要多くの化学・素材メーカー様でMI導入が進む一…

医薬品容器・包装材市場について調査結果を発表

この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、医…

X 線回折の基礎知識【原理 · 基礎知識編】

X 線回折 (X-ray diffraction) は、原子の配列に関する情報を得るために使われる分…

有機合成化学協会誌2026年1月号:エナミンの極性転換・2-メチル-6-ニトロ安息香酸無水物(MNBA)・細胞内有機化学反応・データ駆動型マルチパラメータスクリーニング・位置選択的重水素化法

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2026年1月号がオンラインで公開されています。…

偶然と観察と探求の成果:中毒解毒剤から窒素酸化物を窒素分子へ変換する分子へ!

第692回のスポットライトリサーチは、同志社大学大学院理工学研究科(小寺・北岸研究室)博士後期課程3…

嬉野温泉で論文執筆缶詰め旅行をしてみた【化学者が行く温泉巡りの旅】

論文を書かなきゃ!でもせっかくの休暇なのでお出かけしたい! そうだ!人里離れた温泉地で缶詰めして一気…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP