[スポンサーリンク]

化学書籍レビュー

藤沢晃治 「分かりやすい○○」の技術 シリーズ

[スポンサーリンク]

[amazonjs asin=”4062573873″ locale=”JP” title=”「分かりやすい説明」の技術 最強のプレゼンテーション15のルール (ブルーバックス)”][amazonjs asin=”4062574438″ locale=”JP” title=”「分かりやすい文章」の技術―読み手を説得する18のテクニック (ブルーバックス)”][amazonjs asin=”4062572451″ locale=”JP” title=”「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール (ブルーバックス)”][amazonjs asin=”4062576236″ locale=”JP” title=”「分かりやすい教え方」の技術―「教え上手」になるための13のポイント (ブルーバックス)”]

 概要

日頃、読み書きする文書には必ず、お知らせ、お願い、報告などの「目的」がある。あなたの書いた文章は「目的」を果たしているか?あなたが受け取った文章は、読んで「なるほど」と思えるか?「目的」を正しく伝える18のテクニック。(分かりやすい文章の技術・解説より)

 

対象

伝えたいことを持つすべての人。

評価・感想

これら「分かりやすい技術」シリーズは、研究者に限らず、「他人に自分の意図するところをクリアに伝える」ことを欲する人達に向けて執筆されています。

といっても凝り飾ったテクニック集の類ではなく、そのために押さえておくべき基礎の基礎・心構えを、例示しながら万人に分かりやすく解説しています。こういったことの根底を成す筆者の哲学はシンプルであり、「分かりやすさとは、サービス精神そのものである」ということです。つまりは、誰しもが取り組めるレベルのことであるはずなのです。

化学に限らず研究者は他人に考えることを伝えてナンボの職業です。しかし、専門知識に傾倒するあまり、視野狭窄的になってしまいがちでもあります。「分からない奴らこそがふがいない」としてしまい、本書に書かれている事項すらおぼつかない人も、実に多く見かけるものです。

学生達にとっては、読破する価値がある書物だと思います。社会人として活動し始める前にある程度身に付けておかないと、やや遅い感のある内容ばかりです。・・・とはいえ、これが大変に売れてる現実を考えても、基礎が完璧に出来る人というのはそう多くないのでしょうね。

これらのシリーズを一通り読んで見ると、きっと自分に足りないところが見えてくるはずです。オススメです。

 関連書籍

[amazonjs asin=”B00M1I5BJY” locale=”JP” title=”理解する技術 情報の本質が分かる (PHP新書)”][amazonjs asin=”4837976190″ locale=”JP” title=”日本人が「英語をモノにする」一番確実な勉強法 (知的生きかた文庫)”][amazonjs asin=”B00M1I5BWQ” locale=”JP” title=”疑う技術 ウソを見破る9つの視点 (PHP新書)”]

 関連リンク

藤沢晃治のサイト

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. 基礎材料科学
  2. 研究者/研究力
  3. バイオ医薬 基礎から開発まで
  4. 絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている
  5. 2016年9月の注目化学書籍
  6. 京都大学人気講義 サイエンスの発想法
  7. 有機合成のナビゲーター
  8. Modern Method of Organic Synthes…

注目情報

ピックアップ記事

  1. Igor Larrosa イゴール・ラロッサ
  2. プレプリントサーバー:ジャーナルごとの対応差にご注意を【更新版】
  3. 炭素-炭素結合活性化反応 C-C Bond Activation
  4. キノコから見いだされた新規生物活性物質「ヒトヨポディンA」
  5. 化学者のためのエレクトロニクス講座~5Gで活躍する化学メーカー編~
  6. 果たして作ったモデルはどのくらいよいのだろうか【化学徒の機械学習】
  7. 人工軟骨への応用を目指した「ダブルネットワークゲル」
  8. Stadtfriedhof (ゲッチンゲン市立墓地)
  9. フェリックス・カステラーノ Felix N. Castellano
  10. 日本化学会 第11回化学遺産認定、新たに4件を発表

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年9月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

注目情報

最新記事

【新規事業のヒントをお探しの方へ】イノベーションを生み出すマイクロ波技術の基本と活用事例

新しい技術を活用したビジネスの創出や、既存事業の付加価値向上を検討されている方向けのセミナーです。…

わざと失敗する実験【プロセス化学者のつぶやき】

前回まで1. 設定温度と系内の実温度のお話2. 温度値をどう判断するか3.反応操作をしな…

CIPイノベーション共創プログラム「有機電解合成の今:最新技術動向と化学品製造への応用の可能性」

日本化学会第106春季年会(2026)で開催されるシンポジウムの一つに、CIPセッション「有機電解合…

CIPイノベーション共創プログラム「世界を変えるバイオベンチャーの新たな戦略」

日本化学会第106春季年会(2026)で開催されるシンポジウムの一つに、CIPセッション「世界を変え…

年会特別企画「XAFSと化学:錯体, 触媒からリュウグウまで –放射光ことはじめ」

放射光施設を利用したX線吸収分光法(XAFS)は、物質の電子状態や局所構造を元素選択的に明らかにでき…

超公聴会 2026 で発表します!!【YouTube 配信】

超公聴会は、今年度博士号を取得する大学院生が公聴会の内容を持ち寄ってオンライン上で発表する会です。主…

日本化学会 第106春季年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part II (3/16 追記)

さて、Part Iに引き続きPart II!年会をさらに盛り上げる企画として、2011年より…

凍結乾燥の常識を覆す!マイクロ波導入による乾燥時間短縮と効率化

「凍結乾燥は時間がかかるもの」と諦めていませんか?医薬品や食品、新素材開発において、品質を維…

日本化学会 第106春季年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part I (3/16追記)

まだ寒い日が続いておりますが、あっという間に3月になりました。今年も日本化学会春季年会の季節です。…

アムホテリシンBのはなし 70年前に開発された奇跡の抗真菌薬

Tshozoです。以前から自身の体調不良を記事にしているのですが、昨今流行りのAIには産み出せな…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP