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堀場雅夫 Masao Horiba  

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堀場雅夫(ほりば まさお、1924年12月1日(京都府京都市) -2015年7月14日 )は分析・計測機器大手(株)堀場製作所・創業者、及び同社最高顧問(写真:アキューム )。

2006年には 分析化学界でもっとも権威ある賞であるピッツコン・ヘリテージ・アウォードを米国人以外で初めて受賞し、27人目の殿堂入りを果たす。

経歴

1924年に京都府で生まれる。旧制甲南高等学校(現甲南大学)を経て、1946年京都帝国大学理学部物理学専攻を卒業。在学中の1945年に堀場無線研究所創業。1953年に株式会社堀場製作所を設立し、代表取締役社長に就任。「おもしろおかしく」を社是とする同社は、分析・計測機器の総合メーカーとして多彩な製品を世界に送り出してきた。1961年に医学博士号取得。1978年に代表取締役会長になり、その後1995年に代表権を譲り取締役会長に。2005年現在は最高顧問として、書籍執筆など様々なベンチャー企業の啓蒙活動を行っている。

1946 京都帝国大学理学部 物理学専攻卒業 (荒勝文策 教授)
1953 (株)堀場製作所設立、同社代表取締役
1961 医学博士
1978 (株)堀場製作所 代表取締役会長
1995 (株)堀場製作所 取締役会長
2005 (株)堀場製作所 最高顧問

(財)京都高度技術研究所 最高顧問、日本新事業支援協議会 会長、京都商工会議所 副会頭、京都科学機器協会理事長、京都市専門委員などを兼務。

 

受賞歴

1982 藍綬褒章
1996 経済広報センター表彰
1998 毎日経済人賞
2006 ピッツコン・ヘリテージ・アウォード

 

業績

もともと原子核物理の研究者になる夢を描いていたが、敗戦により核実験施設が一掃されてしまう。

在学中の1945年に堀場無線研究所創業。京大三回生で事業を起こした、学生ベンチャーの草分け的存在となる。

会社設立当初は、金策に明け暮れる毎日で、事業は主に家電製品の修理や停電灯を作成。あるとき、電気回路の故障の原因がコンデンサーにあることに気づき、高品質コンデンサーの開発に着手。販売には失敗したが、その製造過程で開発したpHメーターの製造・販売に切り替えたところ、爆発的な売りあげをみせた。

1953年堀場製作所を設立する。「おもしろおかしく」を社是としている。社員に博士号の取得を推奨し、自身も1961年に医学博士号を取得。「会社員は企業で費やす時間が人生のなかで最も長いのだから、その企業は人生を意義あるものとする場でなければならない」という氏の人生哲学に基づく。上司の命令でも、勉強してみようというプラス思考でことに当れば、面白いことを見つけることができるし、どうしても面白くなければ、辞めればいいといいきる。

Masao_Horiba_2.png

(引用:HORIBA)

彼は全社一丸となって、ベンチャービジネスのモデルともいえる企業を作りあげた。以後、同社は分析機器のトップメーカーとして、つねに技術開発で業界をリードしている。

2006年には分析化学最高の賞である、ピッツコン・ヘリテージ・アワードを米国人以外で初受賞し、分析化学の殿堂入りを果たす。

 

コメント&その他

  1. 理系の研究者・技術者に必要な資質を「飽くなき探究心と情熱」と語り、一代で大手分析企業を築き上げた。ベンチャーや企業内で新しいことをはじめようと考えている技術者の方は、同氏の著書を読んでみると良い。
  2. 世界の大学または公的な試験研究機関において、計測およびその応用に関する科学技術分野で顕著な業績を挙げつつある研究者・技術者を奨励表彰するものとして、2004年より堀場雅夫賞を創設した。

 

名言集

「イヤならやめろ!ただ本当にイヤだと思うほどやってみたか?」
「出る杭は打たれるが、出すぎた杭は誰も打てない。出ない杭、出ようとしない杭は、居心地はよいが、そのうちに腐る」
「限られた時間の中で、ある一定の成果を出すには、「人のフンドシ」で相撲をとることだ。」
(引用:堀場雅夫の名言

 

インタビュー記事

未来を「予測」するな、未来を「創造」せよー堀場製作所最高顧問 堀場雅夫氏

教育の原点は、生徒の可能性を「引き出す」ことにある

ニッポンの社長- 好きで好きでたまらん! 堀場雅夫

MBAより価値ある「会員制」 堀場雅夫が私塾で若手リーダーに教えていること

おもしろいことをやれば成功する

堀場雅夫氏から学ぶ 真のベンチャースピリット

 

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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