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石油化学大手5社、今期の営業利益が過去最高に

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石油化学大手の業績が急拡大している。2005年3月期の連結営業利益は最大手の三菱化学が前期比27%増の1250億円強、東ソーも66%増の500億円前後になるのをはじめ、大手5社がそろって過去最高になりそうだ。中国などアジアでの石化製品の市況好転に加え、需給ひっ迫を背景に国内でも製品値上げが進み、原油高などの影響を吸収する。(引用: 日本経済新聞)

 

営業利益が過去最高だそうですね。石油化学大手5社とは三菱化学東ソー旭化成住友化学工業三井化学のことです。現在、需要は中国を中心に拡大が続き、その需給逼迫による好転です。ただ、1バレルあたり50ドルという原油高であるため(約一年前までおおむね二〇ドル台から三〇ドル台で推移していた)原油高の影響が大きい米国や中国の景気が減速すれば、波及は避けられないでしょう。とりわけ、原料・燃料とも石油製品を使用するメーカーは大変ですね。

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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