[スポンサーリンク]

ケムステニュース

肩こりにはラベンダーを

[スポンサーリンク]

皆さんこんにちは。SEは仕事柄、椅子に座ってPCをずっと見つめているために、肩こりにお悩みの方も多くいらっしゃると聞きます。そこで、今回は、肩こりやストレス解消に効果的で、かなりポピュラーな精油でもあるラベンダーに注目します。 学名は、Lavandula angustifoliaまたはLavandula offcinalisです。Lavandulaはラテン語のlavo(洗う)から来ているという説と、lividus(青みがかった鉛色)という花の色に由来しているとう説があります。シソ科の植物で、葉と花から水蒸気蒸留法にてオイルが抽出されます。

 中心となっている成分は酢酸リナリルで、真正ラベンダーの場合、30~50%も含まれています。(引用:itmedia)

ラベンダーってきれいですよね。ラベンダーと言うと富良野のラベンダー畑が思い浮かぶのは私だけでしょうか?きれいだったなあ。


とそれはいいとして、酢酸リナリル(linalyl acetate)リナロールというアルコールにアセチル基がかかった構造です。リナロールもラベンダーに含まれています。リナロールにはR体S体つまり右手と左手の関係ですね、アルコールの根元の炭素の立体が異なっている鏡像体が存在します。においって敏感で鼻のセンサーのあるものにこの分子が入り込んで認識し、においを感じさせます。人によって異なるのですが、一般的にR体は樹皮っぽいにおいがして、S体は柑橘系の匂いがするそうですよ。

f08129c8

関連書籍

 

外部リンク

香りの化学1

香りの化学2

ラセミ体

 

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 大麻から作られる医薬品がアメリカでオーファンドラッグとして認証へ…
  2. 59年前製造の『ヒロポン』陳列
  3. 光で分子の結合状態を変えることに成功
  4. iPadで使えるChemDrawが発売開始
  5. 秋の褒章2010-化学
  6. サクラの酵母で作った赤い日本酒を商品化に成功
  7. 理研の研究グループがアスパラガスの成分を分析、血圧降下作用がある…
  8. 広がる産総研の連携拠点

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 芳香族性に関する新概念と近赤外吸収制御への応用
  2. 自転車泥棒を臭いで撃退!?「スカンクロック」を考案
  3. 名大の巽教授がIUPAC次期副会長に
  4. リンドラー還元 Lindlar Reduction
  5. 化学企業が相次いで学会や顧客から表彰される
  6. 第19回 有機エレクトロニクスを指向した合成 – Glen Miller
  7. 自動フラッシュ精製システムにリモート化オプション!:Selekt Goes Remote
  8. 嫌気性コリン代謝阻害剤の開発
  9. 北大触媒化研、水素製造コスト2―3割安く
  10. “結び目”をストッパーに使ったロタキサンの形成

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年6月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

注目情報

最新記事

5/15(水)Zoom開催 【旭化成 人事担当者が語る!】2026年卒 化学系学生向け就活スタート講座

化学系の就職活動を支援する『化学系学生のための就活』からのご案内です。化学業界・研究職でのキャリ…

フローマイクロリアクターを活用した多置換アルケンの効率的な合成

第610回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院理学研究科(依光研究室)に在籍されていた江 迤源…

マリンス有機化学(上)-学び手の視点から-

概要親しみやすい会話形式を用いた現代的な教育スタイルで有機化学の重要概念を学べる標準教科書.…

【大正製薬】キャリア採用情報(正社員)

<求める人物像>・自ら考えて行動できる・高い専門性を身につけている・…

国内初のナノボディ®製剤オゾラリズマブ

ナノゾラ®皮下注30mgシリンジ(一般名:オゾラリズマブ(遺伝子組換え))は、A…

大正製薬ってどんな会社?

大正製薬は病気の予防から治療まで、皆さまの健康に寄り添う事業を展開しています。こ…

一致団結ケトンでアレン合成!1,3-エンインのヒドロアルキル化

ケトンと1,3-エンインのヒドロアルキル化反応が開発された。独自の配位子とパラジウム/ホウ素/アミン…

ベテラン研究者 vs マテリアルズ・インフォマティクス!?~ 研究者としてMIとの正しい向き合い方

開催日 2024/04/24 : 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足…

第11回 慶應有機化学若手シンポジウム

シンポジウム概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大…

薬学部ってどんなところ?

自己紹介Chemstationの新入りスタッフのねこたまと申します。現在は学部の4年生(薬学部)…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP