[スポンサーリンク]

ケムステニュース

白い有機ナノチューブの大量合成に成功

[スポンサーリンク]

白いナノチューブ

 独立行政法人産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】界面ナノアーキテクトニクス研究センター 清水 敏美 センター長および高軸比ナノ構造組織化研究チームは、水に溶けやすい部分と油に溶けやすい部分を併せ持つ両親媒性分子を新たに設計、合成し、有機溶媒中で自己集合させることで、内径が40~200nm(ナノメートル:ナノは10億分の1)、外径が70~500nm、長さが数μm(マイクロメートル)の形状を持つ種々の有機ナノチューブを合成する技術を開発した。この方法では従来法と比較して溶媒の使用量が1,000分の1以下と少なく、有機ナノチューブを大量に製造可能である。(引用:産業技術総合研究所

 ナノチューブといってもカーボンナノチューブとは異なります。カーボンナノチューブは名前の通り、炭素で構成されているのに対し、今回のナノチューブは、石鹸に代表される分子の中に親水性基と疎水性基をあわせ持った両親媒性分子で構成される、有機ナノチューブです。

 自己集合により細胞膜内のリン脂質等にみられるような二重膜を形成し、それが円筒状になって形成されます。

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. サントリー:重曹を使った新しい飲料「水分補給炭酸」発売
  2. 中皮腫治療薬を優先審査へ
  3. イタリアに医薬品販売会社を設立 エーザイ
  4. 科学:太古の海底に眠る特効薬
  5. H・ブラウン氏死去/米のノーベル化学賞受賞者
  6. 周期表を超えて~超原子の合成~
  7. CTCLS、製薬業界向けに医薬品の探索研究に特化した電子実験ノー…
  8. やせ薬「塩酸フェンフルラミン」サヨウナラ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 第25回 名古屋メダルセミナー The 25th Nagoya Medal of Organic Chemistry
  2. 国内 ブロックバスター後発品続々と販売開始
  3. ベンジルオキシカルボニル保護基 Cbz(Z) Protecting Group
  4. ヤーン·テラー効果 Jahn–Teller effects
  5. 有機分子触媒の化学 -モノづくりのパラダイムシフト
  6. アスパラプチン Asparaptine
  7. ゼロから始める!量子化学計算~遷移状態を求める~
  8. タンパク質リン酸化による液-液相分離制御のしくみを解明 -細胞内非膜型オルガネラの構築原理の解明へ-
  9. 酵母菌に小さなソーラーパネル
  10. 阪大・プリンストン大が発見、”高温”でも超伝導

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2006年8月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

注目情報

最新記事

アミトラズが効かなくなったアメリカのダニのはなし

Tshozoです。以前からダニに関し色々記事を書いていましたが(「ミツバチに付くダニのはなし」「飲む…

準備や実験操作が簡便な芳香環へのカルボラン導入法の開発

第 696回のスポットライトリサーチは、大阪大学大学院工学研究科 応用化学専攻 有機…

第 19 回 日本化学連合シンポジウム 「モビリティを支える化学」

開催趣旨人や物の移動を支えるモビリティは、持続可能で安全な社会の実現に不可欠な基…

CERNでは、なぜKNFのダイアフラムポンプを採用しているでしょうか―それは、粒子衝突実験のためにコン タミネーションの無い混合ガスを保証できるから

スイスとフランスをまたぐように設けられたCERNは、さまざまな円形および線形粒子加速器を運用して…

設定温度と系内の実温度のお話【プロセス化学者のつぶやき】

今回は設定温度と系内実温度の違いについて取り上げたいと思います。これは分野としてはプロセス化学に…

Carl Boschの人生 その12

Tshozoです。前回の続きをいきます。ここまでは第一次世界大戦がはじまる前のBoschたちの華…

逆方向へのペプチド伸長!? マラリアに効く環状テトラペプチド天然物の全合成

第695回のスポットライトリサーチは、北里大学大学院感染制御科学府(生物有機化学研究室)博士後期課程…

MOF の単一金属サイトで2分子の CO が “協働的” に吸着

金属–有機構造体(MOF)における金属サイトにおいて複数のガスが逐次的に吸着する際に、シグモイド型の…

令和7年度KISTEC教育講座 〜物質の付着はコントロールできる〜中間水を活かした材料・表面・デバイス設計

1 開講期間令和8年3月9日(月)、10日(火)2 コースのねらい、特色 本講座では、材…

リサイクル・アップサイクルが可能な植物由来の可分解性高分子の開発

第694回のスポットライトリサーチは、横浜国立大学大学院理工学府(跡部・信田研究室)卒業生の瀬古達矢…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP