[スポンサーリンク]

身のまわりの分子

メントール /menthol

メントール(menthol)は、モノテルペンの一種で、ハッカ(ペパーミント)に多く含まれる香料成分です。

  • 歴史・用途

スッとする清涼感のある香り(いわゆるハッカの香り)を醸し出す化学成分です。医薬品、サプリメント、嗜好品、食物、アロマテラピーなど、もろもろの分野で用いられています。 たとえば歯磨き粉やリップクリームには香りづけのために添加されています。メントール入りのタバコやガムも市販されています。

ほとんどのメントールは、高砂香料によって開発された人工化学合成プロセスによって供給されています。野依良治らによって開発されたロジウム-BINAP触媒による不斉異性化反応がその鍵工程となっています。

 

menthol_synth.gif
  • 関連文献

 

  • 関連商品

  • 関連リンク

メントール – Wikipedia

ミント – Wikipedia

Menthol – Wikipedia

Peppermint – Wikipedia

2001年ノーベル化学賞 (有機って面白いよね!)

野依不斉水素化反応 (ODOOS)

不斉合成 (有機って面白いよね!)

The following two tabs change content below.
cosine

cosine

博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。 関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。 素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. チエナマイシン /thienamycin
  2. ノッド因子 (Nod factor)
  3. カルボプラチン /carboplatin
  4. オリンピセン (olympicene)
  5. ブレビコミン /Brevicomin
  6. マツタケオール mushroom alcohol
  7. フェノールフタレイン ふぇのーるふたれいん phenolphth…
  8. シラフィン silaffin

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. アイディア創出のインセンティブ~KAKENデータベースの利用法
  2. イヴ・ショーヴァン Yves Chauvin
  3. ブートキャンプ
  4. 酢酸鉄(II):Acetic Acid Iron(II) Salt
  5. 「男性型脱毛症薬が登場」新薬の承認を審議
  6. 論文執筆で気をつけたいこと20(1)
  7. CSJカレントレビューシリーズ書評
  8. 連続フロー水素化反応に適したポリシラン担持パラジウム触媒
  9. 劣性遺伝子押さえ込む メンデルの法則仕組み解明
  10. 最近の有機化学注目論文1

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

天然有機化合物の全合成:独創的なものづくりの反応と戦略

概要生物活性天然有機化合物(天然物)は生命の40億年にわたる進化によって選択された高機能分子…

細菌を取り巻く生体ポリマーの意外な化学修飾

地球上に最もたくさんある有機化合物は何でしょう?それは、野菜や果物、紙、Tシャツ、木材、etc…身の…

有機分子触媒ーChemical Times特集より

関東化学が発行する化学情報誌「ケミカルタイムズ」。年4回発行のこの無料雑誌の紹介をしています。…

研究職の転職で求められる「面白い人材」

ある外資系機器メーカーのフィールドサービス職のポジションに対して候補者をご推薦しました。その時のエピ…

「不斉有機触媒の未踏課題に挑戦する」—マックス・プランク石炭化学研究所・List研より

「ケムステ海外研究記」の第18回目は、マックス・プランク石炭化学研究所(Benjamin List研…

ジムロート転位 (ANRORC 型) Dimroth Rearrangement via An ANRORC Mechanism

ポリアザインドリジンやピリミジンは、求核触媒の作用を受け 6 員環内の窒素原子と 6 員環に結合した…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP