[スポンサーリンク]

archives

トリフェニル-2,6-キシリルビスムトニウムテトラフルオロボラート:Triphenyl-2,6-xylylbismuthonium Tetrafluoroborate

[スポンサーリンク]

テトラアリールビスムトニウム塩を用いたアルコールの酸化反応

俣野らは,テトラアリールビスムトニウム塩を用いたアルコールの酸化反応について報告しています。それによれば,塩基の存在下,酸化剤として当量のトリフェニル-2,6-キシリルビスムトニウムテトラフルオロボラートを用いることにより,第一級および第二級アルコールは室温で速やかに酸化され,それぞれ対応するアルデヒドやケトンを与えます。第一級アルコールの酸化では,カルボン酸は副生しません。

“Remarkable Substituent Effects on the Oxidizing Ability of Tetraarylbismuthonium Tetrafluoroborates in Alcohol Oxidation”

Y. Matano, T. Suzuki, T. Iwata, T. Shinokura, H. Imahori, Bull Chem. Soc. Jpn. 2008, 81, 1621. DOI: 10.1246/bcsj.81.1621

Substituent effects on the oxidizing ability of tetraarylbismuthonium tetrafluoroborates in alcohol oxidation are reported. Intermolecular and intramolecular competition experiments on geraniol oxidation by the combined use of tetraarylbismuthonium tetrafluoroborates andN,N,N′,N′-tetramethylguanidine (TMG) have revealed that the oxidizing ability of the bismuthonium salt increases by the introduction of methyl groups at the ortho position and an electron-withdrawing group at the para position of the aryl ligands. The intermolecular and intramolecular H/D kinetic isotope effects observed for the competitive oxidation of p-bromobenzyl alcohols have shown that the present oxidation reaction consists of fast pre-equilibrium leading to alkoxytetraarylbismuth(V) intermediates (first step) and α-hydrogen abstraction by the aryl ligand attached to the bismuth (second step). The experimental results demonstrate that the electron-deficient aryl ligands enhance the electrophilicity at the bismuth center to put forward the first step and that the bulky ligands destabilize the alkoxybismuth(V) intermediates to accelerate the second step. The newly explored mesityl- and 2,6-xylyltriarylbismuthonium salts have proven to convert primary and secondary alcohols to the corresponding carbonyl compounds with high efficiency under mild conditions. A remarkable steric effect of these oxidants has also been exhibited in the chemoselective oxidation between primary and secondary benzylic alcohols.

 

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. (+)-MTPA-Cl
  2. ボロントリフルオリド – エチルエーテル コンプレッ…
  3. N,N,N’,N’-テトラメチルエチレン…
  4. カプサイシンβ-D-グルコピラノシド : Capsaicin b…
  5. ケムステ新コンテンツ「化学地球儀」
  6. NHC‐ZnBr2触媒を用いた二酸化炭素の末端エポキシドへの温和…
  7. 有用なりん化合物
  8. 固体高分子電解質の基礎、材料技術と実用化【終了】

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 根岸クロスカップリング Negishi Cross Coupling
  2. 架橋シラ-N-ヘテロ環合成の新手法
  3. 東大薬小林教授がアメリカ化学会賞を受賞
  4. 硤合 憲三 Kenso Soai
  5. リッター反応 Ritter Reaction
  6. 新たなクリックケミストリーを拓く”SuFEx反応”
  7. アゾベンゼンは光る!~新たな発光材料として期待~
  8. その電子、私が引き受けよう
  9. 医薬品の品質管理ーChemical Times特集より
  10. 反応開発における顕著な功績を表彰する「鈴木章賞」が創設 ―北海道大学化学反応創成研究拠点(ICReDD)―

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2010年3月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

注目情報

注目情報

最新記事

【9月開催】第1回 マツモトファインケミカル技術セミナー 有機チタン、ジルコニウムが使用されている世界は?-オルガチックスの用途例紹介-

■セミナー概要当社ではチタン、ジルコニウム、アルミニウム、ケイ素等の有機金属化合物を“オルガチッ…

超分子ランダム共重合を利用して、二つの”かたち”が調和されたような超分子コポリマーを造り、さらに光反応を利用して別々の”かたち”に分ける

第407回のスポットライトリサーチは、千葉大学大学院 融合理工学府 先進理化学専攻 共生応用化学コー…

セレンディピティ:思いがけない発見・発明のドラマ

hodaです。今回は1993年に刊行され、2022年7月に文庫化された書籍について書いていき…

第29回 ケムステVシンポ「論文を書こう!そして…」を開催します

コロナ禍による規制も少しずつ緩和されてきて、逆にオンライン会議が逆に少し恋しくなっている今日この頃か…

マテリアルズ・インフォマティクス活用検討・テーマ発掘の進め方 -社内促進でつまずやすいポイントや解決策を解説-

開催日:2022/08/24 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足の影…

高分子固体電解質をAIで自動設計

第406回のスポットライトリサーチは、早稲田大学 先進理工学部 応用化学科 小柳津・須賀研究室の畠山…

スクショの友 Snagit

スクリーンショット(スクショ)は、手軽に画像や図をコピーすることができ、資料作成などにおいて便利な機…

第28回Vシンポ「電子顕微鏡で分子を見る!」を開催します!

こんにちは、今回第28回Vシンポの運営&司会を務めさせていただくMacyです、よろしくお願い…

量子アルゴリズム国際ハッカソンQPARC Challengeで、で京都大学の学生チームが優勝!!

そこかしこで「量子コンピュータ」という言葉を聞くようになった昨今ですが、実際に何がどこまでできるのか…

Nature主催の動画コンペ「Science in Shorts」に応募してみました

以前のケムステ記事で、Springer Nature社が独・メルク社と共同で、動画コンペ「Scien…

Chem-Station Twitter

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP