[スポンサーリンク]

archives

[(オキシド)フェニル(トリフルオロメチル)-λ4-スルファニリデン]ジメチルアンモニウムテトラフルオロボラート:[(Oxido)phenyl(trifluoromethyl)-lambda4-sulfanylidene]dimethylammonium Tetrafluoroborate

[スポンサーリンク]

新しい求電子的トリフルオロメチル化試薬

トリフルオロメチル化体は独自の特徴を持っています。そのためトリフルオロメチル基を導入するための試薬の開発が盛んに行われています。柴田らは塩基性条件下,β-ケトエステルのα-炭素やジシアノアルキリデンのビニル位へ求電子的にトリフルオロメチル基を導入する試薬 [(オキシド)フェニル(トリフルオロメチル)-λ4-スルファニリデン]ジメチルアンモニウムテトラフルオロボラートを開発しました。反応例としてβ-ケトエステルであるインダノンカルボン酸エステルのトリフルオロメチル化を行っており,強塩基DBUを用いることにより93%の高収率で目的物を得ています。

“Fluorinated Johnson Reagent for Transfer-Trifluoromethylation to Carbon Nucleophiles”

S. Noritake, N. Shibata, S. Nakamura, T. Toru, M. Shiro, Eur. J. Org. Chem. 2008, 3465. DOI: 10.1002/ejoc.200800419

mfig000

A novel reagent, [(oxido)phenyl(trifluoromethyl)-λ4-sulfanylidene]dimethylammonium tetrafluoroborate has been developed for the electrophilic trifluoromethylation of carbon nucleophiles. The reagent was designed as a trifluorinated version of a Johnson-type methyl-transfer reagent. The firstexample of vinylogous trifluoromethylation of dicyanoalkylidenes is also demonstrated.(© Wiley-VCH Verlag GmbH & Co. KGaA, 69451 Weinheim, Germany, 2008)

 

 

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. クロロ[(1,3-ジメシチルイミダゾール-2-イリデン)(N,N…
  2. 日本化学会と対談してきました
  3. セリ科植物に含まれる生理活性成分
  4. メーカーで反応性が違う?パラジウムカーボンの反応活性
  5. 【予告】ケムステ新コンテンツ『CSスポットライトリサーチ』
  6. Hantzschエステル:Hantzch Ester
  7. “つける“と“はがす“の新技術―分子接合と表面制御
  8. セレノフェン : Selenophene

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 島津、たんぱく質分析で新技術・田中氏の技術応用
  2. グローバルCOE審査結果
  3. ニック・ホロニアック Nicholas Holonyak, Jr.
  4. 安全なジアゾメタン原料
  5. ロバート・グラブス Robert H. Grubbs
  6. ニセクロハツの強毒原因物質を解明 “謎の毒キノコ” 京薬大准教授ら
  7. ロバート・コリュー R. J .P. Corriu
  8. 高脂血症治療薬の開発に着手 三和化学研究所
  9. 塩素 Chlorine 漂白・殺菌剤や塩ビの成分
  10. Brønsted酸触媒とヒドロシランによるシラFriedel-Crafts反応

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

フィブロイン Fibroin

フィブロイン(Fibroin)は、繭糸(シルク)の主成分であり、繊維状タンパク質の一種である。…

「もはや有機ではない有機材料化学:フルオロカーボンに可溶な材料の創製」– MIT・Swager研より

ケムステ海外研究記の第36回はマサチューセッツ工科大学(MIT)化学科のPhD課程に在籍されている吉…

八木 政行 Masayuki Yagi

八木 政行(やぎ まさゆき、Yagi Masayuki、1968年 -)は、日本の化学者である (写…

有機化学を俯瞰する –古代ギリシャ哲学から分子説の誕生まで–【前編】

本連載では、生命体を特別視する "生気説" が覆されたことにより、有機合成化学の幕が開いたことについ…

第92回―「金属錯体を結合形成触媒へ応用する」Rory Waterman教授

第92回の海外化学者インタビューは、ロリー・ウォーターマン教授です。バーモント大学化学科に在籍し、有…

第五回ケムステVシンポジウム「最先端ケムバイオ」を開催します!

コロナウイルスの自粛も全国で解かれ、日本国内はだいぶ復帰に近づいてました(希望的観測)。しかし今年度…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP