[スポンサーリンク]

archives

次世代分離膜の開発、実用化動向と用途展開 完全網羅セミナー

[スポンサーリンク]

日時        : 2011年2月24日(木) 10:30~16:50
会場        : 東京・品川区大井町 きゅりあん  5F 第3講習室
≪会場地図はこちら≫
受講料     :
(税込) 52,500円
 ⇒E-mail案内登録会員 49,800円
  ※資料・昼食付

申し込みはこちらをクリック!
講師        :第1部 高分子分離膜の開発、高機能化と用途展開(仮)
  ≪10:30~11:50>>
日東電工(株) メンブレン事業部 開発部長 廣瀬 雅彦 氏
第2部 次世代分離プロセスに向けた分子ふるいカーボン膜の開発
  ≪12:30~13:50>>
(独)産業技術総合研究所 環境化学技術研究部門 膜分離プロセスグループ 研究員 地球環境科学博士 吉宗 美紀 氏
【専門】膜分離工学
第3部 ゼオライト分離膜の開発とその応用技術
  ≪14:00~15:20>>
三菱化学(株) (イオン交換樹脂事業部) 筑波センター 分離膜PJ技術アドバイザー 工学博士 中根 堯 氏
【専門】膜分離工学
【略歴】
 1967~2001 旧工業技術院・物質工学工業技術研究所(現産業技術総合研究所)
 2001~2008 東京理科大学総合研究機構教授
 2001~2008 (株)物産ナノテク研究所研究開発本部長
 2008~ 現職
第4部 セラミック分離膜の開発状況と用途展開
  ≪15:30~16:50>>
日本ガイシ(株) 産業プロセス事業部 営業部 新商品グループ マネージャー 脇田 昌宏 氏
講演内容  :第1部 高分子分離膜の開発、高機能化と用途展開(仮)
※作成中
第2部 次世代分離プロセスに向けた分子ふるいカーボン膜の開発
<趣旨>
 カーボン膜(炭素膜)とは、膜全体あるいは分離活性層がアモルファス炭素により形成される分離膜であり、0.3~0.5 nmのナノ空孔を利用した分子ふるい効果によって、分子サイズのガスや蒸気の分離において優れた性能を示すことが知られている。また、カーボン膜は無機膜の長所である耐薬品性を合わせ持つことから、これまで分離膜がほとんど適用されていない耐食性が要求される分離系への応用に向けて実用化が期待されている。
 本セミナーでは、カーボン膜の特性・分離性能について触れた後、カーボン膜の応用プロセスについて、最近の開発動向を紹介する。
1.カーボン膜とは
 1.1 カーボン膜の分類
 1.2 カーボン膜の特徴
 1.3 カーボン膜の形状
 1.4 カーボン膜の分離機構
2.カーボン膜の製造方法
 2.1 カーボン膜の前駆体ポリマー
 2.2 カーボン膜前駆体の製膜
 2.3 カーボン膜の焼成方法
 2.4 カーボン膜のモジュール化
3.カーボン膜の分離性能
 3.1 カーボン膜のガス透過特性
 3.2 カーボン膜の細孔径制御
 3.3 O2/N2ガス分離性能の比較
 3.4 CO2/CH4ガス分離性能の比較
4.カーボン膜の応用プロセス
 4.1 カーボン膜のガス分離膜としての応用
 4.2 カーボン膜の浸透気化膜/蒸気透過膜としての応用
 4.3 カーボン膜の今後の課題
5.まとめ
  □質疑応答・名刺交換□
第3部 ゼオライト分離膜の開発とその応用技術
<趣旨>
  先ず、国内外におけるゼオライト膜開発の概況を述べたのち、三菱化学の脱水用A型ゼオライト膜の特色とその利用方法の検討例や、環境省の宮古島バイオエタノール生産実証プロジェクトにおける省エネルギー化の実証例等の紹介を行う。さらにA型膜以外のゼオライト膜について、弊社等における開発事例の紹介を行うと共に、化学プロセス省エネルギー化への展開等、ゼオライト膜の将来展望について私見を述べる。
1.ゼオライト膜開発の概況
2.PV・VPプロセスにおける膜透過の特色
 2.1 膜透過の駆動力と分極現象
 2.2 分離係数と阻止率・分離率
3.三菱化学製A型ゼオライト膜の特色
 膜構造・膜特性・モジュール構造等
4.燃料用バイオエタノール濃縮脱水への応用
 4.1 既往脱水技術の問題点
 4.2 商業プラントへの適用例
 4.3 NEDOプロジェクトにおける省エネ化の検討
 4.4 環境省宮古島プロジェクトにおける省エネ化の実証
5.洗浄用IPA再生への応用
6.新しいメンブレンの開発・実用化を目指して
 6.1 フォージャサイト型ゼオライト膜
 6.2 モルデナイト型ゼオライト膜等
7.ゼオライト膜の将来展望(化学プロセスの省エネルギー化)
  □質疑応答・名刺交換□
第4部 セラミック分離膜の開発状況と用途展開
<趣旨>
 セラミック膜は1950年代にフランスおよびアメリカでウランの濃縮を目的に開発され、1980年頃より、日本において精密ろ過(MF)、限外(UF)用のセラミック膜が開発され、除菌や清澄化など医薬、食品分野を中心に適用されてきた。近年、ゼオライトなどより小細孔径の分離膜が開発されており、研究規模や産業規模への適用が検討されている。今回は、開発中の分離膜を中心に開発状況と用途展開について説明する。
1.セラミック膜とは
 1.1 特長と品揃え
 1.2 初期性能
2.これまでのセラミック膜
 2.1 特長
 2.2 用途
 2.3 使用方法
 2.4 分離例
3.開発中のセラミック分離膜(液体分離用)
 3.1 特長、品揃え
 3.2 使用方法
 3.3 適用例
 3.4 既存方法とのコスト比較
4.開発中のセラミック分離膜(ガス分離用)
 4.1 特長、品揃え
 4.2 使用方法
 4.3 適用例
 4.4 既存方法とのコスト比較
  □質疑応答・名刺交換□
申し込みはこちらをクリック!
Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 研究者のためのマテリアルズインフォティクス入門コンテンツ3選【無…
  2. MIを組織内で90日以内に浸透させる3ステップ
  3. 材料開発を効率化する、マテリアルズ・インフォマティクス人材活用の…
  4. メルクがケムステVシンポに協賛しました
  5. 高分子鎖デザインがもたらすポリマーサイエンスの再創造|オンライン…
  6. マテリアルズ・インフォマティクスに欠かせないデータ整理の進め方と…
  7. 実験計画・試行錯誤プラットフォームmiHubの大型アップデートの…
  8. ベンゾ[1,2-b:4,5-b’]ジチオフェン:Be…

注目情報

ピックアップ記事

  1. トリルテニウムドデカカルボニル / Triruthenium Dodecacarbonyl
  2. アルバート・コットン Frank Albert Cotton
  3. 第36回「光で羽ばたく分子を活かした新技術の創出」齊藤尚平 准教授
  4. 化学遺産スロイス『舎密学』とグリフィス『化学筆記』が展示へ
  5. 第93回日本化学会付設展示会ケムステキャンペーン!Part II
  6. 化学者のためのエレクトロニクス講座~めっきの基礎編~
  7. オキサリプラチン /oxaliplatin
  8. いま企業がアカデミア出身者に期待していること
  9. マグネシウム Magnesium-にがりの成分から軽量化合物材料まで
  10. ハートウィグ・宮浦C-Hホウ素化反応 Hartwig-Miyaura C-H Borylation

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2011年2月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28  

注目情報

最新記事

第23回次世代を担う有機化学シンポジウム

「若手研究者が口頭発表する機会や自由闊達にディスカッションする場を増やし、若手の研究活動をエンカレッ…

ペロブスカイト太陽電池開発におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用

持続可能な社会の実現に向けて、太陽電池は太陽光発電における中心的な要素として注目…

有機合成化学協会誌2025年3月号:チェーンウォーキング・カルコゲン結合・有機電解反応・ロタキサン・配位重合

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年3月号がオンラインで公開されています!…

CIPイノベーション共創プログラム「未来の医療を支えるバイオベンチャーの新たな戦略」

日本化学会第105春季年会(2025)で開催されるシンポジウムの一つに、CIPセッション「未来の医療…

OIST Science Challenge 2025 に参加しました

2025年3月15日から22日にかけて沖縄科学技術大学院大学 (OIST) にて開催された Scie…

ペーパークラフトで MOFをつくる

第650回のスポットライトリサーチには、化学コミュニケーション賞2024を受賞された、岡山理科大学 …

月岡温泉で硫黄泉の pH の影響について考えてみた 【化学者が行く温泉巡りの旅】

臭い温泉に入りたい! というわけで、硫黄系温泉を巡る旅の後編です。前回の記事では群馬県草津温泉をご紹…

二酸化マンガンの極小ナノサイズ化で次世代電池や触媒の性能を底上げ!

第649回のスポットライトリサーチは、東北大学大学院環境科学研究科(本間研究室)博士課程後期2年の飯…

日本薬学会第145年会 に参加しよう!

3月27日~29日、福岡国際会議場にて 「日本薬学会第145年会」 が開催されま…

TLC分析がもっと楽に、正確に! ~TLC分析がアナログからデジタルに

薄層クロマトグラフィーは分離手法の一つとして、お金をかけず、安価な方法として現在…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP