[スポンサーリンク]

archives

[12]シクロパラフェニレン : [12]Cycloparaphenylene

[スポンサーリンク]

 

新しいカーボンナノリング材料

シクロパラフェニレン (CPP)はベンゼンがパラ位で環状に繋がった化合物で,最短カーボンナノチューブ構造(カーボンナノリング)と見なすことができます。近年、ベンゼン12個からなる[12]シクロパラフェニレン ([12]CPP)の合成が報告され,各種エレクトロニクス材料,ホスト分子材料などへの応用が期待されています。また[12]CPPを“テンプレート”として用い,チューブを伸長させることにより,直径と側面構造が明確に定まった“純正カーボンナノチューブ”の精密合成への応用が検討されています。

[1] “Synthesis, Characterization, and Theory of [9]-, [12]-, and [18]Cycloparaphenylene: Carbon Nanohoop Structures”

R. Jassti, et al., J. Am. Chem. Soc., 2008, 130, 17646. DOI: 10.1021/ja807126u

 

[2] “Selective Synthesis of [12]Cycloparaphenylene”

K. Itami et al., Angew. Chem. Int. Ed. 2009, 48, 6112 DOI:10.1002/anie.200902617

mcontent-1

Tighten your belt: [12]Cycloparaphenylene, the sidewall segment of a carbon nanotube (see picture), has been synthesized in a selective manner through stepwise palladium-catalyzed coupling reactions. The synthesis capitalizes on the ability of the cis-1,4-dihydroxycyclohexane-1,4-diyl unit to attenuate the build-up of strain energy during macrocyclization.

[3] “A Modular and Size-Selective Synthesis of [n]Cycloparaphenylenes: A Step toward the Selective Synthesis of [n,n] Single-Walled Carbon Nanotubes”

K. Itami et al., Angew. Chem. Int. Ed. 2010, 49, 10202. DOI: 10.1002/anie.201005734

mcontent-2

A modular strategy served in the size-selective syntheses of [14]-, [15]-, and [16]cycloparaphenylenes (CPPs). A Suzuki–Miyaura coupling was used to assemble a terphenyl-equivalent, L-shaped cis-1,4-diphenylcyclohexane unit and a linear benzene/biphenyl unit in a 3+1+3 or 3+2+3 mode to give U-shaped septi- and octiphenyl units. The cyclizative dimerization of these U-shaped units and subsequent aromatization yielded the CPPs.

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. セルロースナノファイバーの真価
  2. pre-ELM-11
  3. 有機・高分子合成における脱”レアメタル”…
  4. TFEDMA
  5. Shvo触媒 : Shvo’s Catalyst
  6. 【PR】 Chem-Stationで記事を書いてみませんか?【ス…
  7. 田辺シリル剤
  8. ウェブサイトのリニューアル

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. レギッツジアゾ転移 Regitz Diazo Transfer
  2. 恋する創薬研究室
  3. 米メルク、業績低迷長期化へ
  4. ファイザー新社長にソーレン・セリンダー氏が就任
  5. ポリセオナミド :海綿由来の天然物の生合成
  6. 新しい構造を持つゼオライトの合成に成功!
  7. 可視光エネルギーを使って単純アルケンを有用分子に変換するハイブリッド触媒系の開発
  8. 名もなきジテルペノイドの初の全合成が導いた構造訂正
  9. ユーコミン酸 (eucomic acid)
  10. 塩野義製薬/米クレストール訴訟、控訴審でも勝訴

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

注目情報

注目情報

最新記事

アメリカ大学院留学:卒業後の進路とインダストリー就活(2)

前回の記事では、アメリカのPhD取得後の進路について、一般的な進路や就活を始める時期について紹介しま…

【第11回Vシンポ特別企画】講師紹介③:大内 誠 先生

今回の記事では、第11回バーチャルシンポジウム「最先端精密高分子合成」をより楽しむべく講師の一人であ…

第131回―「Nature出版社のテクニカルエディターとして」Laura Croft博士

第131回の海外化学者インタビューはローラ・クロフト博士です。Nature Chemistry誌とN…

【書籍】機器分析ハンドブック2 高分子・分離分析編

2020/10/20に刊行されたばかりのホットな書籍をご紹介します。概要はじめて機器…

アメリカ大学院留学:卒業後の進路とインダストリー就活(1)

PhD留学について、受験や大学院生活についての情報は豊富に手に入るようになってきていますが、卒業後の…

オキシム/ヒドラゾンライゲーション Oxime/Hydrazone Ligation

概要ケトン・アルデヒドは生体分子にまれにしか存在しないため、位置選択的な生体共役反応の標的として…

その構造、使って大丈夫ですか? 〜創薬におけるアブナいヤツら〜

新参スタッフの DAICHAN です。前回の記事「その化合物、信じて大丈夫ですか…

第130回―「無機薄膜成長法を指向した有機金属化学」Lisa McElwee-White教授

第130回の海外化学者インタビューはリサ・マックエルウィー=ホワイト教授です。フロリダ大学化学科に所…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP