[スポンサーリンク]

archives

カルベン触媒によるα-ハロ-α,β-不飽和アルデヒドのエステル化反応

[スポンサーリンク]

D3611.gif


Duらは,カルベン触媒によるα-ハロ-α,β-不飽和アルデヒドのエステル化反応について報告しています。それによれば,DBUと触媒量の1,3-ビス(2,6-ジイソプロピルフェニル)イミダゾリウムクロリドの存在下,α-ハロ-α,β-不飽和アルデヒドを種々のアルコールと反応させることにより,α,β-不飽和エステルが立体選択的に高収率で得られます。本反応は塩基性条件であるため,中間体からハロゲン化水素が脱離し,α,β-不飽和エステルが生成するものと推測されます。
X.-B. Wang, X.-L. Zou, G.-F. Du, Z.-Y. Liu, B. Dai, Tetrahedron 2012, 68, 6498

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. REACH/RoHS関連法案の最新動向【終了】
  2. マテリアルズ・インフォマティクスのためのSaaS miHubの活…
  3. ヘテロカンシラノール
  4. (S,S)-(-)-2,2′-イソプロピリデンビス(…
  5. 材料開発における生成AIの活用方法
  6. 固体高分子電解質の基礎、材料技術と実用化【終了】
  7. 4-tert-ブチル-2,6-ジメチルフェニルサルファートリフル…
  8. CEMS Topical Meeting Online 機能性材…

注目情報

ピックアップ記事

  1. Dihydropyridazinone環構造を有する初の天然物 Actinopyridazinoneを発見 ~微生物の持つヒドラジン生合成経路の多様性を解明~
  2. 抗がん剤などの原料の新製造法
  3. 工程フローからみた「どんな会社が?」~タイヤ編 その2
  4. 自宅での仕事に飽きたらプレゼン動画を見よう
  5. 科学を魅せるーサイエンスビジュアリゼーションー比留川治子さん
  6. ヒバリマイシノンの全合成
  7. 2009年10大化学ニュース
  8. 博士号とは何だったのか - 早稲田ディプロマミル事件?
  9. NHC銅錯体の塩基を使わない直接的合成
  10. ボロン酸を用いた2-イソシアノビフェニルの酸化的環化反応によるフェナントリジン類の合成

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2013年1月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

注目情報

最新記事

アクリルアミド類のanti-Michael型付加反応の開発ーPd触媒による反応中間体の安定性が鍵―

第622回のスポットライトリサーチは、東京理科大学大学院理学研究科(松田研究室)修士2年の茂呂 諒太…

エントロピーを表す記号はなぜSなのか

Tshozoです。エントロピーの後日談が8年経っても一向に進んでないのは私が熱力学に向いてないことの…

AI解析プラットフォーム Multi-Sigmaとは?

Multi-Sigmaは少ないデータからAIによる予測、要因分析、最適化まで解析可能なプラットフォー…

【11/20~22】第41回メディシナルケミストリーシンポジウム@京都

概要メディシナルケミストリーシンポジウムは、日本の創薬力の向上或いは関連研究分野…

有機電解合成のはなし ~アンモニア常温常圧合成のキー技術~

(出典:燃料アンモニアサプライチェーンの構築 | NEDO グリーンイノベーション基金)Ts…

光触媒でエステルを多電子還元する

第621回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所 生命・錯体分子科学研究領域(魚住グループ)にて…

ケムステSlackが開設5周年を迎えました!

日本初の化学専用オープンコミュニティとして発足した「ケムステSlack」が、めで…

人事・DX推進のご担当者の方へ〜研究開発でDXを進めるには

開催日:2024/07/24 申込みはこちら■開催概要新たな技術が生まれ続けるVUCAな…

酵素を照らす新たな光!アミノ酸の酸化的クロスカップリング

酵素と可視光レドックス触媒を協働させる、アミノ酸の酸化的クロスカップリング反応が開発された。多様な非…

二元貴金属酸化物触媒によるC–H活性化: 分子状酸素を酸化剤とするアレーンとカルボン酸の酸化的カップリング

第620回のスポットライトリサーチは、横浜国立大学大学院工学研究院(本倉研究室)の長谷川 慎吾 助教…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP