[スポンサーリンク]

一般的な話題

自宅での仕事に飽きたらプレゼン動画を見よう

[スポンサーリンク]

コロナウイルスの影響で日本でもホームオフィスが広がってきましたね。ホームオフィスに入って私はもうほぼ一か月がたちましたが、はじめは全然集中できませんでした。そんな時、気晴らしに役立ったのが、Youtubeに上がっている講義や学会の動画でした。そこでこの記事では、これまでにネットに出回っているプレゼン動画を集めてみました。疲れて仕事のやる気がなくなった時はこちらに挙げたような動画を見てみてください。英語のリスニングを鍛えたり、どのようにプレゼンしているのかを注意しながら見ればプレゼンの練習にもなります。今回の一件でこれからたくさんの講義動画や学会ポスター、学会の動画が出てくると思います。一部、今後のプレゼンの予定も載せておいたので見てみてください。

Center for Selective C-H Functionalization

4年前ぐらいからWebを通した学会をテーマにC-H活性化の研究分野で活発な研究者のプレゼンを取り上げています。チャンネルはこちら

http://www.nsf-cchf.com/

例えば一番最近のアップデートはこちら。

次回のVirtual Lectureは日本時間の5月13日朝5時から。詳細はこちら

ACS division of organic chemistry

次に取り上げるのはACSのdivision of organic chemistryからアップデートされている動画集。リンクはこちらからどうぞ。なぜかYoutubeのチャネルには動画が表示されない設定になっているので、ACSのWebsiteにまとめられているリンクから選んで視聴するのがいいかと思います。

https://www.organicdivision.org/doc-virtual-symposium-series/past-virtual-symposia/

例えば、最近のアップデートはこちら。

ChemistryViews

最近Virtual conferenceを始めた様子です。例えば、こちらの動画はどうでしょうか。

4/22には第二回のシンポジウムをするそうです。日本時間4月22日21時から、登壇者は以下のとおり。
Paolo Melchiorre (ICIQ, Tarragona)“Asymmetric Catalysis in the Excited State
Cristina Nevado (University of Zurich)“Mechanistic Puzzles in Metal-Catalyzed Reactions
Tobias Ritter (MPI für Kohlenforschung)“Late-Stage Functionalizations 

labroots

あまりこのチャネルでは化学について長時間のシンポジウムを扱っていないようですが、例えばこちらでは化学関連のプレゼンが見られます。興味のある研究者が居れば見てみるのもいいと思います。先に挙げたリンクのプレゼンの一つはEmily Balskusによるおそらく生合成関連の動画。

Baran Group Heterocyclic Chmistry

Baran研の複素環化合物の講義です。僕も複素環化学は大の苦手なので一から見ています。チャネルはこちら。第一回目の講義はこちら。

 

バイオ系

例えばこちら。ibiology。

その他古い動画はこちらなど

以下には有名人の過去の講演の動画を挙げておきました。今まで意識して探したことは無かったのですが、思いのほかたくさんのプレゼンがネットに上がっています。特にNovel Prize Winnerは必ずと言ってもいいほど複数動画がありますので、興味のある先生の名前でググってみてください。(以下のリンクのプレゼンは日付の通り少し古いものが多いと思います。教授によっては新しいプレゼンがCCHFの方に上がっているのでそちらもご参照ください。)

Shenvi

2015/03/12 Saturday Science at Scripps Research: Ryan Shenvi – Strong Inference

Hartwig

2012/05/14 3. Professor John Hartwig

Yu

2014/09/12 Accelerated C-H Activation Reactions: A Shortcut to Molecular Complexity from Chemical Feedstock

Baran

2017/08/28 “Your Chemistry has Potential”: Keynote Phil Baran August 22nd, 2017, Washington, DC

Sanford

2017/05/05 Melanie Sanford – Better Ways to Make Molecules

Buchwald

2017/10/23 Stephen Buchwald, MIT, “Asymmetric Copper-Catalyzed Hydrofunctionalization…” (2016)

Feringa

2016/12/11 Nobel lecture: Bernard L. Feringa, Nobel Laureate in Chemistry 2016

Stoddart

2016/12/11 Nobel lecture: Sir J. Fraser Stoddart, Nobel Laureate in Chemistry 2016

Arnold

2018/12/08 Frances H. Arnold: Nobel Lecture in Chemistry 2018

Carreira

2014/06/03 Surprises and Discovery in Catalysis | Цикл лекций «Novartis Lectures» | Erick M. Carreira

Furstner

2016/10/05 Catalysis, the enabling science: Challenges & Opportunities by Alois Furstner

Trost

2014/03/13 ”Self-Assembly of Dinuclear Main Group Complexes for Asymmetric Catalysis” – Prof. Barry M. Trost

Sharpless

2009/09/18 34. Sharpless Oxidation Catalysts and the Conformation of Cycloalkanes

2015/05/27 Barry Sharpless: Exploring the Sulfate World

Bertozzi

2010/03/24 Carolyn Bertozzi (UC Berkeley) Part 1: Chemical Glycobiology

2010/05/02 Carolyn Bertozzi (UC Berkeley) Part 2: Imaging the Glycome

N Turner

2018/07/13 ACS Catalysis Lectureship 2018 Award Video: Featuring Nicholas Turner

Hilvert

2018/04/03 DigitalLife 2018 Donald Hilvert ETH Zürich

Liu

2016/05/04 PQI2016 Peng Liu: Computational Studies of Transition-Metal-Catalyzed Reactions

学部レベルから修士レベルの講義動画

こちらには学部から修士レベルの講義動画集を挙げておきます。ほかにも大学によっては独自の講義をアップロードしているところがたくさんあるかと思いますので検索してみてください。

2020年4月現在、日本ではオンライン授業化による混乱が一部で見られるようですが、授業のセットアップが追い付いていない大学の講義を補充する形でこれらの動画を利用するのはアリかと思います。

MIT Basic Chemistry Lectures MITではかなりたくさんの講義動画を出しています。授業がまとめられたWebsiteはこちら。各コースで動画が用意されているので、リンクをたどっていってください。例えばこちらの授業など。

36 Lectures for basic chemistry. ハンドアウトもMITのWebsiteから落とせます。

Yale Univ
2009/09/18 Freshman Organic Chemistry with J. Michael McBride
Yale Univ
2014/06/27 Freshman Organic Chemistry II with Michael McBride

Yale Univ
2015/09/09 Introduction to Green Chemistry

Courses at UC Irvine University of California Irvineではかなりたくさんの講義を出しています。少々古いですが、使えると思います。

UCIrvine
2014/06/19 Chemistry 51A Organic Chemistry

UC Irvine
2015/01/26 Chemistry 51B: Organic Chemistry
Universitat Bochum

Lectures Fakultät für Chemie und Biochemie der Ruhr-Universität Bochum

Gakushi

投稿者の記事一覧

東京の大学で修士を修了後、インターンを挟み、スイスで博士課程の学生として働いていました。現在オーストリアでポスドクをしています。博士号は取れたものの、ハンドルネームは変えられないようなので、今後もGakushiで通します。

関連記事

  1. CV書いてみた:ポスドク編
  2. 速報! ノーベル物理学賞2014日本人トリプル受賞!!
  3. CSJジャーナルフォーラム「ジャーナルの将来像を考える」
  4. ニトリル手袋は有機溶媒に弱い?
  5. 第6回慶應有機化学若手シンポジウム
  6. アウグスト・ホルストマン  熱力学と化学熱力学の架け橋
  7. 分子構造を 3D で観察しよう (3):新しい見せ方
  8. 投票!2015年ノーベル化学賞は誰の手に??

注目情報

ピックアップ記事

  1. 超分子カプセル内包型発光性金属錯体の創製
  2. 石見銀山遺跡
  3. 酸化反応条件で抗酸化物質を効率的につくる
  4. シェールガスにかかわる化学物質について
  5. Wei-Yu Lin教授の講演を聴講してみた
  6. なぜあなたの研究は進まないのか?
  7. 岡本佳男 Yoshio Okamoto
  8. 材料研究分野で挑戦、“ゆりかごから墓場まで”データフル活用の効果
  9. パール・クノール ピロール合成 Paal-Knorr Pyrrole Synthesis
  10. メスゴキブリのフェロモン合成、駆除に活用・日米チーム

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2020年4月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

注目情報

最新記事

コバルト触媒による多様な低分子骨格の構築を実現 –医薬品合成などへの応用に期待–

第 642回のスポットライトリサーチは、武蔵野大学薬学部薬化学研究室・講師の 重…

ヘム鉄を配位するシステイン残基を持たないシトクロムP450!?中には21番目のアミノ酸として知られるセレノシステインへと変異されているP450も発見!

こんにちは,熊葛です.今回は,一般的なP450で保存されているヘム鉄を配位するシステイン残基に,異な…

有機化学とタンパク質工学の知恵を駆使して、カリウムイオンが細胞内で赤く煌めくようにする

第 641 回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科化学専攻 生…

CO2 の排出はどのように削減できるか?【その1: CO2 の排出源について】

大気中の二酸化炭素を減らす取り組みとして、二酸化炭素回収·貯留 (CCS; Carbon dioxi…

モータータンパク質に匹敵する性能の人工分子モーターをつくる

第640回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所・総合研究大学院大学(飯野グループ)原島崇徳さん…

マーフィー試薬 Marfey reagent

概要Marfey試薬(1-フルオロ-2,4-ジニトロフェニル-5-L-アラニンアミド、略称:FD…

UC Berkeley と Baker Hughes が提携して脱炭素材料研究所を設立

ポイント 今回新たに設立される研究所 Baker Hughes Institute for…

メトキシ基で転位をコントロール!Niduterpenoid Bの全合成

ナザロフ環化に続く二度の環拡大というカスケード反応により、多環式複雑天然物niduterpenoid…

金属酸化物ナノ粒子触媒の「水の酸化反応に対する駆動力」の実験的観測

第639回のスポットライトリサーチは、東京科学大学理学院化学系(前田研究室)の岡崎 めぐみ 助教にお…

【無料ウェビナー】粒子分散の最前線~評価法から処理技術まで徹底解説~(三洋貿易株式会社)

1.ウェビナー概要2025年2月26日から28日までの3日間にわたり開催される三…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP