[スポンサーリンク]

archives

ボロン酸を用いた2-イソシアノビフェニルの酸化的環化反応によるフェナントリジン類の合成

[スポンサーリンク]

M0043.gif


?茶谷らは,ボロン酸を用いた2-イソシアノビフェニルの酸化的環化反応によるフェナントリジン誘導体の合成を報告しています。それによれば,種々の2-イソシアノビフェニル誘導体とボロン酸を Mn(acac)3の存在下で反応させることにより,比較的温和な条件下,高収率でフェナントリジン誘導体が得られます。この反応は,イミドイルラジカル中間体を経由した分子内ホモリティック芳香族置換反応(HAS)により進行しているものと考えられます。

M. Tobisu, K. Koh, T. Furukawa, N. Chatani, Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 11363.

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. マテリアルズ・インフォマティクスの導入・活用・推進におけるよくあ…
  2. ビス(ピリジン)ヨードニウムテトラフルオロボラート:Bis(py…
  3. 金属ナトリウム分散体(SD Super Fine ™…
  4. マテリアルズ・インフォマティクスにおける初期データ戦略 -新規テ…
  5. 研究開発分野におけるセキュリティ対策の傾向と、miHubでのセキ…
  6. pre-MIBSK ~Dess-Martin試薬と比べ低コスト・…
  7. 有機合成化学協会誌2020年12月号:2H-アジリン・配糖体天然…
  8. テトラキス[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ほう酸ナ…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. パラジウム触媒の力で二酸化炭素を固定する
  2. 【7月開催】第十回 マツモトファインケミカル技術セミナー   オルガチックスによるPFAS(有機フッ素化合物)代替技術の可能性
  3. 【書評】科学実験でスラスラわかる! 本当はおもしろい 中学入試の理科
  4. 2004年ノーベル化学賞『ユビキチン―プロテアソーム系の発見』
  5. ペプチドのらせんフォールディングを経る多孔性配位高分子の創製
  6. 美麗な分子モデルを描きたい!!
  7. 21世紀に入り「世界同時多発研究」は増加傾向に
  8. 触媒討論会に行ってきました
  9. エーザイ、抗てんかん剤「イノベロン」、ドイツなどで発売を開始
  10. 荘司 長三 Osami Shoji

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2013年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

注目情報

最新記事

5/15(水)Zoom開催 【旭化成 人事担当者が語る!】2026年卒 化学系学生向け就活スタート講座

化学系の就職活動を支援する『化学系学生のための就活』からのご案内です。化学業界・研究職でのキャリ…

フローマイクロリアクターを活用した多置換アルケンの効率的な合成

第610回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院理学研究科(依光研究室)に在籍されていた江 迤源…

マリンス有機化学(上)-学び手の視点から-

概要親しみやすい会話形式を用いた現代的な教育スタイルで有機化学の重要概念を学べる標準教科書.…

【大正製薬】キャリア採用情報(正社員)

<求める人物像>・自ら考えて行動できる・高い専門性を身につけている・…

国内初のナノボディ®製剤オゾラリズマブ

ナノゾラ®皮下注30mgシリンジ(一般名:オゾラリズマブ(遺伝子組換え))は、A…

大正製薬ってどんな会社?

大正製薬は病気の予防から治療まで、皆さまの健康に寄り添う事業を展開しています。こ…

一致団結ケトンでアレン合成!1,3-エンインのヒドロアルキル化

ケトンと1,3-エンインのヒドロアルキル化反応が開発された。独自の配位子とパラジウム/ホウ素/アミン…

ベテラン研究者 vs マテリアルズ・インフォマティクス!?~ 研究者としてMIとの正しい向き合い方

開催日 2024/04/24 : 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足…

第11回 慶應有機化学若手シンポジウム

シンポジウム概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大…

薬学部ってどんなところ?

自己紹介Chemstationの新入りスタッフのねこたまと申します。現在は学部の4年生(薬学部)…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP