[スポンサーリンク]

archives

アニオンUV硬化に有用な光塩基発生剤(PBG)

[スポンサーリンク]

O0396.gif


2-(9-オキソキサンテン-2-イル)プロピオン酸1,5,7-トリアザビシクロ[4.4.0]デカ-5-エン(1)は有光らによって開発された強塩基のTBDを放出する光塩基発生剤(PBG)です。1は高効率に光脱炭酸反応(量子収率φ=0.64程度)を示すメチルキサントン酢酸とTBDの塩を形成しており,UV光照射(254 nmおよび365 nm)により遊離のTBDが発生します。例えば,1を加えたエポキシモノマーとチオールモノマーからなる反応性樹脂に光照射すると,室温でのアニオンUV硬化させることが可能です。また,TBDを放出可能な塩基増殖剤との共存下,光照射することによりTBDが増殖的に発生することが報告されています。メチルキサントン酢酸はTBDに限らず他の塩基との組み合わせも可能であり,様々な光パターニング材料への応用が期待されています。

※本製品は東京理科大学の許諾を得て,有光晃二准教授の技術指導により製品化したものです。

有光晃二, 有機合成化学協会誌 2012, 70, 508.
有光晃二, 学校法人東京理科大学, 特開2011-236416.
有光晃二, 学校法人東京理科大学, 特開2012-237776.

弊社では光重合開始剤を多数取り揃えております。製品情報はこちらを参照ください。
>> 光重合開始剤

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. 【11月開催】第十三回 マツモトファインケミカル技術セミナー  …
  2. シランカップリング剤入門【終了】
  3. 【10月開催】 【第二期 マツモトファインケミカル技術セミナー開…
  4. はてブ週間ランキング第四位を獲得
  5. トリフルオロメタンスルホン酸2-(トリメチルシリル)フェニル :…
  6. ジルコノセン触媒による第一級アミドとアミンのトランスアミド化反応…
  7. マイクロ波によるケミカルリサイクル 〜PlaWave®︎の開発動…
  8. クロロ[(1,3-ジメシチルイミダゾール-2-イリデン)(N,N…

注目情報

ピックアップ記事

  1. イグノーベル賞2021が発表:今年は化学賞あり!
  2. ロルフ・ヒュスゲン Rolf Huisgen
  3. 上田 実 Minoru Ueda
  4. 重水は甘い!?
  5. ガン細胞を掴んで離さない分子の開発
  6. シンプルなα,β-不飽和カルベン種を生成するレニウム触媒系
  7. 手術中にガン組織を見分ける標識試薬
  8. 「新反応開発:結合活性化から原子挿入まで」を聴講してみた
  9. オンライン講演会に参加してみた~学部生の挑戦記録~
  10. 動画でわかる! 「575化学実験」実践ガイド

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2013年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目情報

最新記事

日本化学会 第104春季年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part I

まだ寒い日が続いておりますが、あっという間に3月になりました。今年も日本化学会春季年会の季節です。…

アムホテリシンBのはなし 70年前に開発された奇跡の抗真菌薬

Tshozoです。以前から自身の体調不良を記事にしているのですが、昨今流行りのAIには産み出せな…

反応操作をしなくても、化合物は変化する【プロセス化学者のつぶやき】

前回まで1. 設定温度と系内の実温度のお話2. 温度値をどう判断するか温度を測ること…

ジチオカーバメートラジカル触媒のデザイン〜三重項ビラジカルの新たな触媒機能を発見〜

第698回のスポットライトリサーチは、名古屋大学大学院工学研究科(大井研究室)博士後期課程1年の川口…

第5回プロセス化学国際シンポジウム(ISPC 2026)でポスター発表しませんか!

詳細・申込みはこちら!日本プロセス化学会は、約5年に一度、プロセス化学国際シンポジウムを開催して…

キラル金属光レドックス触媒の最前線を駆け抜けろ!触媒デザインの改良と生物活性天然物の前人未到の不斉全合成を同時に達成

第697回のスポットライトリサーチは、名古屋大学大学院工学研究科(石原研究室)博士後期課程1年の赤尾…

世界のバイオ医薬品CDMO市場について調査結果を発表

この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、世界の…

ACS150 JACS Symposium Series: Advancing Molecular Transformations for Chemical Innovation開催のお知らせ

アメリカ化学会(ACS)創立150周年を記念した ACS150 JACS Symposium Ser…

有機合成化学協会誌2026年2月号:亜鉛ルイス酸触媒・短側鎖スルホニルフルオリドモノマー・大環状金錯体・キラルスピロπ共役化合物・ヘリセンの合成とキロプティカル特性

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2026年2月号がオンラインで公開されています。…

温度値をどう判断するか【プロセス化学者のつぶやき】

前回、設定温度と系内温度は一致しないことがあるという話をしました。今回はその続きとして、実務上ど…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP