[スポンサーリンク]

archives

【予告】ケムステ新コンテンツ「元素の基本と仕組み」

[スポンサーリンク]

2016年もはじまりましたね。いかがお過ごしでしょうか。本年もChem-Stationをよろしくお願いいたします。

さて、昨年最終日に決まった「113番目元素の命名権取得」。日本いや、アジア初の快挙であり、命名される本年は「元素ブーム」が期待されます。本ウェブサイトでも113番目元素を含む「新元素開発」に関するニュースやトピックを配信してきました。

 

元素のコンテンツあるの?

一方で各々の元素を紹介する系統だったコンテンツはありませんでした。その理由としては、

  1. Wikipedia充実していて、新しく作るまでもない
  2. 周期律表なども国内外含め多く、作成紹介されていてオリジナリティに欠ける
  3. 化学の基本となるコンテンツではあるが、そもそも各スタッフの時間がなくつくれない

が挙げられます。しかしながら、昨年の嬉しいニュースに鼓舞され、元素コンテンツを新たにつくることとなりました。

題して、ケムステ元素の基本と仕組み」(仮称)

 

コンテンツの構成

基本となるコンテンツは、各元素の紹介、元素に関わる人物、元素に関するトピック、ニュース、そして元素関連書籍です。

懸念とされていてた、各元素の紹介は、代表自身が大学院生の時に執筆した以下の書籍を使います。

[amazonjs asin=”4798015911″ locale=”JP” title=”図解入門よくわかる最新元素の基本と仕組み (How‐nual Visual Guide Book)”]

2007年に発売されており、すでに3年ほど前に絶版となっていますが、実は以外に人気がありまして、4刷までいきました。出版社との契約期限も最近切れましたので、これを元に、加筆して公開したいと思います。すぐに、すべての元素というわけにはいきませんが、1週間に1つをめどに、2年ほどかけて全元素の紹介を公開していく予定です。それ以外にも、「化学者のつぶやき」「ケムステニュース」「世界の化学者データベース」「化学書籍レビュー」という主要コンテンツに過去、そしてこれから公開する記事に関しても関連付けして、一つの元素コンテンツをつくる計画を考えています。

 

いつ公開するの?

本年1月中をめどに公開したいと思います。各元素は原子番号1の水素から紹介していきます。比較的一般的にもわかるようにわかりやすくするつもりです。そのため、専門的な化学者たちには少し物足りないかもしれませんが、新しい情報を加筆して行く予定なので興味があればぜひ御覧ください。

 

それでは公開までもう少しお待ち下さい!

 

【追記 2016.1.21】本日、新コンテンツ「元素の基本と仕組み」をオープンしました。はじめの記事は水素。各種元素に関するトピックもまとめてあります。今後ともよろしくお願いいたします。

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4054058388″ locale=”JP” title=”美しい元素 (学研の図鑑)”][amazonjs asin=”4150504474″ locale=”JP” title=”スプーンと元素周期表 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)”]
Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 【第48回有機金属化学セミナー】講習会:ものづくりに使える触媒反…
  2. NaHの水素原子の酸化数は?
  3. 生体分子機械の集団運動の制御に成功:環境適応能や自己修復機能の発…
  4. カーボンナノベルト合成初成功の舞台裏 (3) 完結編
  5. アルツハイマー病に対する抗体医薬が米国FDAで承認
  6. マテリアルズ・インフォマティクスにおける回帰手法の基礎
  7. ロータリーエバポレーターの回転方向で分子の右巻き、左巻きを制御!…
  8. 穴の空いた液体

注目情報

ピックアップ記事

  1. リッター反応 Ritter Reaction
  2. 世界の中分子医薬品市場について調査結果を発表
  3. 第173回―「新たな蛍光色素が実現する生細胞イメージングと治療法」Marina Kuimova准教授
  4. 日本化学会 第11回化学遺産認定、新たに4件を発表
  5. 分子振動と協奏する超高速励起子分裂現象の解明
  6. 有機合成化学協会誌2024年4月号:ミロガバリン・クロロププケアナニン・メロテルペノイド・サリチル酸誘導体・光励起ホウ素アート錯体
  7. ムスカリン muscarine
  8. アレルギー体に抑制力:岐阜薬科大学長ら発見
  9. 化学者のためのエレクトロニクス入門④ ~プリント基板業界で活躍する化学メーカー編~
  10. 「第22回 理工系学生科学技術論文コンクール」の応募を開始

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2016年1月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目情報

最新記事

アクリルアミド類のanti-Michael型付加反応の開発ーPd触媒による反応中間体の安定性が鍵―

第622回のスポットライトリサーチは、東京理科大学大学院理学研究科(松田研究室)修士2年の茂呂 諒太…

エントロピーを表す記号はなぜSなのか

Tshozoです。エントロピーの後日談が8年経っても一向に進んでないのは私が熱力学に向いてないことの…

AI解析プラットフォーム Multi-Sigmaとは?

Multi-Sigmaは少ないデータからAIによる予測、要因分析、最適化まで解析可能なプラットフォー…

【11/20~22】第41回メディシナルケミストリーシンポジウム@京都

概要メディシナルケミストリーシンポジウムは、日本の創薬力の向上或いは関連研究分野…

有機電解合成のはなし ~アンモニア常温常圧合成のキー技術~

(出典:燃料アンモニアサプライチェーンの構築 | NEDO グリーンイノベーション基金)Ts…

光触媒でエステルを多電子還元する

第621回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所 生命・錯体分子科学研究領域(魚住グループ)にて…

ケムステSlackが開設5周年を迎えました!

日本初の化学専用オープンコミュニティとして発足した「ケムステSlack」が、めで…

人事・DX推進のご担当者の方へ〜研究開発でDXを進めるには

開催日:2024/07/24 申込みはこちら■開催概要新たな技術が生まれ続けるVUCAな…

酵素を照らす新たな光!アミノ酸の酸化的クロスカップリング

酵素と可視光レドックス触媒を協働させる、アミノ酸の酸化的クロスカップリング反応が開発された。多様な非…

二元貴金属酸化物触媒によるC–H活性化: 分子状酸素を酸化剤とするアレーンとカルボン酸の酸化的カップリング

第620回のスポットライトリサーチは、横浜国立大学大学院工学研究院(本倉研究室)の長谷川 慎吾 助教…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP