[スポンサーリンク]

一般的な話題

アステラス病態代謝研究会 2018年度助成募集

[スポンサーリンク]

研究者の皆さん科研費の結果がでましたね。喜びと悲しみの声が聞こえてきます。また、博士最後の年がはじまった博士課程のみなさんも次の行き先を考えて、学振などに応募する時期でもあります。そんなさなか、アステラス病態代謝研究会から、研究助成金と海外留学補助金の2018年度助成募集のご案内が参りました。

アステラスと名前がついているので企業の助成金かと思いきや、実は元々 病態代謝研究会 という名前で、生命科学研究、とりわけ創薬・治療法の開発・実用化研究を奨励し、国民の保健と医療の発展及び治療薬剤の進歩に貢献することを目的としている公益社団法人です。名前から医薬に関係していないと駄目なの?思われがちですが、対象はそれだけでなく、領域は特に問わず、有機合成化学、天然物化学等も含まれるそう。

それは素晴らしいということで、私も応募してみようと思ったのですが、よく考えたらここに出すとライバルが増えるではないか!と残念に思いつつ(苦笑)、折角なので情報までに。

詳細は、本財団のWEBサイトに掲載の応募要領にて御確認下さい。

研究助成金

趣旨

本財団は「疾患の解明と画期的治療法の開発に資する研究」であり、「独創性、先駆性が高い萌芽的研究提案」、あるいは、「臨床的意義の高い成果が期待できる研究提案」を支援します。領域は特に問わず、有機合成化学、天然物化学等も含まれます。

公募期間

日本時間 2018年4月1日(日)9時 ~ 6月15日(金)17時(厳守)

応募資格

日本国内で提案研究を実施する研究者

推薦は不要で、年齢制限はありません。応募要領の「5. 注意事項」に抵触しないことを御確認下さい。

助成金額

1件当たり200万円を50件に交付。総額1億円。

助成対象期間

2018年12月~2019年11月

選考方法

申請書の評価に基づいて選考委員会において交付対象候補者を選考し、理事会で決定します。

海外留学補助金

趣旨

将来の日本の生命科学の発展を牽引できる人材を育成することを目的として、基礎的な研究能力を修得した日本人研究者が海外の研究機関に身を置き、加速化する生命科学の変化を体感しながら、世界トップレベルの研究者と切磋琢磨するための留学を支援します。領域は特に問わず、有機合成化学、天然物化学等も含まれます。創薬科学分野の研究者からのご応募を歓迎します。

公募期間

日本時間 2018年4月1日(日)9時 ~ 6月15日(金)17時(厳守)

応募資格

2018年4月1日~2019年12月31日の期間に1年間以上の海外留学を開始する研究者

推薦は不要で、年齢制限はありません。応募要領の「4. 応募資格」と「5. 注意事項」に抵触しないことを御確認下さい。

助成金額

1件当たり最大400万円を11件に交付。総額最大4,400万円。

助成対象期間

海外留学開始日から1年間

選考方法

申請書の評価に基づいて選考委員会において一次選考通過候補者を選考し、理事会で決定します。

一次選考合格者に対して、二次選考として面接(国内外ともWeb会議システムを使用)を実施します。

問い合わせ先
公益財団法人アステラス病態代謝研究会 事務局
〒103−8411 東京都中央区日本橋本町 2−5−1
TEL:03-3244-3397;FAX:03-5201-8512
E-mail:byoutai-toiawase@jp.astellas.com

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 「銅触媒を用いた不斉ヒドロアミノ化反応の開発」-MIT Buch…
  2. 水素化反応を効率化する物質を自動化フロー反応装置で一気に探索
  3. 第99回日本化学会年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part…
  4. 工業製品コストはどのように決まる?
  5. MEDCHEM NEWS 31-3号「ケムステ代表寄稿記事」
  6. 金属ヒドリド水素原子移動(MHAT)を用いた四級炭素構築法
  7. 還元的にアルケンを炭素官能基で修飾する
  8. 2019年ケムステ人気記事ランキング

注目情報

ピックアップ記事

  1. 化学者のためのエレクトロニクス入門⑥ ~エレクトロニクス産業の今後編~
  2. 天然物の全合成研究ーChemical Times特集より
  3. 劣性遺伝子押さえ込む メンデルの法則仕組み解明
  4. 太陽電池バックシートの開発と評価【終了】
  5. 研究室の安全性は生産性と相反しない
  6. TPAP(レイ・グリフィス)酸化 TPAP (Ley-Griffith)Oxidation
  7. アセチレン、常温で圧縮成功
  8. フッ素をホウ素に変換する触媒 :簡便なPETプローブ合成への応用
  9. 旭硝子が新中期計画、液晶・PDPガラス基板事業に注力
  10. 【書籍】アリエナイ化学実験の世界へ―『Mad Science―炎と煙と轟音の科学実験54』

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2018年4月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

注目情報

最新記事

水-有機溶媒の二液相間電子伝達により進行する人工光合成反応

第662回のスポットライトリサーチは、京都大学 大学院工学研究科 物質エネルギー化学専攻 阿部竜研究…

ケムステイブニングミキサー 2025 報告

3月26日から29日の日本化学会第105春季年会に参加されたみなさま、おつかれさまでした!運営に…

【テーマ別ショートウェビナー】今こそ変革の時!マイクロ波が拓く脱炭素時代のプロセス革新

■ウェビナー概要プロセスの脱炭素化及び効率化のキーテクノロジーである”マイクロ波…

予期せぬパラジウム移動を経る環化反応でベンゾヘテロールを作る

1,2-Pd移動を含む予期せぬ連続反応として進行することがわかり、高収率で生成物が得られた。 合…

【27卒】太陽HD研究開発 1day仕事体験

太陽HDでの研究開発職を体感してみませんか?私たちの研究活動についてより近くで体験していただく場…

熱がダメなら光当てれば?Lugdunomycinの全合成

光化学を駆使した、天然物Lugdunomycinの全合成が報告された。紫外光照射による異性化でイソベ…

第59回有機反応若手の会

開催概要有機反応若手の会は、全国の有機化学を研究する大学院生を中心とした若手研究…

多環式分子を一挙に合成!新たなo-キノジメタン生成法の開発

第661回のスポットライトリサーチは、早稲田大学大学院先進理工学研究科(山口潤一郎研究室)博士課程1…

可視光でスイッチON!C(sp3)–Hにヨウ素をシャトル!

不活性なC(sp3)–H結合のヨウ素化反応が報告された。シャトル触媒と光励起Pdの概念を融合させ、ヨ…

化学研究者がAIを味方につける時代―専門性を武器にキャリアを広げる方法―

化学の専門性を活かしながら、これからの時代に求められるスキルを身につけたい——。…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP