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研究助成金及び海外留学補助金募集:公益財団法人アステラス病態代謝研究会

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2021年度が始まりました。悪い予想通り、コロナの影響は続き今年も自由に動けませんね。そんななかでも科研費の結果は通常通りでした。皆さんどうでしたでしょうか?

さて、科研費の採否に関わらず、本題の研究助成金に応募してみてはいかがでしょうか。今年から当該ホーページも新しくなり情報も整理されました。名前はかなり医学系に聞こえますが、創薬科学領域の応募も推奨しているようです。当サイトで公募を宣伝するようになったおかげで、20%ぐらい応募は増え、競争は激しくなっているようですが。

また同時に、海外留学研究助成も募集しています。今年は本当にいけるのか、その部分で不安が残りますが、獲得しなければ始まらないこともあるので、積極的に応募してみましょう。

研究助成金

<趣旨>

本財団は「疾患の解明と画期的治療法の開発に資する研究」であり、「独創性、先駆性が高い萌芽的研究提案」、あるいは、「臨床的意義の高い成果が期待できる研究提案」を支援します。領域は特に問わず、有機合成化学、天然物化学等も含まれます。

<公募期間>

日本時間 2021年4月1日(木)9時 ~ 5月31日(月)16時(厳守)

<応募資格>

日本国内で提案研究を実施する研究者

推薦は不要で、年齢制限はありません。応募要領の「5. 注意事項」を御確認下さい。

<助成金額>

1件当たり200万円を50件に交付。総額1億円。

<助成対象期間>

2021年12月~2023年9月

<選考方法>

申請書の評価に基づいて選考委員会において交付対象候補者を選考し、理事会で決定します。

 

海外留学補助金

<趣旨>

将来の日本の生命科学の発展を牽引できる人材を育成することを目的として、基礎的な研究能力を修得した日本人研究者が海外の研究機関に身を置き、加速化する生命科学の変化を体感しながら、世界トップレベルの研究者と切磋琢磨するための留学を支援します。領域は特に問わず、有機合成化学、天然物化学等も含まれます。女性研究者、創薬科学分野の研究者からのご応募を歓迎します。

<公募期間>

日本時間 2021年4月1日(木)9時 ~ 5月31日(月)16時(厳守)

<応募資格>

2021年4月1日~2022年12月31日の期間に1年間以上の海外留学を開始する研究者

推薦は不要で、年齢制限はありません。博士号取得済みもしくは留学開始までに取得見込みの研究者である。詳しくは、応募要領の「4. 応募資格」と「5. 注意事項」を御確認下さい。

<助成金額>

1件当たり最大450万円を11件に交付。総額最大4,950万円。

<助成対象期間>

海外留学開始日から1年間

<選考方法>

申請書の評価に基づいて選考委員会において交付対象候補者を選考し、理事会で決定します。

2021年度 応募要領 主な変更点】

《研究助成金》

助成期間:1年間→1年10ヵ月間へ延長

《海外留学補助金》

助成金額:最大 450万円

2020年度までは、他の助成期間から200万円をこえる海外留学助成を重複受領不可、2021年度より本補助金以外に他の助成機関等から200万円以上の留学助成を重複して受領することが留学に必要であると判断された場合、妥当な範囲内で許容する場合もあり、へと変更。

【研究助成金 2020年度実績】

2020年度の研究助成金には841件(男性661名、女性180名)の御応募を頂き、 厳正な選考の結果、50名(男性39名、女性11名)へ各200万円(総額1億円)を交付。

個人型研究 女性研究者 教室立上 留学より帰国後2年以内 ライフイベントとの両立
該当人数 20 11 27 16 7
割合 40.0% 22.0% 54.0% 32.0% 14.0%

【海外留学補助金 2020年度実績】

2020年度の海外留学補助金には176件(男性142名、女性34名)の御応募を頂き、厳正な選考の結果、11名(男性7名、女性4名)へ200万円から400万円(総額2,800万円)を交付。

2020年度選考結果_受領者一覧】

https://www.astellas-foundation.or.jp/assist/list/

【今年度の追加助成】

COVID-19研究に関する追加の研究助成

新型コロナウイルス感染症が拡大する中、アステラス製薬株式会社よりCOVID-19研究へ役立てて欲しいとのご意向から、500万円のご寄付をうけ、急遽、COVID-19研究助成枠を設定し、2020年度の研究助成申請の中から、COVID-19の治療や研究の進展が期待される優れた申請に対し助成。

 

COVID-19 禍に対する海外留学研究者支援

COVID-19 禍により、海外留学者が研究継続や生活面で困難な状況に陥らないように、

アステラス病態代謝研究会として支援、タイムリーな支援を行うため、支援対象者を本財団から海外留学補助を既に受領している、もしくは受領することが決定している研究者とした。研究者への現状確認の上、海外留学者および留学予定者34名中8 名に支援が必要と判断し、7 月末までに支援金をお支払いしております。結果、総額280 万円の支援を行いました。

《詳細》

https://www.astellas-foundation.or.jp/uploads/2020/08/20200811.pdf

問い合わせ先

公益財団法人アステラス病態代謝研究会 事務局

〒103-8411 東京都中央区日本橋本町2-5-1

TEL:03(3244)3397  FAX:03(5201)8512

E-mail: byoutai-toiawase@jp.astellas.com(問合せ専用

URL: https://www.astellas-foundation.or.jp/

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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